パスタの一種である「フェデリーニ」。
パスタの種類、と言ってもあまりイメージが湧かないかもしれませんが、実は現存するパスタは500種類にも及ぶと言われています。
その中の一つであるフェデリーニは、どのような特徴があり、またどのように調理されるのでしょうか。
ここでは”フェデリーニ”の意味、合うソース&レシピや見た目には分かりにくいカッペリーニとの違いを紹介していきます。
もくじ
フェデリーニとは?その意味、カッペリーニとの違い
断面の太さが1.5mm〜1.7mmほどの、少々細身のパスタのことをいいます。
フェデリーニとはイタリア語で”Fedelini”と表記し、「糸」や「薄い」といった意味を持っています。
現存するパスタの種類はとても多いですが、大きく分類するとショートパスタとロングパスタの二つに分けることができます。
ショートパスタとは、マカロニやペンネなど、様々な形状の短いパスタのことを言います。日本人にはあまり「パスタ」というイメージがないかもしれませんね。
一方ロングパスタとは、長さ25cm前後にカットした棒状のパスタのことを言います。
「パスタ」と言われて多くの人が想像するのは、恐らくこのロングパスタでしょう。
形状がシンプルなため、種類や調理法によって口当たりが大きく変わってくるのが特徴となっています。
そんなロングパスタの一つがフェデリーニです。
私たちが普段口にすることの多い、最もポピュラーなロングパスタが「スパゲッティーニ」という種類です。スパゲッティーニの太さが1.7mm〜1.9mmなので、フェデリーニはそれよりも若干細いパスタとなっています。
カッペリーニとの違いは?
似たような細めのパスタ「カッペリーニ」という種類のロングパスタはフェデリーニよりもひとまわり細く、0.9mm〜1.2mm程度だと言われています。
フェデリーニは、カッペリーニによりも太く、スパゲッティーニよりも細いパスタなのです。
つまりフェデリーニに合うソースやそのレシピ
それでは、フェデリーニはどのようにして食べるのが美味しいのでしょうか。
フェデリーニは細めで伸びやすいパスタなので、こってりとしたソースよりも、さっぱりしたソースに絡めて食べるのがおいしいと言われています。
ペペロンチーノのようなオイル系ソースや、夏に食べるとおいしい冷製ソース(トマト系など)がおすすめです。
そしてフェデリーニの茹で時間の目安はおよそ5〜6分程度と言われています。
(ただし冷製パスタの場合は冷ます際に水気が飛んで硬くなるので、更に1〜2分ほど茹でて柔らかくするくらいが丁度良いです。)
一般的なスパゲッティーニよりも茹で上がる時間が早いため、注意して茹でるようにしましょう。
簡単に作れるトマトのパスタのレシピ!
◇材料◇
- パスタ2人分(約200g)
- トマト2個
- 玉ねぎ1/2個
- 白だし
◇フェデリーニの作り方◇
- 切り込みを入れたトマトとみじん切りした玉ねぎに、スプーン1杯の白だしを加え、レンジで5分ほど温めます。
- トマトをよくほぐし、冷蔵庫で冷やしてソースの出来上がり。
- 茹で上がったフェデリーニも冷ましておきましょう。
- ソースとフェデリーニをよく和え、お好みで粉チーズや刻んだモッツァレラチーズ、バジル、コショウなどを加えて完成です!
このレシピのポイントは一度トマトをレンジでチンすることでちょうどよく酸味が抜け、白だしと馴染んで食べやすくなること。
特別なコツなどもないのでとっても簡単に美味しく味わうことが出来ますよ!
パスタ・フェデリーニに合うソースやレシピ、カッペリーニとの違いのまとめ
いかがでしたか?
パスタは種類が豊富とはいえ、日本人にとってはあまり馴染みがなく、ピンとこないかもしれません。
ですが、ロングパスタは微妙な太さの違いで食感が大きく変わってきます。
その中でも今回紹介したフェデリーニは、オイルソースや冷製ソースなどのあっさりとした味付けによく合う種類であるとお分かりいただけたでしょうか。
反対にこってりとした味付けに合うパスタもありますし、ショートパスタは全く別の楽しみ方もできます。
ソースにあった種類を選んで、より美味しくパスタを楽しんでみてはいかがでしょうか。