世界にはその国特有の料理があり味はもちろん、使用する材料も日本とは違っているものがあって面白いですよね。
ラタトゥイユという料理を聞いたことはありますか?
日本でも有名なので、実際に食べたことがある人も多いのではないでしょうか?
今回はラタトゥイユの味や言葉の意味、カポナータとの違い、自宅で作れる簡単レシピなどを紹介します。
もくじ
ラタトゥイユとは?味や特徴
ラタトゥイユ(ratatouille)は、夏野菜煮込んだフランス南部プロヴァンス地方、ニースの郷土料理です。
トマトのさわやかな酸味と、ニンニクとオリーブオイル、ハーブ類の香りが口の中に広がります。
主な材料は野菜だけですが、じっくり煮込まれた野菜から甘みとコクが染み出して、素材の味を楽しむことができる料理です。
そして最近欧米では
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こんな感じで素材をスライスして作るのが流行しています!
確かに見た目がオシャレでより写真映えしますもんね。
ラタトゥイユの歴史や起源、言葉の意味
ラタトゥイユはフランス南部プロヴァンス地方、ニース周辺で生まれました。
南フランスの方言からRatatohlaから名前が付けられ、18世紀末から野菜の煮込み料理を表すようになりました。
もともとは- Rata(ラタ)はスラングで「ごった煮」
- touille(トゥイユ)は”Touiller”という「かき混ぜる」
の意味からきています。
当時は刑務所や軍隊で出されていた料理で、あまり良いイメージではありませんでした。
日本で言うところの、臭い飯です(汗)
今でも美味しくない料理であったり、貧しい料理としてフランス人の中で例えられることがありますが、新鮮な夏野菜で作られたラタトゥイユはニース名物として知られています!
ラタトゥイユとカポナータとの違い
ラタトゥイユはその見た目が似ているカポナータ(Caponata)と混合されがちです。
こちらはカポナータ
同じトマトを使った煮込み料理ですがその違いはというと
カポナータは南イタリアのシチリア地方発祥の料理で、カラッと揚げたナスにワインビネガーや松の実を使い甘酸っぱい味に仕上げるのが特徴。
方やラタトゥイユはナスではなくズッキーニをメインに使用し、香草とワイン、塩で味付けされています。
見た目は似ていますが、調理方法や味が違うというわけです!
自宅で作れるラタトゥイユの作り方とパスタアレンジレシピ
それでは自宅で簡単に作れるラタトゥイユの作り方と、パスタへのアレンジレシピを紹介します。
自宅で作るラタトゥイユのレシピ!
・ホールトマト 1缶
・ニンニク 2片
・タマネギ 小2個
・ズッキーニ 2本
・ナス 2本
・パプリカ赤と黄 それぞれ1個
・白ワイン 4分の1カップ
・オリーブオイル 大さじ2
・コンソメ顆粒 小さじ1
・ローリエ 適量
・塩 適量
・コショウ 適量
□作り方
- ナスとズッキーニは3センチ幅の半月切り、タマネギは2センチ角、パプリカは乱切りにします。ボウルにズッキーニとナスを入れて、コンソメ顆粒をまぶしておきます。
- オリーブオイルをフライパンに敷いて、弱火にかけます。タマネギとニンニクを入れて、軽く炒めます。
- コンソメ顆粒にまぶしたズッキーニとナスをフライパンに加えます。
中火で柔らかくなるまでじっくり炒めます。パプリカも入れて、オリーブオイルが全体にまわるように炒めます。 - ホールトマトを粗くつぶします。缶に残っている汁ごとフライパンに加えます。
白ワインとローリエも加えて、フタをして弱火にします。20分ほど煮込みます。 - フタを開けて軽く混ぜます。水分を飛ばしてとろみが付いたら、塩とコショウで味を調えます
最後に汁気を飛ばして、とろみを付けるのがポイントです!
ラタトゥイユを使ったパスタへのアレンジレシピ
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・上記で作ったラタトゥイユ
・パスタ麺 適量
・ニンニク 適量
・オリーブオイル 適量
・牛乳 適量
◇作り方◇
・パスタ麺を固めに茹でます。
・フライパンにオリーブオイルを敷いて、みじん切りにしたニンニクを炒めます。
・ラタトゥユと牛乳を加えて火を通し、パスタの麺を入れて混ぜ合わせます。
トマトの甘みと牛乳のクリーミーさがこってりと絡みあう、ラタトゥイユを使った美味しいパスタです。
現地ではペンネなどのショートパスタで作られる事も多いです。
おかずっぽく食べたい時はそちらもぜひ!
【まとめ】
ラタトゥイユはニース地方が発症の、夏野菜を使った煮込み料理です。
野菜の甘みとコクを感じることができる、美味しい料理です。
自宅でも簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください!