タイ料理・チムチュム鍋とは？作り方のレシピから食べ方まで！

ヘルシーでおしゃれ!酸味・甘味・辛味の複雑さがたまらない!そんなタイ料理の人気急上昇が止まりません。

タイ料理というとトムヤムクンやガパオライスなどが王道で非常に有名ですが…せっかくなら、もっとたくさんの種類のタイ料理に触れて、お気に入りを見つけてみたくなりませんか?

今回はそんなあなたに、女性の間でひそかに人気が高まっている、チムチュム鍋についてご紹介します。

タイ料理・チムチュム鍋とは?

チムチュム（จิ้มจุ่ม）はハーブなどの薬草や野菜をたっぷり使った、タイの鍋料理のことを言います。

イメージとしては、日本のしゃぶしゃぶに近く、トムヤムクンと同じようなレシピで作られたスープに、たくさんの野菜類や肉類をくぐらせて、さっぱりいただく料理です。

ホルモンや豚肉がお店ごとの特製のタレにつけられており、スープにはこのタレも一緒に加えます。

また火を通した具材は、味噌やナンプラーをベースにした辛味のつけダレにつけて食べるのが一般的です。

スープはピリ辛のあっさりした味ですが、このお肉のタレやつけダレの味わいと合わさって、深みのある味わいが完成します。

パクチーをはじめとして、薬草やハーブは癖の強い味が好みの分かれるポイントですが、このスープとタレと合わさることによって、食べづらさが軽減されるのも人気の秘密なのです。

スパイスで食欲が湧いたり、血行も促進できたり、たくさんの野菜で栄養を摂取できたり、身体に嬉しい効果がたっぷりつまったチムチュム鍋。

女性には特に嬉しい料理ですね！？

タイ料理・チムチュム鍋　その由来や歴史は?

少し変わった響きの「チムチュム」は、「軽くつける、浸す」という同じような意味をもった「チム」と「チュム」が合わさった名前なのだそうです。

このチムチュム鍋は、タイの中でも東北に位置する広大な地域、イサーン地方の料理です。

この地方の料理は青唐辛子をふんだんに使った、辛味のはっきりとした味が特徴となっています。

多くの料理に野菜や薬草の盛り合わせがつくのですが、これはこの地方で古代から農耕文化が盛んであったからである、という考え方もあるようですよ。

タイ料理・チムチュム鍋の作り方

ピリッと美味しくて身体にも嬉しいチムチュム鍋、お家でも楽しめたら嬉しいですよね。

今回は煮込むだけ＆混ぜるだけのかんたんレシピをご紹介します。

スーパーで買える素材ばかりで、味も煮汁に辛味が入っていなかったりと初めて食べる方でも挑戦しやすいレシピではないでしょうか。

作り方

1. 食べやすい大きさに切った具材を、沸騰した煮汁に入れて煮込む。
2. そしてエスニックだれは混ぜるだけ。

とっても簡単ですね！

今日はゆっくり何品も用意している暇がない！という日も、ぱっと作って家族で美味しく食べることができそうです。

お肉の種類を日によって変えても、気分でシーフードに変えてみても美味しいですよ！
白菜やにら以外にも、パクチーを空芯菜にチェンジして雰囲気を変えても楽しいのではないでしょうか。

また、本格的な味を楽しみたいけれど、ハーブで出汁をとったり本場の味を再現するのは難しい…という方には、チムチュム鍋のセットもおすすめです。

アレンジしても楽しい!?タイ料理・チムチュム鍋の美味しい食べ方

チムチュム鍋−唐辛子

タイ料理の独特な味わいは好きだけど、辛すぎるのは少し苦手…という方は、お店ではつけダレを無しにしたり、お家で作る時は唐辛子を抜いてみるのもおすすめです。

スープと具材の旨みだけでも、複雑で美味しい味になること間違いなしです。

チムチュム鍋＋卵

韓国のチゲなどを食べる時も、味をマイルドにするためにとき卵を落とすと美味しいですよ！

ピリッとした唐辛子の辛味や、少し癖のあるハーブ類の味を卵が柔らかく包み込んでくれるので、食べやすくなります。

もともと具材に含まれている場合も多いですが、私は辛味が苦手なので、追加で入れるのが好きです!

つけダレ＋バジル

スープの出汁や具材以外にも、辛味のつけダレにも風味の強いバジルを加えることによって、さらにタイ料理らしい香りを楽しむことができます。

パクチーを使っても美味しいです。

まとめ

ここまで、タイ料理・チムチュム鍋についてご紹介してきました。

・チムチュム鍋は、野菜と薬草たっぷりのヘルシーな鍋料理
・タイのイサーン地方特有の、唐辛子の辛味が特徴的
・お家でも簡単に作ることができる
・辛いものが苦手な人も、もっと薬草の味を楽しみたい人も、自分好みにアレンジできる!

タイ料理の複雑な味わいが好きな方、有名どころ以外にも様々なタイ料理に挑戦したい方、ぜひ一度試してみてはいかがですか?