皆さま、ペスカトーレをご存知でしょうか?
今では日本でも多くの人々に親しまれていますね。
食べた事や作った事がある方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、その意味や由来が気になりますよね。
ここではそんなペスカトーレの特徴や意味、ビアンコとロッソの違いや簡単美味しい作り方も紹介していきます!
ペスカトーレの特徴、意味
ペスカトーレ(pescatore)は魚介を用いたパスタ料理です。
”pescatore”は「漁師・釣り人」の意味で、その名の通り具材に貝類やエビ、あさりなどを多く使用しているのが特徴です。
ロッソ、ビアンコの違い
また、ペスカトーレには『ロッソ』、『ビアンコ』の2種類あるのを聞いたことある方も多いのではないでしょうか!?
その違いについて
●ロッソ・・・・イタリア語で赤を意味する”ロッソ”はトマトソースを使用したものです。
ペスカトーレ・ロッソといいますね。
※ロッソには辛いものもありますが、それはあくまでアレンジバージョン、必須事項ではありません!
●ビアンコ・・・イタリア語で白を意味する”ビアンコ”はトマト不使用で、オリーブオイル、
白ワインで作ったものですね。
ペスカトーレ・ビアンコと呼ばれています。
トマトソースを使用していなくてもペスカトーレと呼ぶのも特徴的ですね!
混同される事が多いボンゴレですが・・・
ボンゴレはアサリなどの二枚貝を使用したパスタ料理の名称で似ているようですが、厳密に言うと違います。
ピザ・ペスカトーレもある
一般的に『ペスカトーレ』といえばパスタ料理のことを指しますが、このような
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”ピザ・ペスカトーレ”もあります。
魚介が大胆にのるため見た目が派手で豪華であると実は隠れた人気ピザ!
やはり魚介がたくさん入っていてトマトソースを使ったものがほとんど。
しかしクリームソースが使われている”白”も稀に見られます。
基本的にはピザもパスタも魚介類を使用する事が共通しています!
ペスカトーレの由来は?

発祥は北イタリアのペスカトーレ島という説があります。
島の名前が料理の名称に派生したということですね!?
ペスカトーレ島は漁師の在住率が高く漁業が盛んな島。
元々は漁師が獲った魚の余りものでアラを煮込んで作った料理ということでなるほど納得です。
なんだか日本のアラ汁を彷彿とさせますね!?(笑)
パスタ・ペスカトーレの食べ方は?
ペスカトーレに決まったレシピはなく、好きな魚介を入れてトマトソースで味付けをした料理全般を「ペスカトーレ」と呼びます。
海鮮をふんだんに使えるのは海の幸が好きな方にはたまらない料理ですね。
海鮮の風味と旨味をいかにパスタに絡ませるかが重要な料理です。
そしてパスタと具材をお皿で混ぜ合わせたりせず、そのまま食べるのがマナーなのだとか。
パスタ・ペスカトーレのレシピ

今回は「白」、いわゆるビアンコのレシピをご紹介します!
海鮮の出汁も出るため、スープが好きな方は二度味わえます。
にんにくの風味と海鮮の旨味がパスタと絡み合い、絶妙なハーモニーですよ。
魚介具だくさん!ペスカトーレレシピ!
<材料>※2人前
・パスタ (230g)
・えび (小さめのもの8尾)
・茹でたタコ (130g)
・ホタテ (小さめのもの2つ)
・ムール貝 (適量)
・あさり (250g)
・にんにく (1片)
・白ワイン (適量)
・塩 (適量)
・オリーブオイル(適量)
□作り方
- えびの殻をむき、包丁で背中に切れ目を入れて背ワタを取る。
- たこを薄切りにする。
- ボウルに塩水を入れ、あさり、ムール貝を砂抜きする。(暗闇で15~30分放置)
- フライパンを熱し、オリーブオイル、みじん切りにしたにんにくを炒める。(中火)
- 「1~3」の具材を入れて軽く炒める。(中火)
- 白ワインを加えて蓋をして蒸す。(中火)
※あさりの口が開いた頃が目安。 - 茹でたパスタとパスタの茹で汁を加え、塩を振り塩分を調整。
- お皿に盛りつけて完成!
・白ワインを多めに入れると味がまろやかになるのでオススメです。
・水分を入れる事でにんにくの味がやや弱く感じたらチューブタイプのおろしにんにくで味の調整をしてもOK。
・魚介からの塩分があるので塩は入れすぎないように!
インの量、茹で汁の量と塩はお好みのバランスで。
スープタイプにしてもおいしいですよ!
まとめ
ペスカトーレについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか!?
入れる魚介に指定がないので冷蔵庫の”ありもの”でペスカトーレは作れちゃいます。
レシピは下ごしらえさえ済んでしまえばそんなに時間もかからずにサッと作れるため、忙しい平日でも料理できますよ。
レストランやおうちで是非魚介のパスタ&ピザを楽しんでみてください!