「オルトラーナ」を既に知っている方はかなりのイタリアン好きではないでしょうか?
ピザやパスタは、食や自然を愛でるイタリアの人々の心が現れている料理です。
ここではそんなオルトラーナとはどんなものなのか?
その特徴や、意味と簡単美味しいレシピを紹介していこうと思います。
オルトラーナとはどういう料理?特徴は?
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オルトラーナ(ortolano)とは、見た目から想像がつく通り、野菜がたっぷり!野菜が主役のパスタやピザのことを言います。
そんな「オルトラーナ」ですが
- トマトソースを使って作る赤を意味する「ロッサ」タイプ
- ニンニクにオリーブオイルとパルメザンチーズを使って味付けする白を意味する「ビアンカ」タイプ
と両方あります。
野菜本来の味を楽しんだり、見た目にも野菜の色合いが楽しめるように様々な食べ方が考案されたのかもしれませんね!?
オルトラーナの意味、由来は?
オルトラーナとはイタリア語で「菜園風」という意味です。
”orto” は菜園や野菜畑、”ortolano” で野菜を育てる人や菜園の~…という意味となり、『all’ortolana』 は「菜園風」となるのです。
料理に使われる食材がそのまま象徴として料理の名前になったものですね!?
野菜は、それぞれの季節の旬の野菜が使われるので、必ず使用しなければならないような定番の野菜はありません!
実は、イタリアのレストランは自分の店で菜園を持っている所が多く、そこで育てた食材を使って料理をつくることが多いのですよ!
新鮮な野菜が食卓に登ることで季節を敏感に感じられる食生活。
美味しい食材と向き合っているイタリアの文化が、オルトラーナを世に広めさせたと言えますね。
パスタ・オルトラーナの作り方
オルトラーナは、季節によって使用する食材が違うので、毎回違う料理方法が必要だったり、繊細なように思えます。
しかし、実は基本を覚えておくと、気軽にチャレンジできる料理です。
今回は、彩りの良いオルトラーナのレシピを紹介しましょう。
◇カンタン・オルトラーナパスタ (2人前)
パスタ200g
プチトマト 4個
ニンニク お好みで適量
じゃがいも 1つレンコン
玉ネギ 中1/3
スナップエンドウ 4本
キャベツ 葉2枚(こちらもお好みで)
■ 作り方
- 野菜をそれぞれ食べたい分だけ一口サイズに切ります。
その間にパスタを茹でるためのお湯を沸かしておきましょう。 - 大きめのボールにニンニクをこすり付けておきます。
フライパンでの加熱をしない作り方なので、しっかり効かせたい場合は摩りおろして加えてもよいです。 次に、カットしたプチトマトとオイルを入れておきます。 - パスタを人数分茹で始めます。茹で上げてそのままソースと和えるので、芯の残りやすい太めのものは避けましょう。
- パスタを茹で始めて3分ほど経過したら、新じゃが、レンコン(かための根菜類)などをパスタ湯に投入、パスタの茹であがり時間を考慮して、野菜も一緒に茹でます。
- さらに、玉ネギ、スナップエンドウ、キャベツ(やわらかめの野菜)を入れ、半生で美味しく食べられるもの、歯ごたえを残したいもの、あるいは葉物などはその後に加えていきます。
- 茹であがったパスタと野菜をザルにとり、用意しておいたボールに入れてよく和えます。
- 皿に盛り、パルメザンチーズ、黒コショウ、オイルをお好みでたらして出来上がりです。
春の素材の味を活かしたパスタ。
もちろん食材を変えて他の季節でも使えるレシピです!
こんなアレンジはいかが?
・表面を軽く焼いた大根やナスを入れて!
(水分をよく含む野菜なので)
また、基本的にどんな野菜も合うので、イタリアにはないゴーヤなどの素材も使ってみてもよいでしょう。
・野菜の味を楽しむパスタなので、肉類・魚介類は入れませんが、味の邪魔をしないモッツァレラチーズなどさっぱりとしたチーズをのせるのがおすすめです。
ピザ・オルトラーナの作り方
シンプルに野菜を楽しむピッツァオルトラーナ <材料 ※2人前>
ピザ生地 220g
ブロッコリー 適量(お好みで)
玉ねぎ 20g(1/8玉)
他お好みの野菜 適量
オリーブオイル 小さじ1
バジルソース 適量
塩コショウ 適量
モッツァレラチーズ 100g
■作り方
- ピザ生地を伸ばしソースをたっぷり塗ります。
- ブロッコリーは小さめに、その他の野菜は薄切りにし、モッツァレラチーズとともに生地にのせ、ます。
- 上からオリーブオイルを一振り、塩コショウをします。
- 200度に熱したオーブンで15分程焼けば完成!!!
野菜は季節のものをお好みでのせてOK!野菜のいい食感を保ちつつ、火の通り意識し、それぞれの野菜は乱切り・薄切り・細切りなど硬さ、水分量に合わせて選択してください!
オルトラーナについてまとめ
オルトラーナは、季節によって様々な野菜を使います。
家庭で作る場合には、ほとんど茹でるだけでも作れますし、とてもヘルシーです。
彩りや季節感もありますので、おもてなしにもぴったりな料理ですね!