欧州料理の中でもひときわ人気のスペイン料理。
その中でも南部の人気料理として人々に愛されているスープがアホブランコです。
ここではそんなについて
・アホブランコとはどんなもの?起源や歴史まで
・簡単おいしいアホブランコのレシピ
・東京で味わえるるレストランは?
について詳しく紹介していきます!
もくじ
アホブランコとは?
アホブランコ味や言葉の意味
アホブランコ(Ajoblanco)は、スペイン南部のアンダルシア地方で親しまれている冷製スープです。
ことばの意味は、アホ(にんにく)ブランコ(白)ということで、直訳すると「白いにんにく」という意味。
スペインでもっとも有名な冷製スープ・ガスパチョに対し「アホブランコ」は”白いガスパチョ”と呼ばれています。
アーモンド、にんにく、オリーブオイル、ぶどう、ワインビネガーなどを主な材料として使用しているこのスープは、にんにくとアーモンドの風味が効いたまろやかで香ばしい味です。
このスープに使われるアーモンド、スペインはアメリカに続く世界第2位の生産国なんですよ!
さらにぶどうとお酢が使われていることで、パンチだけでなく爽やかさと深みも感じられます。
アホブランコの起源・歴史
アホブランコの起源は諸説ありますが、有力な説ははスペインがムーア人に支配されていた8世紀ごろと言われています。
(ローマまたはギリシャにルーツがあるという説もアリ)
ということはアホブランコはスペインで最も有名なスープ「ガスパチョ」よりも以前からあるということになります。
というのもトマトがスペインに紹介されたのは、コロンブスの探検隊による新世界探検の後だからという理由。
コロンブスが活躍したのは15世紀頃なので、確かにアホブランコの方が歴史が深い!という事になりますね。
アホブランコの簡単レシピ
アーモンドの処理以外は”混ぜるだけ”と、手間がほとんどかからずに作ることができます。
簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてください!
【材料】
・アーモンド:150g
・パン(前日のものが良い):50g
・水:約400ml
・オリーブオイル:100ml
・ワインビネガー:大さじ2〜3
・ニンニク:2〜3片(お好みで調整)
・塩:お好みで調整
・マスカット:お好みで
【作り方】
- アーモンドを1時間ほど水に浸して皮をむき、フードプロセッサーに入れてペースト状にします
- パンを水に浸して柔らかくし、水気を絞ります
- ミキサーに入れたアーモンドに、パン、にんにく、オリーブオイル、ワインビネガー、塩を加え、滑らかなテクスチャーになるまでよく混ぜます
- 水を少しずつ加えながら、スープのような液状になるまでブレンドします、水の量はお好みで調整してください
- スープが滑らかになったら、冷蔵庫で数時間冷やします
- 仕上げに半分に切ったマスカットをトッピングしオリーブオイルを垂らせば完成!
↓レトルトもありますよっ
東京でアホブランコが味わえるお店
紹介するのは全てスペインレストラン。
単品で注文できるお店、コースでアホブランコが提供されるお店など、さまざまです。
Bar Español YEBRA
東京都千代田区大手町2丁目6−4 TOKYO TORCH 常盤橋タワー 1F
小笠原伯爵邸
東京都新宿区河田町10−10
MASIA
東京都中央区銀座2丁目4−6 ベルビア館 8階
アロセリア ラ パンサ
東京都中央区銀座1丁目15−8 銀座耀ビル 1F
この情報は記事執筆時のものですので、アホブランコを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店に確認してみるのがおすすめ。
アホブランコまとめ
スペインの冷製スープ「アホブランコ」を紹介してきました。
日本ではまだあまり知られていこちらのスープ、にんにく好きならきっとハマってしまう、癖になる味です。
簡単に作れますし、レトルトもあるので、何かきっかけがあれば日本でも人気になりそうな予感。
そうなる前に是非一度味わってみてくださいw