日本でもよくその名前を聞くようになり、レストランでも見かける事が多い『ジェノベーゼ』。
ジェノベーゼと聞いて
「緑色の・・・?」
でもどんなものか詳しくはちょっと(汗)という方も多いのでは?
ここでは
- ジェノベーゼとは?
- ジェノベーゼってどんな具が入っている?
- カンタン&おいしいレシピ
- その起源や意味は?
について紹介。
パスタやピザ・ジェノベーゼについてすべてが分かりますよ!
もくじ
ジェノベーゼとは?
イタリア・ジェノヴァという地域で生まれたバジル風味のソースをペスト・ジェノベーゼといいます。
バジルに松の実やチーズ、にんにく、そしてオリーブオイルを加えた料理です。
見た目の特徴は、バジルで味付けされていることによる緑色!味もやはりバジルの風味が特徴的、そこににんにくなどが効いた香り、風味がとても豊かです。
日本ではパスタ、ピザなどが親しまれていますね。
ジェノベーゼの起源、意味
ジェノベーゼというと主にパスタ料理を指す事が多く(ピザや煮込みもある)、“ジェノバの”という意味があります。
発祥地はその名の通り、イタリア北西部、リグーリア州のジェノヴァという地域。
およそ1800年頃から現地の家庭料理として親しまれてきたジェノベーゼ、当時は野菜スープなどが食べられていたようです。
気候が温暖なリグーリア州では、非常に香りのよいバジルが有名なんですね。
使われていなければ「ペスト・パスタ」と名前を言い分けられるそうですよ。
起原についてもう別の説
ジェノヴァ地方の料理人がナポリで作った料理が非常に好評で、その時に作ったソースが牛肉のワイン煮込みだったためジェノベーゼソースと呼ばれたという説もあります。
ナポリでは茶色いジェノベーゼが主流のためこういった説があるようです。
日本で稀に「ナポリ風ジェノベーゼ」という名称の料理があるのはまさにこのことですね。
ジェノベーゼの認識にイタリアと違いが!
日本ではバジルを使いにんにく、オリーブオイルで風味付けをした緑色のパスタをジェノベーゼと呼びますが実は、現地ではジェノベーゼというと茶色なんです。
食べ方と認識が異なるため、現地に行って「ジェノベーゼ」と注文すると、全く味付けが異なる料理が出てきてしまうので注意が必要です!
我々日本人がイメージする緑のジェノベーゼを現地では「ペスト・ジェノベーゼのパスタ」と呼ぶんです。
ジェノベーゼを緑色と認識していた方にとっては驚きですよね。
いわゆる日本でいうジェノベーゼ、緑色のパスタ。
この「緑色」の部分は現地で“ペスト”と表現されていることが多いんです。
→ちょっと紛らわしいですが、イタリア現地で慣れ親しまれているジェノベーゼは
「牛肉をワインで煮込んだソースのため茶色をしている。」
しかし
→日本でいうジェノベーゼは現地でペスト・ジェノベーゼのパスタと言われ
「おなじみバジルソースの緑色をしている」
である、という事ですね!
ジェノベーゼの食べ方は?
ピザ、パスタ共に楽しめるジェノベーゼ。
その具材には海の幸を使用する事が多く、ホタテやエビなどがよく合います。
ソースにもバリエーションがありますね。
現地でいうペストですが、松の実をくるみやピーナッツで代用したり、バジルの代用として、しそで作られたりもしています。
しそジェノベーゼソースはごはんやリゾットにもピッタリ。
パスタやピザだけではなくジェノベーゼソースを使った煮込み料理など色々な食べ方を楽しむことが出来ます。
ジェノベーゼパスタのレシピ
今回は定番の「緑色」をしたジェノベーゼのご紹介。
日本では特に女性人気が高いパスタですがそのカロリーって気になりませんか?
今回ご紹介するレシピでは、低カロリーのためダイエット中の方にもオススメの料理です。
低糖質パスタはオンラインショップなどで250gで1000円程で購入できますよ。
<ダイエットに最適!糖質オフでおしゃれジェノベーゼパスタ>※2人前の材料
- 低糖質パスタ(約200g)
- エビ(6尾)
- ホタテ(適量)
- マッシュルーム(4~6個)
- ジェノベーゼソース(適量)
- にんにく(0.5~1片)
- 塩コショウ(適量)
- オリーブオイル(適量)
◇作り方◇
- オリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを炒める。(強火)
- 香りがでてきたら殻を剥いたエビ、スライスしたホタテ、マッシュルームを加え炒める。(中火)
- 茹でたパスタを加えてしばらくしたらジェノベーゼソースを加えて混ぜる。(弱火)
- 塩コショウや更にジェノベーゼソースを加える事で味を調節し完成。
海鮮をインゲンやアスパラなどヤサイに変えるとよりヘルシーになります。
ジェノベーゼソースに塩分やにんにくが含まれている事が多いため、味を調節する際はご注意下さいね。
素材を炒めて混ぜ合わせるだけでできてしまうため、料理を普段しない方でもカンタンにできますよ!。
ジェノベーゼピザレシピ
続いてはピザのレシピをご紹介致します。
ポテトやベーコンの歯ごたえがよく、バジルの風味が食欲をそそります。
非常にシンプルに作れますのでトマトソース以外のピザを食べたいなんて方は是非お試し下さいね。
<シンプルだけどガッツリ食べられるジェノベーゼピザレシピ>材料※生地2枚分
- ピザ生地(市販のものでOK)
- じゃがいも(5個)
- ベーコン(4~5枚)
- チーズ(適量)※とろけるチーズでOK
- にんにく(2片)
- ジェノベーゼソース(適量)
- 塩コショウ(適量)
- オリーブオイル(適量)
◇作り方◇
- ジャガイモの皮を剥き、千切りにしておく。
- オリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくと千切りにしたじゃがいもを
サッと炒める。 - ピザ生地にオリーブオイル、ジェノベーゼソースを塗り、「2」で炒めた具材と
- スライスしたベーコン、チーズをピザ生地に乗せ塩コショウを振る。
- 230度に温めておいたオーブンにピザ生地を入れて様子を見ながら10分~15分ほど焼いて完成。
ジェノベーゼソースの風味がやや弱いと感じた場合はバジルをたっぷり振りましょう。
ジャガイモを炒める際、パリッと仕上げたり、水分をやや残したりする事で色々な食感が楽しめます!
お好みで粉チーズをかけるのもGOODです。
パスタ&ピザ ジェノベーゼのソースや具材、レシピのまとめ
ジェノベーゼ、いかがでしたでしょうか。
日本のジェノベーゼと現地のジェノベーゼの認識が異なるのは面白いですね。
トマトベースのイタリアンに飽きてしまった方は気分転換にいかがでしょうか。
バジルの風味が強いので味付けで失敗しにくい!ということで作りやすいんですよ!
ジェノベーゼ、是非お試し下さいね。