チーズには様々な種類があり、とても奥深い食べ物の1つですね。
数あるチーズの中でも食べ方が面白い物があるんです。
今回は、そんなチーズの中でもモンドールチーズのご紹介です。
→モンドールとはどんな意味?臭いや味、おいしい食べ方は?といったギモンが全て解決、是非最後までご覧ください!
モンドールとはどんなチーズ?
モンドールチーズは表面に菌を付着させ熟成させていくウオッシュタイプのチーズです。
熟成の過程で塩水やお酒を用いて外側の皮の部分を洗浄するのがウオッシュタイプの特徴です。
フランスとスイスの両国で主に生産されているチーズで
- フランスで生産されたものをモンドール。
- スイスで生産されたものをヴァシュラン・モン・ドール
という名前になります。
そして驚きなのがモンドールチーズは完全手作業で作られており、生産と販売の時期が限定されています。
生産時期は8月~翌年の3月頃まで・販売時期は9月~翌年の5月頃までとわずか7カ月ずつとなっています。
通常チーズは通年で生産されるものですが、フランスで製造の許可がおりている期間のみの生産となっています。
形状は直径約15cm・高さ5cmほどの円盤状をしています。
もみの木の樹皮で側面を囲まれており、さらにもみの木の箱に入っています。
熟成が進むと、非常に柔らかくなるため、型崩れ防止のため囲われています。
原料は牛乳で、ウオッシュタイプのため臭いはかなり強いのですが、味は非常にクリーミーで、濃厚なのが特徴です!
トロトロの食感がクセになってハマる方が多異様で、数あるチーズの中でもかなり食べやすい部類に入るのではないでしょうか。
匂いと味にギャップがあるんですね!?
フランスでは1981年に、そしてスイスでは2003年にAOCを取得しています。
市場値段はというと400gで3000円程度と安くありませんが、是非一度お求めになってはいかがでしょうか。
モンドールの起源やことばの意味
モンドールチーズはフランスとスイスの国境付近のジュラ山脈の中にあるモンドール山周辺にて手作業で作られています。
名前の由来は産地から来ており、モンドール(Mont d’Or)は和訳すると「金の山」という意味になります。
まさに金と同じくらい貴重で価値があるものとされているんですね!?
起源に関しては断定できるような情報が現地でも少なく、
- 13世紀後半には現在のモンドールに類似しているチーズの製造が行われていた
- 18世紀半ばにはモン・ドールの原型となったチーズが作られていた
など様々な情報があり定かではないようですね。
モンドールチーズのおいしい食べ方
食べる前に冷蔵庫から出しておき、室温に馴染ませましょう!
→柔らかくなめらかになりますのでここはガマン。
①
まずはそのままスプーンですくって食べてみて下さい。
匂いは強いですが、濃厚な味が口いっぱいに広がりチーズ好きにはたまらないクリーミーさとなっています。
②
上部の皮の円周に沿ってナイフで切り込みを入れ、パカッと上部を取り外し中身をパンやクラッカー、野菜に付けて食べましょう。
一手間加えてもっと美味しく
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モンドールチーズに一手間加えてもっと美味しく食べる方法!
- チーズ上部の皮を切り、白ワイン(辛口がベストです。)を加えて混ぜます。
- にんにくのみじん切りやパン粉、ブラックペッパーをお好みで上に振ります。
- アルミホイルで周囲を包みます。(もみの木の箱ごと包みましょう。)
- それから予熱した200度のオーブンで約20~30分ほど焼きましょう。
- パン粉に焼き色がつき、ぐつぐつとしてきたら完成です。
モンドールチーズフォンデュになりますので、生野菜につけて熱いうちに食べて下さいね。
パンはもちろん茹でたじゃがいもやブロッコリー、マッシュルーム、そしてハムとも合いますよ!
※ アルミホイルで巻かないと木が焼け焦げてしまうので注意して下さい!!
こんなワインと合わせて!
一般的にモンドールとワインの相性は良いとされていますが、樽熟成された白ワインと良く合いますね。
→モンドールが木の容器を使用している関係もあります。
渋みなどが強すぎる赤ワインの場合、好みが別れる可能性があるので注意が必要です。
モンドールの食べごろ
賞味期限の5~10日前が食べ頃とされているため、それまでは密閉容器に入れて
冷蔵庫のチルド室で保管しましょう。
期間限定のチーズという事もあり、その日が待ち遠しくなりますね。
まとめ
モンドールチーズのご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
匂いは強めですが、トロトロの食感が好きな方はハマる方が多いですね。
紹介したモンドールチーズフォンデュはおしゃれな一品ですし”映える”ので是非お試し下さい(笑)
最後までご覧頂き誠に有難うございました!