韓国料理の代表的なものといえばやっぱり焼肉が真っ先に挙がりますよね。
そんな韓国の焼肉には様々な種類があるのですが、中でも人気なのが韓国”ホルモン”のコプチャンです。
ここでは
- コプチャンとはどんなもの?
- シマチョウやテッチャン、マルチョウとの違い
といった内容について解説していきますね。
韓国のホルモン・コプチャンとは?

コプチャンとは?
✔️コプチャン(곱창)とは韓国語で小腸の事をいいます。
コラーゲンがたくさん含まれていて、柔らかくも噛み応えがあって美味しいですが、脂が多くなかなかハイカロリーなのも特徴。
韓国においてコプチャンは焼肉として食べられることが多いですが、いわゆる”お肉”を焼く焼肉店でコプチャンのようなホルモンを出すお店は少ないんです。
サムギョプサルやモクサル、カルビなどの”お肉”の焼肉店と、コプチャンなどのホルモン焼きのお店は別々になっていることが多いです(一緒に出すお店もないことはないけど)。
さらにコプチャンは鍋として食べられることも多く、韓国にはコプチャン鍋の専門店も沢山あるんですよ。
コプチャン鍋は小腸だけでなく、胃(マクチャン)や大腸(テッチャン)、ハツ(ヨムトン)など他の部位も入っているほか、タマネギやジャガイモ、ニンニクといった野菜も同時に焼きます。
モツから出た香ばしい脂がしみた野菜がとても美味しい!
コプチャンの言葉の意味
「コプチャン」という言葉は
- 脂という意味を持つ“コプ”
- 腸という意味を持つ“チャン”
そのふたつが合わさり、脂の多い腸という意味です。
小腸は丸い筒状の”腸”の外側には脂が沢山ついているためこのような名前になったんですね。
先ほどもお話ししたように、韓国ではコプチャンジョンゴル(コプチャン鍋)といえば小腸だけでなく、胃(マクチャン)や大腸(テッチャン)など他の部位も入るんです。
日本ではホルモンといえば内臓全般を指すことが多いですが、厳密にいえば小腸のこと。
ということで、日本使われる”ホルモン”と、韓国でいう”コプチャン”は近いニュアンスであると思えばわかりやすいかと思います。
コプチャンとシマチョウ・テッチャンの違い

✔️コプチャンは小腸ですが、シマチョウは大腸ということで2つは別のものといえます。
大腸はシマチョウといいますが、テッチャンとも言われます(特に関西地域)
なので整理すると、
コプチャン(小腸)≠シマチョウ=テッチャン(大腸)
という訳です。
ちょっとややこしいけど、まずはシマチョウとテッチャンは同じもの!とだけ覚えておけば良いかと笑
そしてシマチョウは大腸ですからコプチャンより大きめというか太めな、というのも特徴です。
コプチャンとマルチョウの違い

✔️マルチョウは小腸のことでコプチャンとは同じものです!
ですから
コプチャン=マルチョウ(小腸)≠テッチャン=シマチョウ(大腸)
となりますすね。
ちなみにマルチョウという名前、ひと口大に切った筒状の小腸の、外側と内側をひっくり返したものを指し、丸い形をしていることからそう呼ばれるようになったと言われています。
ちなみに日本のもつ鍋に使われるのもこの部位なんですよ。
まとめ
ホルモンにはたくさんの呼び名があってややこしいですよね。。
コプチャンだけでなく、ホルモンがどこの部位なのか分かると、食べる時などハナシのネタにもなるので、今回紹介した部分だけでも覚えておくと便利ですよ♪
私はコプチャンに関しては、コプチャン→子ぷちゃん👶→小さい→小腸と覚えています(泣