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スペインの伝統料理コシードとは?その起源からレシピまで紹介!!

寒い日には温かい料理が恋しくなります。

日本には鍋や湯豆腐、シチューなどたくさんの温かくて美味しい料理がありますよね。

スペインそしてお隣のポルトガルの伝統料理・コシードという名前の料理を聞いたことがありますか?

日本ではあまり馴染みのない料理ですが、とても美味しくて体が温まるスペイン料理です。

今回はコシードの特徴や味、歴史、そして簡単激うまレシピなどを紹介します。

誰でも簡単に自宅で作ることができるので、必見ですよ♪

コシードとは?特徴や味、食べ方など

コシード1

✔️コシード(Cozido)とは肉と野菜から作られたシチューのようなもので、スペイン・ポルトガルの伝統料理です。

スペインやポルトガルの中でも地域によって用いられる材料が異なるほか、家庭によっても材料が違ったりと作り手の個性がはっきり出るのが特徴。

一般的にスペインでコシードと言う場合は、マドリード地方のコシードを指すことがほとんどです。

豚の脂身、牛骨、鶏肉、ハムの骨、ニンジン、大根などでスープを作り、キャベツやジャガイモ、ヒヨコ豆などを加え作られます。

 

たくさんの旨味が詰まった材料をじっくり、そしてコトコトと煮込んで作られるのですが、ハーブやスパイスは使用されず、調味料は塩だけのことが多いため、材料本来の味が際立ちます

肉や野菜自体が新鮮だと、コシードもそれに比例して美味しくなります。

”スペイン風ポトフ”とも言われているこちらはスペインと同じイベリア半島の国、ポルトガルでも食べられています

その食べ方にも特徴アリ

お皿によそってそのまま食べるだけではないコシード。

その食べ方は

  1. コシードは初めにスープだけにパスタを入れて、前菜として食べます。
  2. その後で肉や野菜、豆類などを各自お皿に取って食べます。

と1つの料理を2つに分けて楽しむことができるのも特徴です!

コシードの歴史や起源、言葉の意味

コシードは元々、ユダヤ人が作った料理と言われています。

十字軍遠征時代の前、スペイン北部にはユダヤ人が住んでいました。
ユダヤ教では金曜の日没後から土曜の日没までを「サバト」と呼び、料理を含めた一切の労働が禁止されています。

ユダヤ教徒は前日に鍋の中に材料を入れて火にかけて、サバトに備えていました。

この頃はまだお粥のようなものだったそうです。

この料理が時代を経過するにつれて中身が変化して、現在のコシードになったといわれています。

コシードとはスペイン語で「煮込み」を意味しています

コシードのレシピとかんたんアレンジ

コシード2

コシードは自宅でも作れることができます。
簡単に作れる激うまのレシピと、ちょっと変わったアレンジレシピを紹介します。

□材料(4人分)

・乾燥ヒヨコ豆 200グラム(前日の夜に、3リットルの水に戻しておく)
骨付き豚バラ肉 200グラム
牛バラ塊 200グラム
・鶏手羽先 2本
・塩漬けラード 50グラム
・ソーセージ2本
・ニンジン 1本
・ジャガイモ 2個
・大根 5センチ分
・タマネギ 4分の1個
・セロリ 1本
・キャベツ 4分の1玉
・ニンニク 1片
・塩 適量
・水 適量
・ショートパスタ 50グラム

 

□作り方

  1. ニンジンと大根はブツ切り、ジャガイモは4等分、ニンニクはスライスにします
  2. 鍋に骨付き豚バラ肉、牛バラ塊、鶏手羽先、ニンニクを入れて、水から茹でます
  3. 沸騰したらアクを取って、ヒヨコ豆を投入します
  4. 塩漬けラード、ニンジン、ジャガイモ、大根、タマネギ、セロリ、キャベツを入れます。塩で味を調えて、30分ほど煮込みます
  5. ソーセージにフォークで穴をあけて、鍋に入れます。10分くらい煮込みます
  6. 具材を別皿に取って、ショートパスタをスープで茹でます。塩で味を調えれば完成です

素材の数は多いですが、味付けはとってもシンプルなのでカンタンです。

お肉は”骨付き”&”豚バラ”といった骨や脂から旨味がたくさん出るものを選ぶとよりコクが出て美味しくなりますよ!

カンタンおいしいアレンジ

上記レシピで野菜を入れる際に、ホールトマトをカットして入れてみてください

トマトの甘みと酸味が加わって、いつものコシードとは少し違った味を楽しむことができますよ!

まとめ

コシードはスペイン・ポルトガルの伝統料理で、肉や野菜を煮込んで作る温かいシチューです。

ユダヤ人が作った料理が由来とされています。

パスタを合わせるなどの食べ方ができるのも面白いですよね。

材料さえそろえてしまえばあとは長時間煮込むだけで完成と簡単、自宅でも作ることができるのでぜひ試してみはいかがでしょうか!