あまり聞き馴染みのない「グリエールチーズ」。
一体どのようなチーズなのでしょうか?
ここではグリエールチーズについて、臭いなどの特徴や起原、美味しい食べ方などを紹介していきます!
もくじ
グリエールチーズとはどんなチーズ?味、臭いは?
グリエールチーズはスイスのグリュイエール地方発祥のハードタイプチーズです。
日本ではグリエールチーズと呼びますが、現地では「グリュイエールチーズ」と呼ばれています。
スイスでは「エメンタール」と並んで国内最大の生産量を誇り、”スイスの女王様”とも呼ばれています。
※現在では”フランス産”のグリエールチーズもあります。
牛乳から作られるハードタイプのチーズで、表皮は黄褐色で硬さがあり、中は薄黄色でしなやかさがあります。
グリエールの大きさや重さ
大きさは高さ9.5〜12cm、直径55〜65cmの円盤型です。
数字ではあまり想像がつきにくいかと思いますが、大体2リットルのペットボトルを2本並べたくらいの直径になります!かなり大きいですね。
重さも25〜40kgと、とてもずっしりしたチーズです。
グリエールチーズを1つ作るのには400〜500リットルの牛乳を使われます。
2リットルのペットボトルを200本分…かなりの量ですね!?
そして塩水で拭きながら6ヶ月以上熟成させる必要があるため、かなりの手間がかけられたチーズだと言えます。
味や臭い
味はクリーミーかつ濃厚で、少し酸味があります。
塩味が薄いため、ワインだけでなくコーヒーや紅茶との相性も良いです。
匂いは流通量の多い『パルミジャーノチーズ』と似ていると言われ、こちらにも若干の酸味を感じるかもしれません。
発酵が進むとその匂いはキツくなる傾向があり好みが分かれるかも。。。
かなりの期間熟成させている=クセの強い匂いと味、というように想像する方もいるのではないでしょうが実は、そのようなことはありません。
むしろクセがなくて食べやすいチーズだと言われているんですよ!
グリエールチーズの美味しい食べ方は?
それでは、グリエールチーズはどのようにして食べるのが美味しいのでしょうか!?
もちろん、そのまま食べるのも美味しいです。
その時はブラックペッパーを一振りするとさらに美味しいですよ。
そして熱を加えるとさらに旨味が増すので、調理して食べるのもオススメです。
特に、チーズフォンデュにも使われることで有名です。
グリエールチーズの良さが存分に引き出され美味しく頂くことが出来ますよ!
またオニオングラタンやキッシュ、クロックムッシュなどに使用しても美味しいです。
シンプルでしっかりとした味わいのチーズなので、チーズそのものを楽しめるような料理に向いていると言えますね。
グリエールチーズを使った美味しいパスタのレシピ!
さて、今回はグリエールチーズを使用したパスタのレシピをご紹介します!クリームソースにグリエールチーズを加えることで、濃厚な味わいを楽しむことができるレシピになっています♪
グリエールを使ったシンプルクリームパスタ! ※材料(2人前)
- スパゲティ 180g
- ベーコン 4枚
- たまねぎ 1/2個
- オリーブ油 大さじ1
- バター 20g
- 生クリーム 120g
- コンソメ 小さじ2
- 白ワイン 大さじ4
- グリエールチーズ 20g
- 塩コショウ 適量
◇作り方◇
- スパゲティをあらかじめ茹でておきます。
- ベーコン、たまねぎをそれぞれ食べやすい大きさに切ります。
また、グリエールチーズも溶けやすいように小さくスライスしてください。 - フライパンにオリーブ油をひき、バターを入れて溶かします。
- フライパンが温まってきたらベーコンとたまねぎを入れ、炒めます。
- 少し火が通ってきたころに、白ワインも加えてください。
- たまねぎがしんなりしてきたら、スパゲティの茹で汁をおたま一杯分加えます。
そして生クリームとコンソメを加え、弱火に落とし、よく混ぜ合わせてください。 - 混ざってきたところで、グリエールチーズを加えます。
さらによく混ぜながら、塩コショウで味付けしていきます。 - 茹で上がったスパゲティを加え、ソースに馴染ませたら完成です!
お好みでバジルや更に”いつもの”粉チーズを振りかけても良いですね(笑)
普段のクリームソースとはひと味違った、コクがあってまろやかな味わいのパスタです。
今回使用した具材はベーコンとたまねぎでしたが、キノコやサーモン、ほうれん草などにも合うので、是非色々な具材で試してみてください!
グリエールチーズの臭いや食べ方、パスタレシピのまとめ
いかがでしたか?グリエールチーズはクセがなく、日本人にも食べやすいチーズとなっています。
熟成期間6ヶ月と、非常に手間をかけて作られるチーズですので、他にはない濃厚な味わいが特徴です。
ぜひ、一度お口にしてみてください!