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グラナパダーノチーズとは?美味しい食べ方やパルミジャーノとの違い!

あなたはチーズが好きですか?

独特の香りと濃厚な味わいから、さまざまな料理にはもちろん、そのまま食べても美味しいですしもちろんアルコールのおつまみにもぴったりです。

世の中にはたくさんの種類のチーズがありますが、今回紹介するのがグラナパダーノチーズ。

多くの日本人の間ではあまり知られていないグラナパダーノチーズの味や臭い、歴史、パルミジャーノとの違い、美味しい食べ方やとっておきのレシピなどについて解説します。

グラナパダーノチーズとは?味や臭い、などの特徴や保存方法!

グラナパダーノチーズとはイタリアを本場とする、原料に牛乳を使用したチーズです。

チーズの外皮はかなり厚く、また茶褐色でとても硬いのが特徴となっています。

朝と夕方に牛から絞った牛乳を約5~7時間ほど休ませ、全体ではなく部分的に脱脂をして作られます。
そのため脱脂分が少なく、まとまりがないボロボロとした口どけになるのです。

食感はザラザラしていますが、味は優しくしっとりとしています。

牛乳の甘みが残り、コクと旨味が上手にマッチする味わいです。

臭いも抑えられており、チーズ特有の臭さは少ない印象です。

イタリアの家庭ではポピュラーなチーズで、「キッチンズハズバンド(台所の旦那さん)」と呼ばれている程でどの家庭にも必ず冷蔵庫内にあると言われています。

グラナパダーノチーズは水分が少ないことから、長く保存することが可能です。

プラスチックなどの保存容器に入れるかサランラップで包み、冷蔵庫へ入れましょう。

冷凍はおすすめできませんが、粉状のものであれば問題ありません。

グラナパダーノチーズの歴史や名前の意味、由来

グラナパダーノチーズはイタリアが本場のチーズであることは前述しました!

イタリア語でグラナは「粉状」を、そしてパダーノはイタリア北部にあるポー川流域の平野部を指す言葉。

つまり日本語で「パダーノ平野の粉状チーズ」という意味ですね!

歴史は12世紀頃までさかのぼります。当時パダーノ平野一帯で生活をしていた修道院の修道士たちが、作り始めました。

熟成期間が短くて済むことから生産数が上がり、徐々にイタリア全土へと広がっていったのです。

グラナパダーノとパルミジャーノとの違い

グラナパダーノチーズはその見た目が似ている事などからパルミジャーノと比較されることがよくあります。

味似ているうえ基本な作り方、2つの栄養価及び成分はほぼ同じです。

では両者の違いはどこにあるのでしょうか?

・まず熟成期間が異なります!

グラナパダーノチーズの熟成期間が9カ月なのに対し、パルミジャーノは最低熟成期間が12か月以上という決まりがあります。

グラナパダーノチーズの熟成期間の方が短いことから、優しくてまろやかな味わいとなっています。

・牛に与える飼料が異なります!

グラナパダーノチーズは飼料に干し草わら、サイレージなどを使用しています。

それに対しパルミジャーノではサイレージ(サイロ貯蔵の飼料や醗酵した飼料)が禁止されています。

熟成期間が長くなればなるほど干し草の香りがしてくるのもパルミジャーノとの大きな違いです。

・厳密には作り方にも違いがあります!

グラナ・パダーノは、1回または2回の搾乳から脂肪分を分離させて作ります。

それに対しパルミジャーノは、一晩寝かせた牛乳から脂肪分を分離させたものと、その日の朝搾りたての牛乳を混ぜて作ります。

まとめると

より厳しい基準で作られたパルミジャーノ、その廉価版がグラナ・パダーノと捉えると分かりやすいかもしれません。

グラナ・パダーノは市場価格的にパルミジャーノの2/3ほどのお値段になっています。

価格的にも手に取りやすいグラナ・パダーノはイタリアのハードチーズの中でもっとも流通量が多く庶民に親しまれています!


グラナパダーノチーズの美味しい食べ方&レシピ

グラナパダーノチーズの美味しい食べ方は?

グラナパダーノチーズは優しい味わいなので、ほぼ全ての料理に良く合います。

肉料理や魚料理、グラタン、パスタなど、何でも美味しいですよ!

熟成が進んだものは塩気が増してくるので、そのまま食べるものおすすめです。

また本場イタリアでは、20カ月以上熟成させたものはバニラアイスや洋ナシと一緒に食べられたりもします。

そんなグラナパダーノチーズを使用した、とっておきのレシピを紹介します!

グラナパダーノチーズの鶏肉サラダ!!

◇材料(3人分)◇
鶏胸肉 2枚
MIXサラダ 600g
クルトン  適量
グラナパダーノチーズ 適量☆ドレッシング
マスタード 少々
塩小 適量
黒コショウ 適量
砂糖 小さじ1/4
昆布だし 小さじ1/2
白ワインビネガー 小さじ2
オリーブオイル 小さじ3

 

◇レシピ◇

  1. 鶏胸肉の皮をカリっとするまで焼き、その後10分間蒸し焼きにする
  2. 焼きあがった鶏胸肉を冷まして、食べやすい大きさにカットする
  3. ドレッシングの材料を混ぜ合わせる
  4. 大皿に鶏胸肉、MIXサラダ、クルトンを乗せ、ドレッシングとスライスしたグラナパダーノチーズを上からかければ完成

※サラダにはアボカドやプチトマトなどお好きな野菜を盛り付けて楽しんでください!

まとめ

グラナパダーノチーズはイタリアを本場とする、原料に牛乳を使用したチーズです。

パルミジャーノと比べて熟成期間が短いため、優しい味わいが特徴です。

どのような料理にも相性は良いですが、長く熟成させたものは塩気が強いので、そのまま食べても美味しいですよ。

今回紹介したおすすめレシピなども参考にして、美味しくグラナパダーノチーズを楽しんでくださいね。