世界には日本にはなじみが少ない食べ物が、まだまだたくさんありますよね。
「えっ、こんな食べ物があるの?」「日本人の口には合わなさそう」などと感じるようなものも少なくありません。
カオニャオマムアンという食べ物を知っていますか?
東南アジアのタイでよく食べられている、とてもポピュラーな食べものです。
日本人的には「?」となりそうな食べ物ですが、いったいどのようなものなのでしょうか!?
今回はそんなカオニャオマムアンの特徴や味、食べ方、タイ語の意味、歴史、そして自宅で作れる簡単レシピを紹介します!
これっておかず?カオニャオマムアンとは!食べ方や味
カオニャオマムアン (ข้าวเหนียวมะม่วง) とは、ご飯の上にマンゴーが乗ったタイのスイーツです。
驚きましたか?そうです、ご飯とマンゴーの組み合わせですよ!?
日本人的にはご飯とマンゴーというか、それ以前にご飯とフルーツの組み合わせ自体がイメージしにくいですよね。
お米といっても正確にはもち米なのですが、いずれにしてもちょっとびっくりする食べ物ですよね!?
ココナッツミルクと砂糖、塩などで炊かれたもち米に、タイではとても安価な鮮やかな黄色いマンゴーをトッピング。
そこに甘~いココナッツミルクをさらにたっぷりかけて食べるんです!
食事というよりも、完全におやつ(スイーツ)としてタイ人の間で人気です。
カフェやレストランの他、屋台でも食べることができますが屋台の方がカフェやレストランと比べてより安く、そしてボリュームも多いのが特徴!
とても安く購入できるのでタイでは老若男女問わず多くの人々に親しまれています。
注文するとプレートにもち米とマンゴーが別々に、もしくはもち米の上にマンゴーが乗った状態で出てきます。
カオニャオマムアンの食べ方は?
食べ方に決まりはありません、好きなように食べてOKです!
もち米とマンゴーを一緒に食べてもよし、別々に食べてもよしです。
ココナッツミルクを追加でかけるとより甘く、まろやかさがアップするので、よりデザート感覚で食べたい人はぜひどうぞ!
ココナッツミルクを含んだまろやかでモチモチとした食感のもち米と、甘くてジューシーなマンゴーの相性がよく合います。
始めはもち米とマンゴーの組み合わせに不思議な感覚を覚えますが、食べ続けるとなぜだか癖になり病みつきになる味です!
カオニャオマムアンのタイ語の意味、歴史や由来
カオニャオマムアンの意味ですがタイ語の意味は
- カオニャオ=もち米
- マムアン=マンゴー
となっています、そのままですね!?
そんなカオニャオマムアンの歴史ですが、アユタヤ後期の18世紀頃にはおやつとして食べられていたという記録が残っています。
タイでは日本よりもお米が生産されていますし、マンゴーも沢山収穫されているのはもちろんのこと。
その2つが手軽に手に入るということでおやつ(スイーツ)として美味しく食べるために試行錯誤され誕生したのかもしれませんね!?
[レシピ] カオニャオマムアンの炊飯器での炊き方!
カオニャオマムアンは自宅で炊飯器を使って簡単に作れることができます。
簡単に用意できるものばかりで誰でも作れるレシピを見ていきましょう!
マンゴー 1個
もち米 100g
ココナッツミルク 40ml
砂糖 大さじ2分の1
塩 ひとつまみ
☆ソース
ココナッツミルク 50ml
砂糖 大さじ2分の1
塩 少々
片栗粉 大さじ2分の1
◇作り方◇
- マンゴーは一口大にカットします
- もち米は研いでおき、炊飯器に入れます。
目盛り通りに水を入れて、30分間浸水させてから炊飯します! - 鍋にソース用ではないココナッツミルクと砂糖、塩を入れて火にかける
もち米が炊けたら鍋に入れて、混ぜ合わせます - 別鍋にソースの材料を入れて火にかける
- 皿にもち米とマンゴーを並べ、上からソースをかければ完成
もち米とココナッツミルクさえ用意出来てしまえば、あとはご家庭にあるモノばかりで作れちゃうんです!
御飯の上にかかっている黄色いものはムングダール(炒った緑豆)。
香りがよくなる&食感に変化が出てより本格的な食べごたえになりますよ!
まとめ
カオニャオマムアンとは、ココナッツミルクで炊いたもち米にマンゴーがトッピングされたタイで人気のスイーツです。
この組み合わせ、日本人的には思わず首をかしげてしまいそうですが実はココナッツミルクで味付けされたもち米と甘いマンゴーとの相性がとってもいいんです。
だって『おはぎ』だってもち米だけどあんなに美味しいじゃないですか!?
意を決して一度食べてみたらきっと病みつきになりますよ!
炊飯器があれば自宅でも簡単に作ることができるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?