世の中には様々なチーズがあると言われていてその種類はおよそ1,000以上もあるのだとか?
その中で最もヤバい、”世界一危険なチーズ”の1つとして知られているのがカースマルツゥです。
ここではそんなカースマルツゥとはどんなチーズなのか?その味や通販する方法から値段まで調査してみました。
もくじ
カースマルツゥとはどんなチーズ?
ペコリーノチーズが熟成・発酵されたチーズです。
カースマルツゥ(casu marzu)とはハエの幼虫であるウジ虫によってイタリアの言語「サルデーニャ語」ではカースマルツゥは「腐ったチーズ」という意味。
そう、もともとはイタリアの”サルデーニャ島”で作られていたもで地域の伝統的な食べ物、主に結婚式やお祝いで食べられていました。
その作り方は
- ペコリーノチーズにチーズバエがくっついて産卵
- 卵から生まれたウジ虫がチーズを食べる
- ウジ虫が酵素を分泌して体外に排出
- その酵素がチーズの脂肪の分解を促進
これがおよそ2〜3ヶ月もの間繰り返されることによってクリームチーズのようにとろとろ、もしくはそれ以上に液体に近い状態になるのです。
カースマルツゥの危険性
しかしカースマルツゥはその危険性からEUの食品規制によって2002年に施行された規制により製造・販売が禁止されているのです。
2009年にはギネス世界記録により「人間の健康にとって世界で最も危険なチーズ」と認定されました!
その危険性とは?
①.食べる際にウジ虫を取り除くのだが、このウジ虫は触られると最高で15センチメートルほど飛び跳ねるので危険
②.ウジ虫ごと食べる人もいるが、人間の胃酸では死なないため腸内までたどり着き腸壁に穴を空けるという危険性
③.そもそもそれほどになればチーズ自体も腐っているのでは?という危険性
ウジ虫が生きているものは大丈夫だが、逆にウジ虫が全て死んでしまっているものは腐っていて危険だとも言われていたり。。
しかし行きているウジ虫が食べる際顔に飛んできたらかなり恐いです・・・(汗)
そしてそもそもチーズは発酵食品で”腐っている”とも言えるので、ここまで来るともは腐っているのか何なのかよくわかりませんね。
カースマルツゥの味は?
それでも一部の地域では現在でも密かに親しまれているというカースマルツゥ。
気になるのはその味ですがクリーミーで酸味がある、かなり熟したゴルゴンゾーラのような味と言われています。
しかし、ゴルゴンゾーラよりは塩分が控えめで明るい味なんだそうですよ。
この酸味はウジの消化器系がから排出された酸がもたらす味、そしてウジそのものは苦味があるのだそうです。
このチーズは結婚やお祝いなどで食べられると紹介しましたが、その際の食べ方は
- 赤ワインと合わせてそのまま
- もしくはパンに塗る
- サルデーニャの伝統的なパン、”パーネ・カラザウ”に挟んで
(パーネ・カラザウの見た目は”ナン”っぽいですが、味は”ピタ”の様な感じなんです。)
などして食べるそうです。
虫をしっかり噛み切ることが出来るまでよく咀嚼して味わうんだそうですよ!
虫が入ったまま食べる方もいるそうですが、カースマルツゥの通販方法、値段は?
カースマルツゥを食べる方法や値段について
そんなカースマルツゥをなんとか食べてみたいですよね!?
欧州やアメリカでは違法として一般的には流通・販売されていません。
我々がたどり着くことが出来ない闇市では通常のペコリーノチーズの2~3倍の値段がするだとか、1ポンド(454g)あたり100(約12,000円)ドルとも言われています。
仮に食べられるとしても激レア価格ですね。
希少性が高くなったことでよりお値段が高騰しているんだそうです。
なんとか食べられる方法は!?
カースマルツゥは
春の終わりから秋の終わりまでイタリアのサルデーニャ島で見ることが出来る!
ということで、サルデーニャ島の山羊農家では今でもひっそりとカースマルツゥが少量生産し続けられているのだとか。
現地の方と繋がりを作ってありつくしかなさそうですね!?
日本ではカースマルツゥを通販できる?
このように入手困難なチーズという事でなんとか一度食べてみたいところですが、現在日本では全く流通されいない状態です。
よって日本国内で通販で手に入れることは不可能です!
もちろんamazonや楽天でも売られていません。。
現地イタリアでも食べることはかなり難しそうなので、これは仕方ありませんね。
カースマルツゥの作る様子や食べている動画
ではカースマルツゥについてよく分かる層がを紹介します。
こちらの動画では作られているサルデーニャ地域の、のどかな雰囲気や虫の蠢く衝撃的な様子などがみられます。
パン屋クラッカーに塗り、ワインと楽しんでいる様子が印象的ですね。
その美味しさを一度でいいから味わってみたいものです。
カースマルツゥとは?味や通販方法、値段まとめ
とても柔らかく、酸味もありながらしっかりクリーミーというカースマルツゥ、一度は食べてその味を確かめてみたいものですね。
いつかはサルデーニャ島へ行って・・・と夢をみながらいつものチーズとワインを楽しみたいと思います(笑)!