こんにちは、ここではイタリアンに欠かせない『ポモドーロ』のご紹介です。
- ポモドーロって何?
- あの料理どんな作り方だったかな?
- よく食べるけどルーツは?
そういった方々のために、『ポモドーロ』そのものの意味やレシピ、起源をご紹介していきますね。
ポモドーロとは?
ポモドーロとはイタリア語で「トマト」の事です!
イタリアはトマト生産に適した気候で、生産量も世界で高い水準にあり、色々な種類のトマトが季節毎に生産されています。
市場に数週間しか流通しないようなレアなトマトがあるほど、現地では様々なトマトが作られています。
そしてポモドーロという「食材」そのものの名前が料理名になっています。
”pomodoro”と表記しますが、語尾のoroには「貴重な物」「黄金」という意味があります。
今では私たちの生活にすっかり浸透しているトマトですが、発祥時は貴重なものだった事が想像できますね。
ではなぜそのように黄金の名がついているのでしょうか?
ポモドーロの起源
ポモドーロが人々に親しまれるようになったその起源とは?
時は中世、1500年代のに遡ります。
トマトと聞くと赤いトマトをイメージする方が多いのではないかと思います。
しかし当時は黄色のトマトが今よりも割合として多かったのではないかと言われているため、黄色のトマトを見て当時の方が名付けたという説があります。
そんなトマトですが、意外にもトマトが食材として扱われ始めたのは18世紀になってからなのです。
その理由に
- 赤色への抵抗感
- 当時ナス科の植物には毒性が多くあったとされる事から、敬遠をされてきたのではないかという説
- トマトを入れていた食器がトマトの酸性によって溶けてしまい、それを食べた貴族達が鉛中毒になってしまったという説
など諸説ありますが、ついこの間まで(言い過ぎ?)トマトは人々に食されていませんでした。
ヨーロッパで初めてトマトを食べられたキッカケは飢餓による事から、相当警戒をしていた様子が見受けられますね。
しかも当初は酸味が非常に強いものだったそうですが、品種改良が重ねられ今日のような食べやすいものになったのです。
なんと本格的に栽培が始まったのは19世紀中ごろからと言われているため、ヨーロッパで食べられてからまだまだ歴史の浅い食材といえますね。
ポモドーロはどうやって食べる?
トマトは栄養素の面でいうと加熱処理するのが良いとされています。
老化やがんを予防する抗酸化物質や、美肌効果、風邪予防に役立つビタミンCなどトマトにはたくさんの栄養素が含まれており、トマトを包んでいる細胞膜が加熱によって剥がれ、栄養素の吸収が促進されます。
何よりも料理のバリエーション豊かなのが特徴です!
- トマトソースをパスタに和えたり
- リゾットに。
- もちろんピザにも合います。
- ポモドーロの肉煮込み料理などもありますね。
- カプレーゼに。
トマトベースの味付けは様々な料理の基礎となるため、豊富な活かし方があるんですね!
超簡単!とろーりトマトクリームソースパスタのレシピ
ポモドーロのパスタはカンタンに作ることが出来ます。
今回はトマトの素材の味を引き立たせるためトマトの水煮を使用します。
パスタにトマトソースがとろりと絡んで栄養もおいしさも抜群です。
<ポモドーロパスタ2人前分の材料>
◇材料◇
・パスタ(160g)
・トマト水煮の缶詰(約300g)
・バジル(適量)
・にんにく(0.5片)
・パルメザンチーズ(25g)※市販の粉チーズでもOK
・水溶き片栗粉/水と片栗粉それぞれ小さじ1
・オリーブオイル(大さじ1)
・塩(小さじ1)
・黒コショウ(お好み)
◇ポモドーロパスタの作り方 ◇
- ボウルにトマトの水煮を入れ、トマトを手で潰す。
- フライパンを温めオリーブオイルを引き強めの中火でみじん切りにしたにんにくを炒め、<1>のトマトを加え、塩をまぶす。
- 水溶き片栗粉を少量ずつ加え、とろみを少しだけ出すよう調節する。
- 煮立ったら中火にし(弱火でもOK)水分を少し飛ばして煮詰め、塩で味を調節し火を止める。
- 茹でたパスタ、チーズ、バジルをあえる。
- お皿に盛りつけお好みでバジルを再度加えたら完成。
トマトを煮詰める際、フライパンの縁についたトマトはヘラなどでとり焦がさないように注意しましょう。
シンプルな味付けで、どこか懐かしく安心する味がします。
トマトの栄養素たっぷりのポモドーロパスタです!
ミートソースとは一味違い”トマト”が主役!というところがポイントです。
ポモドーロピザの特徴とレシピ
ポモドーロピザはまさにピザの王道中の王道です。
トマトペーストではなく、ホールトマトを使用するのがポイント!
さらに様々な野菜を加える事でトマトの酸味も抑える事ができ、食べやすくなります。
野菜たっぷり!ポモドーロピザ生地2枚分の材料
◇材料◇
・ピザ生地(市販のものでOK)
・ホールトマト(大きいサイズのものを1缶)
・にんにく(1片)
・たまねぎ(1/2~1個)
・ピーマン(2~3個)
・ベーコン(2~3枚)
・モッツァレラチーズ(適量)
・オリーブオイル(適量)
・塩コショウ(適量)
◇ポモドーロピザの作り方◇
- フライパンを熱してオリーブオイルをひき強火でフライパンを温める。
- にんにく、粗みじんにしたたまねぎを弱火で炒め、5分ほど蒸し炒めにする。
- ホールトマトを入れる。トマトはつぶしながら中火で7分ほど。
※にんにくの色が変わってきたらトマトを入れるのがポイント。 - とろみがでてきたら塩を適量加えて味を調えてソースの完成です。
- ピザ生地にオリーブオイルを塗りトマトソースを伸ばしカットしたピーマン、ベーコン、チーズをのせる。
※塩コショウをこのタイミングでしておきましょう。 - 230度に温めておいたオーブンにピザ生地を入れて様子を見ながら10分~15分ほど焼いて完成!
・お好みでソーセージを加えてもいいですね!
・にんにくの量を調節するとかなり変わります。
トマト感が物足りないという方はカットトマトを乗せると良いですが、水がでてしまうため乗せすぎに注意しましょう。
出来上がったあとバジルソースを加えると味にアクセントがでますよ!
パスタ・ポモドーロの意味やソースのレシピのまとめ
ポモドーロ、いかがでしたでしょうか?
名前はあまり聞いた事ありませんが、かなり馴染み深いですよね。
ピザやパスタ以外にも豊富なバリエーションがあり、その他の野菜とも合うため、色とりどりの料理となり栄養を摂取できるのも嬉しいですね!
是非色々と試してみて下さい。