イタリアで親しまれている「タラーリ」。
日本ではあまり馴染みがありませんが、現地ではおやつやおつまみの定番のパンとして知られています。
今回はそんなタラーリについてその味や美味しい食べ方、カンタンレシピも紹介していきます!
もくじ
タラーリとはどんなパン?
タラーリとは、南イタリアのカンパニア州とプッリャ州が発祥の伝統的な固形パンで、ドーナツのような形状をしています。
『Taralli』と表記し、現地の発音で聞くと「タラッリ」と聞こえます。
ほどよく塩味がきいており、パンというよりはクッキーやクラッカーのような感じで、サクサクとした食感が特徴です。
レストランで、アンティパスト(前菜)として出てくることもあります。
ひとくちにタラーリと言っても、その種類は様々で大きさによって名前が違います。
通常4〜4.5cm程度のものをタラーリと呼んでおり、2.5cm程度の小さいものは「タラリーニ」と呼ばれています。
また作られる地域によってその素材も違っています。
カンパニア州のタラーリ
小麦粉に塩、胡椒、酵母、アーモンド、ラードから作られています。
プッリャ州のタラーリ
小麦粉、塩、胡椒、酵母、オリーブオイル、白ワインから作られています。
そして、生地や味のバリエーションも作る人、業者によって様々です。
砂糖をまぶした甘いものや、オリーブ入りのもの、ドライトマト入りのもの等、様々な風味のタラーリなども存在します。
タラーリの美味しい食べ方は?
タラーリはどのようにして食べるのが美味しいのでしょうか!?
もちろんそのまま食べても美味しいですが、現地には様々な食べ方があるそうです。ここではオススメの食べ方を5つ紹介します。
チーズと一緒に食べる
まず、クリームチーズやカマンベールチーズにつける食べ方です。
クリーミーなチーズにタラーリのサクサク感がマッチして、贅沢な味わいを楽しめそうですね。
ディップソースと一緒に食べる
次に、ディップソースにつける食べ方です。
タラーリの素朴さが、ソースの味をより引き立てます。バーニャカウダなどで野菜に使用するものや、ナチョス用のものなど、様々なディップソースを試してみてください。
サラミと一緒に食べる
スライスしたサラミと一緒に食べるのもオススメです。
塩っ気のあるサラミとタラーリの組み合わせで、スナック菓子のようにジャンキーな楽しみ方もできます。
ジャムと一緒に食べる
ここまでしょっぱい味わいが続きましたが、甘酸っぱいジャムと一緒に食べるのはいかがでしょうか。
塩っ気のあるタラーリですが、ジャムの甘さは意外とマッチします。
紅茶やコーヒーと一緒に楽しむこともできそうですね。
ワインのおつまみに
最後に、ワインと一緒に楽しむのもオススメです。
白ワインがよく合います♪
タラーリのかんたんレシピ!
簡単に作れるタラーリのレシピを紹介します!
◇タラーリの材料◇
・強力粉130g
・ドライイースト小さじ1杯
・砂糖小さじ1杯
・オリーブオイル大さじ2杯
・白ワイン大さじ2杯
・塩少々
◇タラーリの作り方◇
- ボウルに強力粉130gを入れ、ドライイースト小さじ1、砂糖小さじ1、お湯大さじ1を加えます。よく混ぜて、ドライイーストを溶かしてください。
- 次に、オリーブ油大さじ2、白ワイン大さじ2、塩小さじ1/4を上記のボウルに入れ、よく混ぜます。
- なめらかになったら、生地をいくつかに分けます。直径1cmくらいの紐にこねて、ちぎり、細いドーナツのようにくるっとして形を作ってください。(工夫して好きな形にするのも楽しいですね。)
- オーブンで15〜20分程度焼きます。こんがりとした色が付き、叩いた時に軽い音がすれば完成です!
少量のイーストを使用するので発酵の手間がなく、クッキーを作るような感覚で作れます。
表示の量で生地のちぎり方にもよりますが2〜3個分になります。
一度にもっとたくさん作る場合は量を調整してみてください。
今回はシンプルな薄い塩味のタラーリを紹介しましたが、生地を作る過程でローズマリーやドライトマトなどを加えてみるのもオススメです。
是非オリジナルの味を試してみてください。
タラーリの食べ方や味、レシピのまとめ
いかがでしたか?
サクサクと食べやすいタラーリは、イタリアでは小さい子どもからお年寄りまで、幅広い年代に親しまれています。
簡単に作ることもできるので、ご自宅でも是非お試しください!