世の中には実に多くのカクテルがあふれています。バーでカクテルを注文しようとした時、その豊富な種類に驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。
カクテルは味のバリエーションが多いので、その時その時の気分によってチョイスできるのが魅力ですよね。「サイドカー」というカクテルを聞いたことがありますか?
今回はサイドカーの由来やカクテル言葉の意味、自宅で作る際のカンタンレシピなどを紹介します。
サイドカーのデータ | |
タイプ | ショートカクテル |
アルコール度数 | 20〜30%前後 |
ベース | ブランデー |
カクテル言葉 | いつも2人で |
もくじ
サイドカーとは?その由来・起源!
サイドカーはブランデーをベースにして作られたショートカクテルで、女性に最も人気があるカクテルの1つです。
サイドカーという名前の由来には諸説あるので紹介していきます。
・その1
第一次世界大戦中に、敗戦したフランス軍兵士がサイドカーに乗って撤退しました。
恐ろしい敵軍からの恐怖心を減らすために、レモンをかじりながらブランデーを飲んだ光景からサイドカーの名前が付けられた説です。
・その2
サイドカーが交通事故を起こすと、同乗者が重い被害を受けがちです。これはドライバーが、無意識に自分を衝突から守るようにハンドルを切るためです。
同乗者は女性が多く、被害を受けるのも女性です。
サイドカーは女性を殺してしまう=サイドカーのカクテルは簡単に女性を酔わせてしまう。
このことからサイドカーという名称が付いたという説です。
・その3
偉大なバーテンダー『ハリーズ・マッケルホーン』がサイドカーで来店する客のために作ったカクテルから、サイドカーの名前が付けられたとする説もあります。
・その4
その③に登場したバーテンダー”ハリーズ・マッケルホーン”が自身の著書でロンドンの「バックス・クラブ(The Buck’s Club)」という社交クラブの、『パット・マクギャリー』というバーテンダーがサイドカーを考案したと記している。
こんな感じで様々な説がありハッキリとした名前の由来は分かりませんが、どの説にも共通する
- サイドカーという乗り物にちなんだこと
- 生まれたのが1920年前後であること
この2点は間違いなさそうですね!?
アルコール度数・味は?
サイドカーのアルコール度数は、使用するブランデーによって変わってきます!
一般的なブランデーのアルコール度数は40度弱から50度程度、そしてホワイトキュラソーは25度前後。
そこにレモンジュースと氷を足すことで最終的にアルコール度数は20~30度位になります!
アルコール度数が少し高めのカクテルですが、一緒に混ぜて作るホワイトキュラソーやレモンジュースといった柑橘系の香りとさっぱりした味で飲みやすいのが特徴です。
→ブランデーの深いコクと、柑橘系のさわやかな味が見事にマッチしたすでに100年近く愛されている傑作カクテルです!
サイドカーのカクテル言葉と意味
全てのカクテルには、独自のカクテル言葉というものを持っています。
サイドカーのカクテル言葉は、「いつも2人で」です。
乗り物の”サイドカー”そのものですね。
愛する恋人にプロポーズをしたり、愛を確かめ合ったりしたい時にピッタリのカクテルじゃありませんか!?
サイドカーの基本レシピ&より飲みやすいアレンジレシピ!
自宅でもつくれるサイドカー、その作り方はとってもカンタンです!
ご来客にサッとシェイカーを振って作るとポイントアップ間違いなし(?笑)
ベーシックなサイドカーのレシピ
◇材料◇
・ブランデー シェーカー2分の1
・ホワイトキュラソー シェーカー4分の1
・レモンジュース シェーカー4分の1
・氷 適量
◇レシピ◇
・シェーカーに氷を入れる
・残りの材料をシェーカーに入れて、シェイクすれば完成。カクテルグラスに注いでください
使用するブランデーの種類によって、完成するサイドカーの味は変化します。
1またスライスした生のオレンジを一緒にシェイクすると、より柑橘系の香りが付いて飲みやすくなりますよ。
サイドカーをアレンジ!?バラライカの作り方
サイドカーをアレンジしたものに、「バラライカ」というカクテルがあります。
レシピは次の通りです。
◇材料◇
・ウォッカ シェーカー2分の1
・ホワイトキュラソー シェーカー4分の1
・レモンジュース シェーカー4分の1
・氷 適量
◇レシピ◇
・シェーカーに氷を入れる
・残りの材料をシェーカーに入れて、シェイクすれば完成。
カクテルグラスに注いでください。
アルコールが苦手な方でもより飲みやすい1杯に仕上がりますよ!
サイドカーのカクテル言葉の意味や由来・レシピまとめ
サイドカーはちょっと強めのお酒”ブランデー”をベースに作られますが、ホワイトキュラソーとレモンジュースのおかげでスッキリ飲みやすいカクテルです。
「いつも2人で」という言葉を感じながらカップルで頂くのも良いかもしれませんね!?