世界には私たちが知らないカクテルが多く存在します。
マリガリータというカクテルを知っていますか?
今回はマリガリータのカクテル言葉の意味や由来、度数、そして美味しいレシピをご紹介します。
マリガリータのデータ | |
タイプ | ショートカクテル |
アルコール度数 | 25度前後 |
ベース | テキーラ |
味 | 中口 |
カクテル言葉 | 無言の愛 |
もくじ
マリガリータの特徴とアルコール度数
⇒⇒マリガリータ(Margarita)はテキーラベースでレモンが使われたショートカクテルです。
マリガリータの特徴は、スノースタイルと呼ばれるカクテルグラスのふちにつけられた塩ではないでしょうか!?
スノースタイルはライムやレモンで湿らせたグラスのふちにたっぷりの塩をつけます。
横から見るとまるでグラスに雪が積もっているかのような見た目です。
ベースのお酒となるテキーラのアルコール度数の高さや濃厚な味わいをレモンやライムの柑橘系のすっきり爽やかな香りで引き立てています。
度数は?
テキーラのアルコール度数が高めなので、マリガリータのアルコール度数はおよそ25度前後と高めです。
ショートカクテルということもあって沢山一気に飲むというよりは、その味わいを感じながら嗜む事をオススメします。
マリガリータの名前の由来
⇒⇒マリガリータ(Margarita)はスペインの女性の名前の一つです。
1949年ロサンゼルスのバーテンダー、ジャン・デュレッサーが生んだとされるマリガリータ。
同じ年に行われたカクテルコンテストで3位になり、その名が知られるようになりました。
このカクテルは、作者であるジャン・デュレッサーの恋人マルガリータの名にちなんで作られました。
このマリガリータというカクテルが出来た背景には、少し悲しい話があります。
なぜ、悲しい話なのか?
それは恋人であるマルガリータが、一緒に出掛けた狩猟場で、流れ弾にたまたま当たってしまい、亡くなってしまったからなのです。
亡き恋人を思い偲び、作られたこのカクテル。
賞を取る事もでき、現在でも語り継がれて大変有名なカクテルの一つです。
そしてグラスのフチに塩を付けるスノースタイルは、所説ありますが、亡き恋人マルガリータがお酒を飲む時に塩を舐めながら飲んでいたことに由来すると言われています。
会えなくなってしまったけれど、亡き恋人のお酒を飲むスタイルを取り入れるなんて、ロマンティックですね。
悲しい話によって作られたカクテルではありますが、きっと天国の彼女もこんなに有名になり語り継がれている事に驚き、喜んでいることでしょう!
マリガリータのカクテル言葉とその意味
⇒⇒マリガリータのカクテル言葉は「無言の愛」
名前が付けられた由来からも分かるように、亡き恋人を思い偲び、作られたこのカクテル。
今、話をすることは出来なくても「愛」を表現することは出来るという作者の気持ちも感じ取る事が出来ますね!?
今は亡き彼女への「無言の愛」
何だかとってもセンチメンタルな気持ちにさせるカクテルです。
マリガリータの作り方&美味しい飲み方
・テキーラ 30ml
・ホワイトキュラソー 7.5ml
※オレンジのリキュールの事です。
・ レモンジュース 7.5ml
※ライムジュースでも代用可能です。
・塩 (スノースタイルを作る際に必要)
□基本の作り方
- テキーラとホワイトキュラソーとライムジュースを混ぜます。
- シェイクします。
- スノースタイルにしたグラスに注ぎます。
ライムジュースやレモンジュースをフレッシュな果物を使う事も出来ます。
フレッシュな果物の方だとより一層香りが引き立ちます。
もっと美味しく飲むアレンジ方法
マルガリータはこんなアレンジでもっとオシャレに、そして飲みやすくなります。
フローズンマリガリータ
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□作り方
- クラッシュした氷をいれ、ミキサーにかけてからシェイクします。
- 凍っていると、甘みを感じにくくなるので小さじ1程の砂糖を入れると飲みやすくなります。
- ミントを飾り、ストローを刺して出来上がりです。
とても見た目にも涼しげなカクテル。夏場に試してみたい一つですね!?
ブルーマルガリータ
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ホワイトキュラソーは、オレンジのリキュールですがそのリキュールに着色したものがあります。
ブルーキュラソーがその一つ。
ホワイトキュラソーの代わりに、ブルーキュラソーを使うとその名の如く、ブルーの色味のマルガリータが出来上がります!
味はほぼ同じ味で美しい見た目、気分を変えてみたい時にいかがでしょうか?
最後に・・・
マリガリータは、スペイン語の女性の名前です。
良く間違われるピザのマルゲリータはイタリア語ですがあちらの語源は英語の「マーガレット」だそうです。
言葉によって少しずつ意味合いが違ってくるので間違えないようにしましょう。
このカクテルの由来である、亡き恋人マルガリータ。
作者であるジャン・デュレッサーはどんな気持ちでこのカクテルを作ったのでしょうか。
そんな事も思いながら、このカクテルを嗜む時間も大人の時間。
爽やかに通り抜ける柑橘の香りが、何だかとても切ない気持ちにもさせる、そんな一杯。
今夜はマルガリータで酔いしれてみませんか。