パスタなんて、ソースをからめてしまえばどれも同じ!
なんて、思っていませんか?
たくさんの種類があるパスタですが、実は食感以外にも特徴がたくさんあるのですよ。
今回はそんなパスタの中からもっちもちな食感が美味しいと評判のリガトーニについて詳しくご紹介します!
パスタ・リガトーニとは?茹で時間や食べ方、カロリーなどの特徴
リガトーニはイタリア食材・ショートパスタの一種です。
形は円筒形で、植物の太い茎のようなシルエットをしています。
外側の表面には縦に筋が入っているのが特徴的です。
リガトーニの魅力は、何と言ってもその弾力です。
他のショートパスタと比べると太く、また表面も波打った形をしているため、もちもちと弾けるような食感になるのです。
これなら同じ量を食べても、より満足感を感じることができそうですね。
・100gあたりのカロリーは362kcalとなっておりこのカロリーは、他の種類のパスタとほとんど変わりません。
そして驚きなのが茹で時間がなんと15〜18分もかかること!
それにしてもこのリガトーニ、非常に太いので火を通すのに時間がかかりますね。
粉っぽさをなくし、しっかりと水分を吸わせてもちもちの食感に仕上げるためには、しっかりと時間をかけて茹でてあげるのがベストなのです。
通常のパスタならその半分くらいで食べることができますよね。すこし固めに歯ごたえを残して茹でるのも人気みたい。
”リガトーニ”の意味、由来
リガトーニという名前は、イタリア語「rigare」(線を引く)という言葉に由来しているようです。
表面の筋を特徴としてとらえた意味のあるネーミングなのですね!
ココ(表面の筋)がソースとの絡みにも重要なポイントになる部分でもあるのでなんだか納得。
リガトーニとペンネの違い
ショートパスタというと、ペンネが有名ですが、リガトーニとの違いはどこにあるのでしょうか。
太さ
ペンネは通常3-5mmほどの直径なのに対し、リガトーニは8-15mm。リガトーニはほぼ3倍の太さなのです。
この太さが、ぱくぱく食べ進められるか、もっちりしっかりとした満足感を与えるか、というように2つの食感をまったく違ったものにしている要因です。
切り口の違いで相性のいいレシピが違う?
ペンネは端が斜めに切られていて、切り口が楕円形をしているのが特徴です。
この切り口からソースがペンネの中に入りやすいため、スープ系のさらっとしたソースでもパスタの中に絡まり美味しく食べることができます。
リガトーニは、端がまっすぐ横向きに切られており、切り口が円形です。
形は太い円筒状ですがソースが中を通り抜けてしまうんです。
ここで活躍するのが、名前の由来にもなっている、表面の筋です。
その溝にソースが絡めとられて馴染むため、リガトーニはトロッとした重ためのソースと非常に相性がいいのです。
リガトーニのレシピ&美味しい食べ方
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リガトーニの溝と重ためのソースの相性がいいなら…トロッと美味しい王道、トマトソースを使ったレシピをご紹介します。
パスタ(リガトーニ) 200g
にんにく 1片
オリーブオイル 大さじ1
ホールトマト 250g(トマトはクラッシュ)
バジル ひとつまみ(生・ドライどちらでも)
オレガノ ひとつまみ(生・ドライどちらでも)
塩・胡椒 少々
パルミジャーノチーズ 適量
◇作り方
- リガトーニを茹でましょう。
- 中火で温めたオリーブオイルが入ったフライパンに、みじん切りしたニンニクを入れて香りが出るまで火を入れます。
- ニンニクに火が通りいい香りがしてきたら、ホールトマト、バジル、オレガノを加えとろみが出るまで煮込み、塩コショウで味を整えます。
- パスタが茹で上がったら(少し固めに)ソースを煮込んでいるフライパンに入れて絡めながら少し火を入れます。
- 盛り付けたらすりおろしたパルミジャーノチーズをふりかけたら完成!
→簡単に手に入る材料、そして簡単な手順でトータル30分ほどで完成。
②の間で③ひき肉を入れたり、ソースを煮込む際鷹の爪を入れたりと簡単にアレンジも出来るのでお好みの味に仕上げて食べてみてください!
まとめ
ショートパスタの一種リガトーニは
・名前の由来にもなっている表面の溝が美味しいポイント
・ペンネとリガトーニは太さが違うことで合うソースも違う!
・リガトーニはその特徴を生かしてトロッとしたトマトソースで食べると美味しい
という特徴がありましたね。
あまり日本では知られていませんが、実はスーパーなどでも手に入りいつものパスタとは一味違った本場の味を気軽に味わうことができます。
たまにはちょっと変わったパスタ”リガトーニ”、ぜひそのもちもちした食感を楽しんでみてください!