トッカルビという食べ物を知っていますか?
たくさんある韓国料理の中でも、特に若者を中心に人気を集めている一品で韓国を訪れる日本人の間でも話題になっています。
今回はまだあまり知られていない韓国料理のトッカルビについて、味や効能、歴史、良く間違えられるタッカルビとの違い、そして自宅でも簡単に作れる作り方のレシピなどについて詳しく紹介していきます。
韓国料理トッカルビとはどんな料理?
トッカルビはひき肉を使った韓国風のハンバーグのような料理です。
→韓国語では『떡갈비』と表記され、そのままトッカルビと読みます。
元々は牛バラ肉を叩いて、ネギやショウガ、ニンニク、梨で味付けをした後で、牛のあばら骨上に乗せて焼かれていました。
しかし現在では牛バラ肉だけでなく、豚肉や鶏肉を混ぜたものが主流となり、牛バラ肉のみを使用したものは韓牛トッカルビと区分けされています。
トッカルビはソースなどはかけずにそのまま食べるのでしっかり味が付いて一口噛むと、中から肉汁が飛び出して風味が口の中に広がっていきます。
肉の食感も程よく残っていて、まさに「肉を食べている!!!」感があり、個人的にはハンバーグよりもジューシーのように思います。
”ハンバーグ”には普通入れないニンニクやショウガなどの香りが食欲を促進してくれます。
タンパク質を多く含む牛肉や豚肉、滋養強壮効果があるニンニクやショウガ、ネギなどで、元気をチャージしたい時におすすめですよ!
トッカルビの歴史や韓国語の意味、由来

トッカルビのトッは餅を、カルビは骨付きの牛バラ肉という意味です。
・カルビが餅の様に平べったい形になっていること、または餅の様に柔らかい食感であることからトッカルビの名前が付けられたと言われています。
韓国南西部にある光州広域市がトッカルビの起源、1950年代から食べられるようになったと言われています。
当時はトッカルビという名前ではなく、高齢者でも食べやすい食感や味付けであったことから「老カルビ」と呼ばれていたそうです。
徐々に人気が広がっていき、1970年頃に全羅南道潭陽郡で現在のトッカルビの名前が付けられました。
現在でもトッカルビといえば光州広域市や全羅南道潭陽郡が有名で、トッカルビを食べられるお店がたくさんあります。
トッカルビの”トッ”はお餅の意味ですが、実際にお持ちを包んで作られるトッカルビも人気になっています!
トッカルビとタッカルビの違い
トッカルビと名前が似ていてよく間違えられる料理に、タッカルビがあります。
しかし結論から言うと名前が似ているこの2つですが全く別の料理です!
タッカルビは”タッ”が鶏の意味、ということで鶏肉料理。
一口大の鶏肉をタマネギやキャベツ、餅、コチュジャン、醤油、唐辛子などと一緒に大きな鍋や鉄板で味付けしたものです。
日本でもとろとろのチーズに甘辛い鶏肉を絡ませて食べるチーズタッカルビが流行していますよね!
トッカルビはもうご存知のようにハンバーグのようなひき肉料理。
どちらもとっても美味しいお肉料理ですが全く違う料理なのでお間違いのないように!!
トッカルビ、作り方のレシピ!
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最後に自宅でも簡単に作れトッカルビの作り方レシピを紹介します。
ハンバーグと違う味・食感を是非お家で味わってみてください!
牛ひき肉 600g
トッポッキ お好みで
長ネギ 適量
おろしニンニク 大さじ1
おろしショウガ 小さじ2
ごま 適量
☆調味料
醤油 大さじ5
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ3
ゴマ油 大さじ3
ごま 大さじ2
コショウ 少々
◇作り方
- 長ネギをみじん切りに、エリンギは薄くスライスする
- ボールに牛ひき肉におろしニンニクとおろしショウガ、刻んだネギを入れ、さらに調味料を全て入れる
- 肉に粘りが出るまで良く混ぜる
- 粘りが出た肉で、トッポッキを1本ずつ包んでいく
- フライパンに油を引いて熱する。中火と弱火で、肉とエリンギをじっくり焼き上げる
- 肉に火が通ったらごまを振りかけて完成!
韓国ではトッポッキを包まないトッカルビやトッポッキの代わりにエリンギを包んで焼いたトッカルビもよく食べられています。
お好みに合わせアレンジして楽しんでみてください!
まとめ
トッカルビは韓国料理で元々は叩いた牛カルビ肉にニンニクやショウガ、コチュジャンなどの調味料を混ぜて焼いたものですが、そこから現在のようなカタチに進化していきました。
見た目はハンバーグの様ですが、ハンバーグよりもショウガ・ニンニクなどでふくよかな風味に仕上がり、食べると香り・旨味が口の中に広がります。
材料がそろえば自宅でも簡単に作ることができるので、ご家庭でも是非チャレンジしてみてくださいね。