「ピカンテ」という名前の食材をご存知でしょうか?
イタリア料理を食べていると、パスタやピザ、そのほかにも色々な場面で登場する名前です。
今回はそんなピカンテの意味や由来、かんたん美味しいレシピをご紹介します!
もくじ
ピカンテとはどういうもの?特徴は?
ピカンテ(picante)とは辛味の強い食べ物や飲み物のことをいいます。
例えば「ピカンテ」という名前がピザの中に入っていれば、唐辛子やハラペーニョを使っていてかなり辛味があるものだと分かります。
そんな「ピカンテ」の名が付くものは沢山あるんです。
ピカンテ・チーズの場合
例えばゴルゴンゾーラチーズを例にあげてみましょう。
ゴルゴンゾーラチーズは大きく2種類に分類され、最低でも80日間という熟成期間が長い辛口タイプを「ピカンテ」と呼びます。
固めで、青カビの模様が細かく広い範囲で見えているのが特徴です。
もう一方甘口タイプのものは、青カビの模様がまばらに見え、味も優しく、クセもあまりありません。
こちらは熟成期間は最低50日で、イタリア語で甘口という意味の「ドルチェ」と呼ばれています。
ピカンテ・ワインの場合
辛口のワインのことも「ピカンテ」と呼びます。
唐辛子のような辛さではありませんが、少し刺激のある味わいで『ピカンテ』というブランド名の辛口ワインもあります。
ピカンテ・ピザやパスタの場合はちょっと特殊!
そしてもちろんピザやパスタにも”ピカンテ”の名がつくものがあります。
パスタピカンテはここまで読んだからならお分かりの通り、辛いパスタ・・・
なんですが日本では
- ピカンテオイル・ピカンテサラミを使った辛いパスタおよびピザ
- ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)を使ったチーズクリームパスタ
この2つの全く違った”ピカンテ”が混同されがちなので注意しなくてはいけません!
しかし
ピカンテの起源とその意味は?
イタリア語でピカンテは「辛い」という意味です。
ピカンテ(picante) は picar「刺す」という動詞が変化したものなので、「舌を刺すような辛さ」という意味になります。
つまり、スパイスのことであったり、まろやかではない刺激的な風味のものに使われます。
先程紹介した『ゴルゴンゾーラチーズ』、そして『ワイン』でもピカンテと呼ばれるものがあるとお話ししましたが、その他にも辛いサラミやソースに”ピカンテ”の名が付いたものが数多くあるんです!
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ちなみに・・・
「ゴルゴンゾーラ」は、イタリアの代表的なチーズの1つであり世界3大ブルーチーズに挙げられています。
元々、ゴルゴンゾーラと言えばピカンテを示していて、歴史的にもドルチェよりピカンテの方が古いです。
辛口のワインのお話もしましたが、ピカンテブランドというチリワインが存在します。
赤も白も両方製造しているようです。
これは、テラウストラル(TERRAUSTRAL)社という会社が製造・販売しています。
ピカンテオイルお手軽レシピ
ご自宅でピリッと辛い”ピカンテ風味”をいつでも味わえるピカンテオイルのレシピです!
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唐辛子が入っているオリーブオイルを「ピカンテオイル」と言います。
ピカンテオイルは唐辛子だけでなく、ローズマリーやニンニクも使われ、辛さと香りに食が進みます。
別名「ペペロンオイル」とも呼ばれています。
◇材料◇
・オリーブオイル 100ml
・おろしニンニク 少々
・鷹の爪 10g
・塩 少々
◇作り方◇
- すべての材料を細かく刻み、よく混ぜます。
- 焦げないように弱火で20分ほど煮つめ完成です。
ピザやパスタなど”オリーブオイル”の代わりに使うことでスパイシーな味わいと香ばしさがUPしますよ!
ゴルゴンゾーラ(ピカンテ)を使ったパスタのレシピ
”ゴルゴンゾーラ ピカンテ”を使ったパスタのレシピも紹介しちゃいます。
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(イメージ画像です)
食べごたえのあるパスタ食べたかったらゴルゴンゾーラピカンテを使ってみては!?
濃厚でとっても美味。
しかもレシピはとてもカンタンなので是非試してみてください。
◇パスタピカンテの材料(2人前)
パスタ 200g
ベーコン 80g
ゴルゴンゾーラ 50g
生クリーム 200g
バター 25g
オリーブオイル 大さじ1杯
塩コショウ 適量
◇作り方◇
- オリーブオイルでベーコンを炒める
- そこにゴルゴンゾーラ、生クリーム、バターを投入し弱火でゆっくりかき混ぜながらチーズを溶かす。
- 茹で上がったパスタを絡め塩コショウで味を整え完成
濃厚なゴルゴンゾーラピカンテは、加熱することでややマイルドになるため、青カビの風味を残しつつ食べやすくなります。
ピカンテについてまとめ
ワインやピザ、パスタ、チーズ…ピカンテとい名前を知るだけで味の想像がつきやすくなります。
辛味が強烈なピカンテですが、1度やみつきになると、離れられないはずです!
レストランなどで見つけたらその深い味わいを是非楽しんでみてはいかがでしょか?