古代文明の発祥地として歴史のあるギリシャ。
ここではそんなギリシャの伝統料理である『ムサカ』について
・どんな食べ物?味や起源など
・ムサカの人気本格レシピ
・東京で食べられるお店
を紹介していきます。
もくじ
ムサカとはどんなもの?
ムサカの材料や味
✔️ムサカ(μουσακάς)は、ギリシャ料理の一つでジャガイモ、ナス、ひき肉、トマトソース、ベシャメルソースなどを使いオーブンを使って作られる料理で、ギリシャ風ラザニアとも言われています。
たっぷり使われるジャガイモとナス、そしてベシャメルソースによってクリーミーかつジューシーな味わい。
さらにひき肉には牛肉または羊肉が使わわれる事でハッキリとした動物的旨みが味わえるのが特徴です。
ムサカの起源・言葉の意味
ムサカの起源ははっきりしていませんが、オスマン帝国の支配下にあった地中海沿岸地域で発展し、その後ギリシャに伝わったという説が濃厚と言われています。
トルコ料理の一部としてムサカが存在し、ギリシャにもたらされました。
”ムサカ”の語源はアラビア語で「冷えたもの」を意味する「ムサッカア」(مسقعة」/musaqqa’a)が由来となっています。
ちなみにギリシャ語の「μουσακάς(ムサカ)」はナスを用いた料理を指す言葉なんですって。
その起源からも分かるように、ムサカはギリシャだけでなく、トルコ、レバノン、ルーマニア、ブルガリアなど主に東地中海のいくつもの国々で食されています。
人気の本格ムサカレシピ
スーパーで簡単に手に入る食材で、本格的な現地の味が再現できますよ。
[材料]
ナス:2本
タマネギ:1/2個
じゃがいも:1/2個
牛ひき肉:150g
トマト:2個〔茹でて皮をむいておく〕
牛乳:180ml
バター:10g
ピザ用チーズ:50g
パセリ・オレガノ:適量
塩コショウ:適量
シナモンパウダー:ひとつまみ
オリーブオイル:適量
パセリみじんぎり:お好みで
[レシピ]
- じゃがいも・ナスを薄くスライスし、それぞれオリーブオイルで焼き、取り出す(別々にしておく)
- 玉ねぎを刻んでオリーブオイルで炒め、火が通ったらひき肉さらにトマトを加えて塩コショウ、シナモンで味を整えながら炒める(ミートソース)
- 鍋に牛乳バター、塩コショウを入れ、ホワイトソースを作る
- 耐熱容器に先ほど取り出した①ナス②チーズ③ミートソース④ナス⑤チーズ⑥じゃがいも⑦ホワイトソースを重ね、一番上にチーズをのせる
- 180℃に熱したオーブンで10分〜焦げ目がつくまで焼いたら完成
長方形にカットしお皿にのせて、最後にみじん切りにしたパセリを振りかければ完璧!
レシピの2、3番はそれぞれ市販のミートソース、ホワイトソースを使えば時短できますよ♪
ここではひき肉を簡単に手に入る「牛肉」で紹介しましたが、「羊肉」にする事でより”あちら”っぽい本格的な味わいになります。
↓濃厚な「ベシャメルソース」で簡単に美味しく
ムサカを東京で食べられるレストラン
ムサカが頂ける”ギリシャ料理店”を紹介していきます。
ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ
孤独のグルメにも登場し五郎さんがムサカを食べたお店がココ!
東京都港区東麻布2丁目23−12 1F
スピローズ
こちらのムサカは絶品と評判。
東京都大田区蒲田5丁目7−6 CCMビル 3階
ギリシャ料理 ダイニングバル風の蔵
東京都新宿区歌舞伎町2丁目18−9 林ビル
THE APOLLO
予約で満席の人気のギリシャ料理店
東京都中央区銀座5丁目2−1 東急プラザ銀座 11F
ギリシャの家庭料理&ワイン・フィリ東京店
東京都台東区浅草橋2丁目15−3
この情報は記事執筆時のものですので、ムサカを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
ムサカまとめ
ラザニアともグラタンとも違う東地中海料理のムサカ。
ご家庭でも簡単に美味しく作る事ができるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?