こんにちは。ピザやパスタを注文するときに「ロマーナ風」という言葉は、良く聞くことはありませんか?
ポピュラーな料理名なんですが実はどんなものか分からない・・・。。
という方も多いのでは?
今回はそんなロマーナについてその意味やレシピの紹介と同時に”ロマーナとローマ風の違い”などについて紹介していきます。
ロマーナとはどういうもの?その特徴は?
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ロマーナ(romana)とは、アンチョビを使った料理(主にピザ)のことをいいます。
具材も少しずつ変わりますが、基本となるのは、アンチョビ以外にトマトソース、モッツァレッラ、バジリコを使うことが多いです。
そう、と言うことは『マルゲリータ』にアンチョビが入るとそれは”ロマーナ”になるんです!
ある意味とてもスタンダードなピザと言えますね!
イタリアンがお好きな方ならどこかで1度は食べたことのある料理ではないでしょうか?
多くの場合この”ロマーナ”はピザを指す場合が多いのが現状です。
ロマーナの起源と意味
ロマーナとは「ローマ人の」という意味のイタリア語です。
つまりローマで考案された伝統的な郷土料理なのです。
ピザでもパスタでもこの「ロマーナ」という言葉が使われていれば、具にアッチューゲ(塩漬けのアンチョビ)が入っています。
同時にトマトソースとニンニクがセットで使われることも比較的多いです。
ロマーナに使用するチーズについては特に決まりはありませんが、モッツァレッラチーズやペコリーノチーズが多いですね。
ローマ風との違いは?
ロマーナのピザはイタリアでは、ピザ・ロマーナ(pizza (alla) romana)と呼ばれます。
ですが「ピザ・ロマーナ」と勘違いされやすい名前の料理として「ローマ風ピザ」があります。
名前が似ているので混同しやすいのですが2つは意味が違います。
ナポリ風ピザと対(つい)のように語られる”ローマ風ピザ”。
ローマ風ピザは
生地が1cm以下でとても薄く作られているもの。
パリパリとした食感で容易に砕けやすい”いわゆる「クリスピー」タイプのピザ”ということの事をいいます!
ちみにナポリ風ピザは、くふちの部分が高く厚みがあり生地がとても柔らかいピザです。
ロマーナ・ピザはあくまで”アンチョビ”がのったピザという事で、生地が薄いものも、厚いものどちらのものもあります!
パスタについて
レストランなどにおいてパスタや他の料理でも”ロマーナ”と書かれているものがあります。
しかしこれらは「アンチョビ」が入っているわけではなく”ローマ風の”という意味である場合がほとんどです。
実際現地では「pizza alla romana」よく言われるものの、「pasta alla romana」という言われ方はほとんどされないのが現状です。
こういった商品もありますがこれはあくまで”商品名”としての名前。
現地ではこれに好みの素材(アンチョビやチーズ)を足し調理されたりしています。
ちょっとややこしいですよね(汗)
作り方や、バリエーションは?
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とてもシンプルなピザですので、材料や作り方で大きな差が出る料理と言えますね。
「ピザ・ロマーナってお店で食べたけど、口に合わなかった…」という方は、別のお店のものをチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ご家庭では素材にこだわったり、作りたてを食べてみるなど少しの工夫で全く違う”ロマーナ”が食べられます。
ご家庭でできる手軽かつ、少し本格的なピザ・ロマーナをご紹介しましょう。
◇ちょっぴり本格ロマーナ◇ ※1枚分
ピザ生地 1枚分
トマトソース 適量
トマト 1つの半分
アンチョビ 2~3枚
モッツァレラチーズ 適量
乾燥バジル・パセリ 少々
◇作り方◇
- ピザ生地にトマトソースを敷き、くし切りのトマトとちぎったアンチョビをのせます。
- モッツァレラチーズを敷き詰めて200度のオーブンで約10分~15分ほど焼く。
- 食べる前に乾燥バジルとトマトをのせる
生地の厚さによって時間は変わります。
焼いている間もちょこちょこ様子を確かめ時間を調節してください!アンチョビの塩気があるので、全体的に薄味を意識し、塩はふらないようにしましょう。
ちょっぴりアレンジ!
・上記のレシピに、薄めにくし切りに薄めにカットしたジャガイモをのせて焼くと、アンチョビの塩気が少し和らぎ、また別のおいしさがあります。さといもも意外に合いますよ!
・アンチョビは魚介ですので他にエビ、シラスなどの魚介類をのせてもとても合います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ロマーナとは、知らないうちによく食べられている料理でしたね。その分、各お店の個性が出る料理とも言えると思います。
食べ比べてみて、是非お気に入りのロマーナを見つけてくださいね。
ご家庭で作る際には、色々な食材を試し、イタリアの一般家庭のように各家庭それぞれの味のロマーナを作ってみてはいかがでしょうか。