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韓国料理ピンデトックとは?作り方のレシピやチヂミ、パジョンとの違いも解説!

野菜をたくさん摂れるヘルシーさや、辛みや甘みの複雑な味わいなど、韓国料理の人気は年々高まっているように思われます。

今回は、そんな韓国料理の中から、あまり耳馴染みのない「ピンデトック」というジューシーな料理をご紹介します。

ピンデトックとは?その細かい特徴

ピンデトックは、生地に緑豆を使った韓国風お好み焼きのことを言います。

韓国風お好み焼きといえば皆さん『チヂミ』はご存知だと思いますが、ピンデトックはその一種と覚えておくと良いかと思います。

実際に韓国レストランではピンデトックを『緑豆チヂミ』とメニューに記載しているところもあるんです。

チヂミはかなり有名ですよね。野菜チヂミ、海鮮チヂミなど多くの種類を目にしたことがあるのではないでしょうか。

ベースになる生地は緑豆を挽いたもので、一般的によく食べられているチヂミと違って、小麦粉は使われていません

香ばしい鼻に抜ける香りと、軽めの食感がやみつきになります。
たくさんの油を使って揚げ焼きに近い方法で作るため、カリッとした食感がたまらないですね。

また、ベースの味がシンプルなため、具材は海鮮、お肉、野菜など何を入れても美味しいのです。

たくさんのお店で食べ比べをしてみたり、自分で具材を工夫して作ったり、いろいろな楽しみ方ができます!

ピンデトックとチヂミの違い

そっくりなピンデトックとチヂミですが、2つの違いは使われる生地です

チヂミの生地は基本的に薄力粉、要するに小麦粉ですが、ピンデトックの生地は緑豆

具材は同じでも生地によって呼び名が変わるんです。

そしてさらに見た目が似た料理に『パジョン』というものがありますが、パジョンは

  1. 生地が米粉(上新粉)ベースのネギ入りチヂミ
  2. パ(韓国語でネギ)+ジョン(焼き)で、ネギ焼きという意味で単純にネギチヂミ。

という風にいくつかの解釈の仕方があるようですが”ネギ”は必須となっています。

いずれにせよ現在ではピンデトック、パジョン、チヂミは別のものとして提供されていることがあるのでその違いを知っておくと!いざ”という時に困らなくてすみますよ!

ピンデトックの歴史や意味、由来

ピンデトックが韓国の文書に初めて登場したのは李氏朝鮮時代の1670年代、非常に古くから食べられていた料理です。

貧しい人が緑豆を粉にして作った生地を焼いて食べていたので、これを韓国語で”貧乏人の餅”という意味の『ピンデトック』と呼ばれるようになった。

ということです。また、

ピンデ(南京虫)にその見た目がにていることから、ピンデ(南京虫)トック(餅)という名前になった。

という説もあります。
どちらもちょっと驚きの由来ですね!

ピンデトックの作り方のレシピ、美味しいアレンジなど

韓国料理の嬉しいところは、手に入りやすい素材や調味料で、お家で簡単に味を再現できるところ。
さらに自分好みにアレンジして食べ安いのも良いところです!

今回は、そんなピンデトックを簡単に作れる”基本的”な作り方&美味しいアレンジレシピをご紹介します。

■材料 <2人分>

・緑豆    300g(皮を剥いたもの)
・ニンジン  小さいもの1/3本
・キムチ適量 (好みで少なくしたり多くしたり)
・にんにく   適量(おろしたもの)
・ネギ    適量
・豚のコマ肉 120g
・ごま油とサラダ油

 

■作り方

  1. 緑豆をよく洗い、1晩水につけて少なめの水と共にミキサーにかけます。
    ※水につける前に、よく洗って皮を取るのがポイント!!
  2. ニンジンは細くざく切りに。
    ボールにニンジン、ごま油少々、ねぎ、にんにくを入れ軽く塩を振り混ぜ合わせる。
  3. 軽く洗ったキムチを細かく切って、水気が残らないように絞る。
  4. ミキサーにかけた緑豆と②と③を、小さめに切ったコマ肉を入れてよく混ぜ合わせます。
  5. フライパンで多めのごま油&サラダ油を熱し中火で両面を焼きます。

こちらの”水を入れるだけ”でできるパウダー生地で簡単にピンデトックができますよ↓

そしてタレはお醤油、お酢、お砂糖、ごま油、胡麻、刻みネギを合わせて作ります。
お醤油とお酢は2:1が基本です、お好みで加減してみてください!

お皿に盛り付けごまを一振り、タレをつけていただきます~

材料も手順も難しくなく、これなら時間のない日の夕ごはんに、プラス1品として心強いですね。

さらに、作るのに慣れてきたら、味の好みに合わせて様々なアレンジも楽しめますよ!

さっぱり食べたい!

玉ねぎを粗みじん切りにして入れると、しゃきしゃきした食感とすっきりした風味が加わります。

辛みを抑えてマイルドに食べたい!

王道のアレンジでしょうか、チーズを加えていただくと、キムチの辛みもまろやかになり、コクの深い味わいになります。

本場の味を楽しみたい!

ピンデトックにぴったりの、「牡蠣の塩辛」が韓国料理の専門店などで手に入ります!

屋台の店員さんもおすすめの本場の味、具材として入れて食べればそこはもう韓国???(笑)

まとめ

今回はチヂミの一種であるピンデトックについてご紹介しました。

その生地が緑豆から!というのには以外じゃありませんでしたか?

小麦ベースのチヂミとはまた風味が違うので食べ比べしてその差を是非体感してほしいと思います!

そしてお家で作る際はいろんな具材を使ったりしながら、その香ばしい風味を楽しんでみください!