グアンチャーレって聞いた事ありますか?
もしかしたらご自宅で作った事もある方いらっしゃるかもしれませんね。
こちらの記事ではグアンチャーレとはどんなものか、意味や美味しい食べ方、レシピなどをご紹介しております。
グアンチャーレとは?味などの特徴!
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グアンチャーレとは(guanciale) 豚の頬肉を塩漬けにしたイタリアの肉料理です。
豚の頬(Guancia:グアンチャ)の肉なのでGuancialeというわけです!
表面にはコショウやハーブを練り込まれ数週間〜数ヶ月間程熟成させて作られます。
もう見ただけで絶対不味い訳がない、食欲が湧いてきそうな料理ですよね!?
グアンチャーレは単体で食べられるというよりは何かの料理に使用する事が多く、主に食材として利用されますね。
味や食感
脂身がとても多く、塊の見た目は独特ですが食べるとまろやかな脂の旨味が口いっぱいに広がります。
少し弾力がある食感で、口に入れると徐々に脂身が溶けていくのが特徴です。
脂身が多いので”赤”より白い部分が多く見た目的になかなかインパクトがありますが、表面にまぶされた香草やスパイスと旨味のある脂で思っていたよりも全然食べやすく病みつきになるおいしさです。
脂の重さを感じずに食べられますよ!
パンチェッタとグアンチャーレの違い

見た目がそっくりなパンチェッタやベーコンですが、そんなパンチェッタとグアンチャーレの違いは使われるお肉の部位です!
グアンチャーレは豚の頬肉を使われるのに対しパンチェッタベーコンは豚のばら肉で使われます。
そしてグアンチャーレの方が熟成させる期間が長いのものが多いですね。
パンチェッタよりも脂身が多いのがグアンチャーレの特徴で、お料理によって使い分けられたりします。
グアンチャーレの食べ方は?

イタリア料理には欠かせないグアンチャーレ。
イタリアで有名なアマトリチャーナやカルボナーラに使用され食べられる事が多いです。
日本ではパスタにはベーコンなどを使用しますが向こうではグアンチャーレなんですね!?
その他、現地イタリアの方はグアンチャーレを薄く切り、パンに乗せて食べる事が多いです。
塩気が効いていてとてもおいしそうですね。
また、煮込み料理などにも使われます!
野菜と一緒にスープにしてもおいしいですね。
グアンチャーレの塩気と旨味がその他の食材とマッチしてコクが出る料理となります。
塩漬けで作られるため料理の際に塩の分量を調節しなくてもおいしくなる点もラクチンで嬉しいポイントですよね。
ピザに乗せてもおいしく、汎用性が高い食材です。
大き目に切ってフライパンで炒めるとそれだけでおつまみにもなるので常備しておくとお酒の肴として頼もしい存在ですね。
油をひかないフライパンで加熱すると、脂身の部分からジワジワと旨味の詰まったラードが溢れ出しますよ!!!
グアンチャーレの由来は?

イタリアの様々な場所で作られるグアンチャーレですが特にローマ近郊などで盛んに作られているようです。
グアンチャーレには元々「枕」という意味もあるんだとか。
切り出す前のほほにくの形からそう呼ばれていたのかもしれませんね!?
▼グアンチャーレのレシピ

グアンチャーレのレシピをご紹介します。
イタリア料理は日本の家庭でも浸透していて子供から大人まで幅広く頂けるので使い所は多いかと思います。
晩酌時のおつまみからお子様のおやつにも代用できるのもグアンチャーレの強み。
作っておくと色んなシーンで幅広く使えるため、オススメですよ!
・豚頬肉
・塩
・ハーブ
・コショウ
◇作り方◇
- 豚頬肉に塩を練りこむ。
- 冷蔵庫で1日寝かせる。
- さらに塩を練りこむ。
- コショウ、ハーブも練りこむ。
- 保存パックにいれ1週間程冷蔵庫で保存。
- 豚頬肉を水洗いする。(塩抜き)
- お湯に漬ける。
- 漬けたお湯を1時間に一度取り替える。(3回繰り返す。)
- タコ糸で肉を縛る。
- 風通しがよいところで1週間ほど干す。
- 1週間ほどほして油が浮き出てきたら完成。
作るにあたり期間は結構かかりますが、出来てしまえば朝、昼、晩と全ての料理シーンで使えますのでかなり便利ですよ。
自家製のグアンチャーレなんてとってもオシャレでじゃないすか!?
▼まとめ
グアンチャーレについて紹介してきましたがいかがでしたか!?
日本ではすでにベーコンが親しまれているので、グアンチャーレもとても使いやすい食材ではないかと思います。
忙しい朝は目玉焼きの横に焼いたグアンチャーレを添えたり、昼食時はパスタと和えて。
夕食時はスープにしたりおつまみに使用したりと様々なシーンで使えます。
食卓が一気にオシャレになるグアンチャーレ。
是非この機会に”パンチェッタ”ではなく”グアンチャーレ”を試してみてはいかがでしょうか!?