イタリアン、またパスタというと、日本人にもとてもなじみ深いものではないでしょうか?
数多くのイタリアンレストランが人気を博し、家庭で簡単に作れるパスタのレシピや商品も開発されています。
今回は、そんなイタリアンの代表格とも言えるパスタ料理、カチョエペペとはどんな料理なのか?
気になるカロリーから美味しい作り方のレシピまで紹介していきます。
もくじ
パスタ・カチョエペペとはどんな料理?
イタリアの首都であるローマで主に食べられているパスタ料理の一種で、少し歯ごたえが残るように茹で上げたパスタに、チーズを絡ませ、最後に上にコショウをたっぷり振りかけたら完成という非常にシンプルな作りです!
カチョエペペ(cacio e pepe)とは・パスタはトンナレッリという太いスパゲッティで作るのが一般的。
・チーズの種類は好みによりますが、本場イタリアでは基本的にペコリーノ・ロマーノというチーズが使われています。
ペコリーノ・ロマーノは、イタリアでもっとも古くからあると言われている、ハードタイプのチーズで羊の乳を原料にして作られています。
雌の羊を意味する「ペコーラ」という言葉がもとになった名前で、保存のために強めに効かせた塩分と、甘いミルクの香りが特徴です。
この独特の塩分と、羊のミルクのコク深さがカチョエペペの味の決め手になります!
パスタとチーズと胡椒の3点のみで作るというシンプルさゆえシェフの腕が試されるとも言われる奥の深い料理としても知られています。
パスタ→トンナレッリはキタッラでも代用可能!!!
チーズはペコリーノ・ロマーノ!
カチョエペペの気になるカロリーは?
シンプルな材料ですが、チーズがたくさん使われるのでそのカロリーが気になるところ。
一人前のカロリーは
- ペコリーノロマーノ50gあたり205kcal
- パスタ100g(茹で前)あたり350 kcal
- 胡椒小さじ1あたり7kcal
ちなみに塩は0kcalです。
ということでシンプルに作られたカチョエペペ一人前のカロリーはは560kcalほどになります。
たくさんチーズは入っているものの、オイルや他に具材が入りませんが、チーズがたくさん使われているのでカロリーはそれなりですね!
カチョエペペの意味、由来
日本ではまだ聞き馴染みのないカチョエペペという料理名ですが、その名前はこの料理を簡潔に表した名前なんです!
イタリア語で
- 『カチョ』は”チーズ”
- 『エ』は”〜と”
- 『ペペ』は”コショウ”
をという意味。
まさにそのまま、チーズとコショウを主に用いて作ることを表しています!
見た目そっくりなカチョエペペとカルボナーラの違いは?
チーズとコショウが使われたパスタ料理というと、カルボナーラが浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
いずれもイタリア発祥のパスタ料理であることは共通していますし、確かに見た目もわりと似ています!
ですがこの2つは麺と具材に違いがあります!
- カルボナーラには平打ちの麺やショートパスタなどが用いられることもあります
- カチョエペペはロングパスタが主流で、太麺が用いられるのが一般的です
また、
- カチョエペペはチーズとコショウだけを使ったシンプルな料理ですが
- カルボナーラには他に卵や生クリーム、パンチェッタなどのサラミが使われることが多いです。
チーズのコクだけを使い、太麺にからませて食べるのがカチョエペペらしさと言えるでしょう。
カチョエペペの作り方、超簡単レシピとアレンジ法!
このカチョエペペ、材料はチーズとコショウだけ!と非常に簡単な料理に思われますが、実際に作ってみるとチーズがダマになったりと意外と失敗が多いのです。
チーズがパスタとうまく絡むよコツを含め、手軽でクリーミーに仕上がるレシピを紹介します!
・乾燥パスタ 約200グラム
・ペコリーノ・ロマーノ 100グラム
・粗びきコショウ 好みの量
・塩 少量
◇作り方◇
- ペコリーノ・ロマーノをおろし器ですりおろします
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、少量の塩を加えてパスタを茹でます。ペコリーノ・ロマーノは塩分を多く含むチーズなので、この時塩を加えすぎないよう注意してください
- フライパンに粗びきコショウを入れます。香りがアクセントになるので、たっぷり加え他方が美味しいですよ!
- パスタのゆで汁をお玉に2〜3杯程度とり、フライパンに加え中火でじっくり火を通し、ゆで汁にコショウの香りをつけます
- ペコリーノ・ロマーノにこのゆで汁100グラム程度を数回に分けて加え、その都度よく混ぜます!
- パスタを茹で時間より少し早めに鍋から取り出し、フライパンに入れます。
- 火を止めてから、フライパンのパスタの上にチーズのソースを絡め、よく混ぜ合わせます
- 最後にお好みでペコリーノ・ロマーノ(分量外)を振りかけたり、粗びきコショウを足して完成です
チーズの脂肪分が高く分離しやすいため、ゆで汁と合わせて先に混ぜて乳化させることで美味しく仕上げることが出来ます!
この時、火にかけてしまうと固まりができてしまうので注意が必要です。
最後にパスタと混ぜ合わせる時も、必ず火を止めてから行います。
また、シンプルな味に満足したら、お好みでアレンジを加えるのもおすすめです。
もっとも簡単なアレンジは、オリーブオイルを回しかけるだけ。
オリーブの香りがアクセントになりますよ!
まとめ
今回はイタリアのパスタ料理『カチョエペペ』について詳しくご紹介してきました。
単純なようで実は作るのが少し難しいとても奥の深い料理。
材料は簡単に手に入るものばかりですので、ぜひ一度ご家庭でも挑戦してみてはいかがでしょうか?