イタリアを代表する料理といえば、パスタですよね!
定番のミートソースやカルボナーラ、バジルソース、ペペロンチーノなどたくさんの美味しいパスタがそろっています。
日本で良く食べられるパスタの麺は細長いものが多いですが、実はパスタの麺にはさまざまな種類があるのを知っていましたか?
形状の違いだけでその数500種類以上もあると言われています。
今回はパスタの本場イタリアでは良く食べられているパスタ・パッパルデッレについて、特徴や茹で時間、歴史、言葉の意味、良く間違えられやすいタリアテッレとの違い、そして美味しいレシピまで紹介します。
パスタ・パッパルデッレとは?特徴や茹で時間
パスタ・パッパルデッレ(Pappardelle)はイタリアのトスカーナ地方を本場とする、ロングパスタです。
大きなリボンのような形状で、言葉は知らなくても見たことがある人は多いのではないでしょうか?
トスカーナ地方では伝統的な郷土料理として定着しており、日常的に良く食べられています。
→→長さ200~300㎜、幅10~30㎜、厚さ2㎜のものが一般的です。
このパスタは乾麺ではなく、生麺として使われることが多く茹で時間は短くなっていて、一般的に2分30秒から3分で十分です。
ただし茹で時間はあくまでも目安なので、麺を茹でている最中は常に麺の硬さに目を配らなけれいけません!
幅がある太い麺なのでクリームソースやミートソースなどの、濃厚で麺にしっかりと絡むソースとの相性がバッチリです。
パスタ・パッパルデッレの歴史や意味、由来
イタリアのトスカーナ地方が本場とされていますが、いつ頃にどのような経緯でできたのかは分かっていません。
パスタ・パッパルデッレはパッパルデッレはイタリア語の「pappare(パッパーレ)」を語源とする言葉です。
その意味は「食いしん坊」や「豪快に食べる」。
太麺でボリュームたっぷりなビジュアルから、この名前が付けられたのかもしれませんね!?
パッパルデッレとタリアテッレとの違い
パッパルデッレと良く勘違いされやすいパスタが、タリアテッレです。
タリアテッレもパッパルデッレと同じ平麺なので、パスタに詳しくないと混同してしまうのも仕方ありません。
ですが、その2つの違いはサイズにあります!
タリアテッレの幅は8㎜、厚さは1㎜ほど。
タリアテッレはパッパルデッレよりも幅が小さく、厚さも薄くなっています。
またパッパルデッレは強力粉や、強力粉と薄力粉を混ぜたものから作られるのに対して、タリアテッレは軟質の小麦粉だけで作られているのも大きな違いの一つです。
パスタ・パッパルデッレ、美味しい食べ方のレシピ&アレンジ法!
パスタ・パッパルデッレを自宅で食べる際に、おすすめの美味しいレシピとアレンジ法を紹介します!
イタリアでは”パッパルデッレ”といえば生麺が主流ですが、日本では入手が難しいですのでこちらでは乾麺を使用したレシピになります。
◇材料(2人分)◇
パッパルデッレ 200g
しめじ 適量
舞茸 適量
エリンギ 適量
生クリーム 適量
ネギ 適量
塩 少々
コショウ 少々
ニンニク 少々
オリーブオイル 適量
◇作り方◇
- しめじと舞茸、エリンギを食べやすい大きさにカットしてニンニクはみじん切りにする
- 鍋にパスタを茹でるための湯を沸かす
- フライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニクのみじん切りを弱火で炒める
- カットしたしめじと舞茸、エリンギをフライパンに入れて炒める。火が通ったら生クリームを入れて、塩とコショウで味を整える
- 沸騰した湯に塩をひとつまみ入れて、パッパルデッレを茹でる
- 茹で上がったらフライパンにパッパルデッレを移して、ソースを絡める
- 最後にカットしたネギを散らせば完成
◇アレンジ法
上記のレシピに、トマトソースを適量入れてみても美味しいですよ。
トマトソースの酸味が味を引き締め、さっぱりとした味わいに変わります!
より本格的な味を楽しみたいならキノコに『ポルチーニ茸』を使用するのがオススメ。
少しお値段は張りますが、その香りと味は間違いなく満足できますよ!
まとめ
パスタ・パッパルデッレはイタリアのトスカーナ地方を本場とする、幅広いサイズが特徴のロングパスタのことです。
幅がある麺なので、クリームソースやミートソースなどの濃厚なソースと良く合います。
もちもちしていて食べ応えもあるので、男性でも十分満足できるパスタですよ!
今回紹介したレシピも参考にして、自宅でボリュームたっぷりなパスタ・パッパルデッレを作ってみてくださいね!