みなさん一度は名前を聞いた事があるハズ『タラモサラダ』。
ここではそんなタラモサラダについて
・どんな食べ物?具材や味、起源など
・”タラコ”サラダとの違い
・本格レシピ
といった内容をくわしく紹介していきます。
もくじ
タラモサラダとはどんなもの?
タラモサラダの具材や味
✔️タラモサラダ(ταραμοσαλάτα)は、ギリシャ料理の一つで、主にタラム(Tarama)と呼ばれる魚の卵のペーストを使用して作られるサラダです。
タラムは、魚の卵、通常は魚の卵巣(バカラの卵巣など)を塩漬け調理したもので、淡い肌色のペースト、ギリシャのスーパーでは普通に売られています。
そのタラムを、ニンニクやみじん切りのタマネギ、レモン汁やパン粉などと合わせて作られます。
発酵させたような魚の風味(若干アンチョビっぽい?)と程よい酸味、そして滑らかな食感が特徴で、現地ではパンや野菜につけて食べられています。
タラモサラダの起源や歴史
タラモサラダの正確な起源については諸説あり、詳細ははっきりしていませんが有力な説を2つ紹介します。
ギリシャの料理としての起源
ギリシャでは魚を利用した料理が多く、その中に魚の卵巣から作る調味料「タラム」を使用したサラダが生まれたという説。
中東地域からの影響
タラムは中東地域(主にトルコ)でも広く使われており、この地域との交流によってギリシャに入ってきて、ギリシャの食文化が交わることで、タラモサラダが形成されたという説。
タラモサラダが近代的な形で広まったのは20世紀に入ってからであるようです。
タラモサラダとタラコサラダは違うの?
タラモサラダについては↑で紹介した通り、しかし日本で一般的な”タラコサラダ”といえばタラコ、じゃがいも、マヨネーズなどを使い作られたものですから、”似て非なるもの”と言えるのではないでしょうか?
具体的に説明すると〜
2つの似ているところ
・名前(笑)
・魚卵を使うところ
・見た目(モノにもよる)
2つの違うところ
・味
・使う魚卵、材料
・成り立ち(起源)
言葉の意味も違う
タラモサラダは日本では「タラコとジャガイモのサラダ」と思われています。
しかし、本当は鯉の魚卵のトルコ語・タラマ(Tarama)が語源となった”タラマ”のサラタ(taramosalata)と意味が全然違うんです!
タラモサラダの本格レシピ
本場の”タラモ”は手に入らないのでタラコで代用しますが、他はギリシャで作られる素材・工程のレシピです!
[材料]
食パン:500g(古くなったもの)
玉ねぎ:1個(すりおろしたもの)
たらこ:150g(皮をむいたもの)
レモン汁:2個分
オリーブオイル:大さじ1.5
[手順]
- 食パンの耳を切って取り除いたを細かくしパン粉にする
- たっぷりの水の入ったボウルに3〜4分間浸してから、少しジューシーになるように程よく絞ります
- 玉ねぎをミキサーに入れてピューレにする
- タラマとレモン汁を加え、滑らかになるまでマッシュする
- 最後にパン粉を加え程よい粘度になるよう混ぜ、オリーブオイルを加えさらに混ぜ合わせたら完成
器に移し、ケッパーやディル、ブラックオリーブなどをのせれば美しく仕上がりますよ♪
作ったものはタッパーに入れ冷蔵庫で3日ほど日持ちします!
こちらを購入してしまえば・・・
東京で本格的なタラモサラダが食べられるお店
ギリシャの家庭料理&ワイン・フィリ東京店
東京都台東区浅草橋2丁目15−3
ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ
東京都港区東麻布2丁目23−12 1F
この情報は記事執筆時のものですので、タラモサラダを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
タラモサラダまとめ
タラコとジャガイモで”タラモ”ではない、というのにはちょっぴり驚きだったのではないでしょうか。
ギリシャの”タラモ”は現在日本国内での入手が難しいので、タラコで代用するしかないのがちょっぴり残念ですね。
ガチなタラモサラダはギリシャレストラン、もしくは現地で(笑)