ザッハトルテというお菓子を知っていますか?
スイーツが大好きな人は、恐らくピンときていますよね。
でも、あのうっとりするような美味しさの裏には、大変な歴史があったことはご存知でしょうか?
ここではザッハトルテの”言葉の意味”や起源と特徴、そしてかんたんおいしいレシピをご紹介いたします!
ザッハトルテとはどういうもの?その特徴
小麦粉、バター、砂糖、卵、チョコレートなどを使ったバターケーキがベースとなっていて、その上にアンズジャムを塗り、チョコレート入りのフォンダン(糖衣)でコーティングしたものです。
スポンジを上と下に切り分け、その間にアンズジャムを塗るのがポイントですね!
オーストリアにある「ホテル・ザッハ」そしてウィーン王室御用達だった「洋菓子店デメル」の2箇所で作られているお菓子で、見た目通りとてもこってりとした、濃厚な味が特徴です。
この2種類のザッハトルテには、違いがあります。
ホテル・ザッハのほうは、アンズジャムがチョコレートスポンジに挟んであり、デメルの方は、同じジャムが表面にのみ塗られています。
ザッハトルテの起源、歴史や意味は?

ザッハトルテは200年ほど前から存在するチョコレートケーキの1種です。
1814年に、オーストリア帝国の政治家”クレメンス・メッテルニヒ”のもとで働く菓子職人の「フランツ・ザッハー」が考え出しました。
彼がウィーン会議に出席する貴族たちのために作った今までにない新しいデザートがザッハトルテです。
ザッハトルテはとても好評で、次の日にはウィーン中の話題になったというほど。
当時ザッハーはまだ16歳でしたが、ザッハトルテの成功から大きな財産を得て、料理人としての地位を不動のものとします。
後に息子のエドワードが「ホテル・ザッハ」を開業し、ザッハトルテは門外不出のレシピとして、そのホテルのレストランとカフェで提供されていました。
しかし、エドワードの息子がホテル・ザッハを財政難に追い込みます。
その財政難をザッハトルテの販売権を得ながら、ホテルに資金援助をしていたのが「デメル」です。しかし、ホテル・ザッハ側は、デメルがザッハトルテの名称を用いることが気に入らず、裁判にまで発展します。
結果はホテル・ザッハが勝利しホテル・ザッハのものは「オリジナル」として、デメルは「製造許可」を取得し、今のような形になっています。
「ザッハトルテ」は、ここまでの由来や歴史を見ても分かるように、オリジナルの「ホテル・ザッハ」で扱われているチョコレートケーキと、洋菓子店「デメル」で提供される2種類のものが「ザッハトルテ」と呼ばれます。
言葉の意味
ザッハトルテ(Sachertorte)はオーストリアの公用語であるドイツ語です。
- 作り出した”フランツ・ザッハー(Sacher)”の名前
- ドイツ語で”トルテ(torte)”はケーキのこと
という事で直訳すると『ザッハーのケーキ』と言う意味になりますね!!
ガトーショコラとの違いは?
ガトーショコラは、フランス語でチョコレートやカカオパウダーを含むケーキを「ガトー・オ・ショコラ」と呼ぶことから、ガトーショコラと言う呼び名が広まったと言われています。
つまり「ガトーショコラ」はチョコレートケーキ全般の呼び名であり、「ザッハトルテ」は、チョコレートケーキの中の1種類だけという事になります!
そしてザッハトルテの特徴はやはり生地の間のあんずジャム(アプリコットジャム)の有無が大きなポイントと言えますね!
ザッハトルテの簡単レシピ

”正式”なザッハトルテは、なかなか食べられるものではありませんが、簡単に作って味わえるレシピをご紹介します!
<簡単おいしいザッハトルテの材料>
バター(80g)
小麦粉(薄力粉70g)
ココアパウダー(10g)
板チョコ(2枚)
砂糖(30g)
生クリーム(100ml)
卵(4個を卵黄と卵白に分ける)
□簡単おいしいザッハトルテの作り方
- まず、オーブンは150度に予熱し、バターを室温に出し柔らかくしておきます
- 薄力粉ココアパウダーは合わせてふるい、板チョコは溶かしておきましょう。
- ボウルにバター、砂糖を入れよく混ぜ、さらに卵黄を加えて混ぜます。
そこに溶かしたチョコを加えよく混ぜ合わせます。 - ボウルに卵白を入れて泡のようにふわっとなるまで泡立てて、砂糖を3回に分けて加えます。
- 作った生地に②のメレンゲを加え、ゆっくりと丁寧に混ぜます。
- 合わせたふるった薄力粉、ココアパウダーを5回くらいに分けて加え、へらですくいあげるようにして混ぜます。
- 型に入れ軽く叩いて表面を平らに慣らし、150度のオーブンで約40~50分焼きます。焼きあがったら型を軽く叩きつけて完全に冷ましましょう。
☆コーティング
- 生クリームをレンジで沸騰直前まで温める
- ここに刻んだチョコレートに加え、ゆっくり混ぜながら溶けたら、上から一気に生地に流しかけます。
コーティングの際、生クリームを温める時にブランデーを大さじ1杯入れるとより本格的な香りになります!
生地を2枚重ねて間にあんずジャムを塗るとよりまさに本場の味になります!
もしお家で余っていたら入れてみてください!
まとめ
オーストリア・ウィーンの銘菓といえばこのザッハトルテです。
歴史やレシピを知ると、ホテル・ザッハとデメルの2種類のザッハトルテを、是非1度でも良いから食べ比べてみたいと思いませんか?
いつかはウィーンで!!!(笑)