皆さんはサルモーネをご存知でしょうか。
サルモーネという名前には馴染みがないですが、実は日本でかなり浸透している料理なんです。
カップルやご家族とご一緒に召し上がる際、日本で浸透している料理名を言うよりも、「これってサルモーネって言うんだよ」と言うとワンランクお洒落に聞こえます。
実は料理のバリエーションも幅広く、見かける事も多いのでは?
→そんなサルモーネとは?
ここではその意味、起源から料理のレシピまでをご紹介していきます。
もくじ
サルモーネとはどんなもの?
サルモーネとはズバリ「鮭」のことです!
日本の寿司屋などでイタリア人が頼むネタNo1はサーモンであるほど、現地では
人気の食材として親しまれています。
寿司屋に来てサーモンだけ頼んで帰るイタリア人のお客さんもいるんだとか!?
元々魚介類はイタリアで食されてきた食材ですが、現地では鮭はとれないため、魚の締め方や保存方法などは浸透していなかったとも言われています。
サーモンがイタリアで普及し始めた時期はノルウェーから輸入されたキングサーモンを食べていたそうです。
ルッコラやチーズ、トマトとの相性が抜群によいため、イタリアでは普及していったのでしょうね。
今では、日本でもメジャーな魚になっていますよね。
サルモーネの起源
サルモーネの発祥は南イタリアと言われていますが厳密な地域名などは分かっていません。
南イタリアは気候が温暖で農耕地としても恵まれており、海の交易拠点としても魅力的な土地だったことから、サーモンは南イタリアから普及していったと考えられています。
元々鮭がイタリア近海でとれなかった事から、ノルウェーから輸入された鮭を食していました。
今でこそ流通網の発達によりイタリアでも新鮮なサーモンが手に入るようになりましたが、普及当時はあまり新鮮ではなかったようで、生で食べる習慣はあまりなかったようです。
天然物のサーモンには寄生虫がいるため、現在生で食べられているもののほとんどは養殖されたものなんですよ!
サルモーネの食べ方は?
現地ではそのままグリルにしたりパイで包んだり、ピザやパスタに入れて食べられる事が多いですね。
その他前菜でスモークの薄切りやタルタル風にして身をほぐしたものが出されます。
白ワインに本当によく合うんですよ!
サーモン自体がサッパリしているためイタリア現地でよく使われているオリーブオイルとも良く合います。
そしてマリネにしてもおいしく頂けます。
サルモーネマリナート(サーモンのマリネ)としてサワークリーム、粒マスタードと和えてレモンなどをお好みでかけるとバツグンにおいしいんです。
さらにクリームソースに合わせて食べられる事も多いです!
濃厚なクリームソースにサーモンが入ったパスタが多いのは、現地ではチーズがよく獲れるためですね。
クリームなど必要なく、チーズだけで濃厚に仕上げるとめっちゃ美味♪
他にも実はトマト合わせても美味しいですし、イタリアの煮物と言われているアクアパッツァにもサーモンが使用されたりもします。
本当にバリエーション豊かな食材ですね!
サルモーネパスタ&ピザの作り方は?
ピザサルモーネのカンタンレシピ
サルモーネピザの作り方ですが、非常に簡単です。
普段のピザ作りの工程はそのままに、サーモンを乗せるだけで美味しく召し上がれます。
是非試してみて下さいね。
<簡単サルモーネピザ材料>※生地2枚分
◇材料◇
・ピザ生地(市販のものでOK)
・スモークサーモン(2枚・約20g)
・ホールトマト(大きいサイズのものを1缶)
・にんにく(1片)
・モッツァレラチーズ(80g)
・ほうれん草(適量)
・オリーブオイル(適量)
・塩コショウ(適量)
◇作り方◇
- フライパンを熱してオリーブオイルをひく。
- にんにくを弱火で炒める。
- ホールトマトを入れる。トマトはつぶしながら中火で7分ほど。
※にんにくの色が変わってきたらトマトを入れるのがポイント - とろみがでてきたら塩を適量加えて味を調えてソースの完成です。
- ピザ生地にオリーブオイルを塗りその上にトマトソースを伸ばす。
- カットしたサーモン、ほうれん草、チーズをのせる。
※塩コショウをこのタイミングでしておきましょう。 - 230度に温めておいたオーブンにピザ生地を入れて様子を見ながら10分~15分ほど焼いて完成です。
※焼いたあとお好みでバジル、パセリなどを乗せるとオシャレな仕上がりになります。
風味が出るため、サーモンはスモークサーモンがオススメ!
ほうれん草をルッコラに変えてもいいですね。
ほうれん草とスモークサーモンでシンプルにしておりますが、味の主張が少ないマッシュルームなどのキノコ類を入れてもおいしく召し上がれます。
かんたんアボカドサーモン豆乳クリームパスタの作り方
続いてはパスタです!
茹でる前に水につけておくだけで簡単に生パスタ風の食感を楽しめます。
ただパスタを茹でるのではなく、サーモンと良く合うので是非試して頂きたいレシピとなっています。
豆乳やアボカドとアクセントがしっかりしているため、とっても満腹感がありますよ。
<アボカドサーモン豆乳クリームパスタ材料>※2人前分
◇材料◇
・パスタ(160g)
・サーモン(半身)
・ベーコン(2~3枚)
・にんにく(1片)
・アボカド(1個)
・豆乳(200ml)
・コンソメ(固形1個)
・オリーブオイル(大さじ1)
・塩(小さじ1)
・黒コショウ(お好み)
◇作り方◇
- パスタは茹でる前に水につけて1時間ほど冷蔵庫で寝かす。
※寝かした後はいつも通りお湯で茹でるだけで食感が驚くほど変わります。 - フライパンにオリーブオイルを入れてみじん切りにしたにんにくを炒める。
- にんにくの香りが出てきたらベーコンを加える。
- 豆乳とコンソメを加え、コンソメを溶かす。
- 皮を剥き、種を取りざく切りにしたアボカド、スライスしたサーモンを加える。
- 塩コショウで味を整える。
※豆乳の風味も合わせて調整する。 - 「1」のパスタを茹でてソースに入れて混ぜ合わせたら完成!
ココでも味が足りない場合は塩コショウで味を調整してみてください。
・パスタを事前に水に浸けておくことでプリッとした食感になりサーモンによく合うのでオススメです。
味が浮いてしまわないよう、アボカドは少し熟れたものを使用して下さいね♪
パスタ・ピザサルモーネの由来や意味とレシピのまとめ
さて、サルモーネのご紹介をさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
今では鮭って様々な場面で使用されていますが、サルモーネという名前はあまり浸透していないため、知っているとみんなにびっくりされるかもですよ!
老若男女問わず召し上がる事ができるので、一人暮らしの方のちょっぴり凝ったディナーや大人数のパーティ料理など、シーンを選ばないのも特徴です。
普段何気なく作っている鮭料理も、「サルモーネ」と知っているだけで驚かれるかもしれませんね。
イタリアンなサルモーネを味わってみてくださいね!