日本人には馴染みが薄いギリシャ料理は、その地を活かした新鮮な素材そのものを活かした料理が多いんです。
ここではそんなギリシャで人気の軽・スパナコピタについて
・どんな食べ物?味や起源など
・おうちで作れるスパナコピタのレシピ
・東京で食べられるお店
を紹介していきます。
もくじ
スパナコピタとは?
スパナコピタとは?材料や味について
スパナコピタ(Σπανακόπιτα)は、ギリシャ料理の一種で、フィロ(フィロパイ生地)で包まれたほうれん草のパイです。
具材にはほうれん草以外にも、レーズン、フェターチーズ、卵、玉ねぎ、ハーブなどが使われることがあります。
特にギリシャのチーズ・フェターチーズのしっかりした塩見とほのかな酸味がポイント。
同じくホウレンソウを使ったキッシュと似ていますが、スパナコピタの方が小さくて生地がサクサクで軽くいただけます。
ギリシャ料理の中でもとてもポピュラーな料理の一つで、前菜や軽食として食べられています。
地域によって生地や他材料にも違いがあり(ホウレンソウではない野菜であったり、チーズが豆腐に置き換わるなど)様々なバリエーションも確認されています
スパナコピタの起源・歴史
スパナコピタは古代ギリシャの時代(紀元前の頃)からあったようです。
紀元前 5 世紀の詩人・フィロクセノスの遺した書に「宴会の終わりに主催者たちが牛乳と蜂蜜で作ったパイのように焼いたチーズケーキを出した」という記述があり、それがスパナコピタの元になった可能性が高いとされています。
そのように古くから受け継がれ、地域ごとにアレンジが加えられながら現代に至っています。
スパナコピタのレシピ
シンプルなスパナコピタは日本人にも食べやすい味です!
【材料】
フィロパイ生地:約10枚(解凍済み)
ほうれん草:500g(洗って水気を切り、細かく刻む)
玉ねぎ:1個(みじん切り)
ディルやパセリ:大さじ2(みじん切り)
卵:2個
フェタチーズ:150g(ほぐしたもの)
オリーブオイル:大さじ2
塩とこしょう:お好みで
バター:50g(溶かして)
オリーブオイル:適量(フィロパイ生地に塗る用)
【作り方】
- フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りの玉ねぎを炒めます。
- ほうれん草を加えて炒め、しぼり汁が蒸発するまで調理します。塩とこしょうで味を調え、ディルやパセリを加えて混ぜます。冷ましてから、ほぐしたフェタチーズと卵を加えて混ぜます。
- フィロパイ生地を広げ、1枚ずつ刷毛でオリーブオイルを塗ります。2枚を重ね、長辺に餡をのせて巻きます。これを12本作ります。
- バターを溶かし、別のボウルに用意します。
- フィロパイ生地の巻きを一本取り、バターを刷毛で塗ります。巻いていく途中でバターを塗り、最後に巻き終えたらバターを塗ります。これを全ての巻きに行います。
- オーブンを180℃に予熱します。
- バターで塗った巻きを、らせん状に丸めて敷き詰めたオーブン皿に並べます。
- 表面に余分なバターを塗り、オーブンで20-25分焼いて、表面がきれいに焼き色がついたら完成
これで美味しいスパナコピタのできあがり。
クリスピーなフィロパイ生地とほうれん草の風味が楽しめる一品です。
↓生地はこちらから
↓ギリシャのフェタチーズで作るのがポイント
スパナコピタが東京で食べられるレストラン
東京および横浜でスパナコピタが食べられるレストランがこちら。
ギリシャ料理 KAZENOKURA
東京都新宿区歌舞伎町2丁目18−9 林ビル
ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ
東京都港区東麻布2丁目23−12 1F
ギリシャの家庭料理&ワイン・フィリ東京店
東京都台東区浅草橋2丁目15−3
スピローズ
〒144-0052 東京都大田区蒲田5丁目7−6 CCMビル 3階
ギリシャ料理&バーOLYMPIA
こちらは横浜になりますが、スパナコピタが提供されているので紹介しますね!
神奈川県横浜市中区中区中区太田町2丁目30 みどり ビル 1F
この情報は記事執筆時のものですので、スパナコピタを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
スパナコピタまとめ
いかがでしたか?
生地とチーズさえあれば本場の味が簡単に再現できるので、ぜひチャレンジしてみてください!