皆さんフィリピン料理といえばどんなものが浮かんできますか?
実際イメージがつきにくいかもしれませんが、米が主食として食べられていたり、醤油がメインの味付けに使われることが多かったりと、実は日本食との共通点が多い料理なんですよ!
今回はそんなフィリピン料理の中でもフィリピン全土で親しまれている人気のメニュー『シシグ』について、缶詰の美味しい食べ方や作り方のレシピまで紹介していきます。
フィリピン料理シシグとはどんなもの?
フィリピン・料理シシグ(sisig)とは、細かく刻んだ豚肉を炒めた料理です。
お肉は基本的には豚の耳やモモ、ほほ肉を使う事が多いですが、皮や内臓なども使って作られたりします。
その他にも
- 玉ねぎなどの野菜を加えてシャキシャキした食感をプラスしたり
- ニンニクや唐辛子を効かせてアクセントにしたり
- 上に卵をのせたり
と味や調理方法に多くのバリエーションがあります。
それにより味も色んなバリエーションがあるので、色々食べ比べてみると面白いですよ!
油を多めに含んだしっかりとした味の料理なので、パサつきがちなフィリピンのお米でも絡めてしっとり食べられたり、Barなどでもお酒のつまみにもよく食べられています。
そこにさっぱりした風味を加えるため柑橘系のフルーツ果汁をかけて食べるのが人気で、お店では鉄板には必ずといっていいほどカットライムなどが添えられています。
日本人にも親しみやすい味で現地フィリピン在住の日本人の間でも人気なんですよ!!
フィリピン料理シシグの歴史や意味、由来
シシグはルソン島の中央部にある、パンパンガ州というところが発祥の料理です。
フィリピンの料理は主に大きく8つの地域の料理に分類することができるのですが、このそして誕生が1732年と今から300年近くも前から作られている、フィリピンでは非常に有名な歴史の深い家庭料理です。
今でもパンパンガ州では毎年シシグフェスティバルというイベントが開催され、多くの人で賑わっています!
余ったお肉で安くシンプルに作れておかずに、お酒のおつまみにと万能なので多くの人々から愛されているのでしょうね!!
シシグの缶詰の美味しい食べ方!
家庭でも簡単に作ることができるシシグですが、現地では簡単に食べられる缶詰も人気です!
↑コチラは現地でも人気の缶詰、もちろんこのままでも味わえます。
しかし美味しく食べるなら”ひと手間”かけるといいですよ!
フライパン(鉄板ならなお雰囲気が出ますよ!)で焼きながら温め、仕上げに生玉子をのせレモン汁をかけるだけでそのまま食べるより3倍美味しいです!
是非お試しください!!!
なおフィリピンではこのような缶詰がスーパーなどで簡単に手に入るそうで、1缶あたり100円もしないほど安価なものもあるんですって。
バリエーションも豊富で、豚を使ったスタンダードなものから豚の代わりに鶏肉を使ったもの、辛みの強いものや具材を大きめに切ったものなど、種類もかなり多いみたい。
もし現地へ行ったなら是非日本へのお土産に!喜ばれること間違いなし♪
シシグの材料は?作り方のレシピ!
フィリピンではお店だけでなく家庭でも楽しまれているシシグ。
フィリピン料理と日本料理は味付けに近いところもあるので、日本でも簡単にその味を再現出来ます!
そこで今回は辛みが少なく食べやすいレシピをご紹介します!!!
・豚バラ 200g
・ミミガー 80g
・紫たまねぎ 半分〜小さいもの1つ
・パプリカ 半分
・生姜 5g
・味の素 4ふり
・にんにく 2欠け
・醤油 大さじ1/2
・マヨネーズ 小さじ1
・塩コショウ 適量
・生玉子 1個
・すだち お好みで
◇作り方◇
- 豚バラとミミガーをさいの目状(2cm角)に細かく刻む
- たまねぎとパプリカも同じように細かく刻む
- フライパンを熱してにんにく・生姜を炒めて香りを立たせる
- たまねぎを炒めて、火が通ってしんなりしてきたら、ほほ肉、レバーを加え炒める
- パプリカはお肉に火が通ったら入れる
- 味の素、マヨネーズ、醤油と塩こしょうで味付けをして、最後にすだちをかけて完成
※ミミガーは手に入れやすい味付き・袋入りのものでもOKですよ!個人的にはこの食感がシシグには欠かせないと思います♪
・味のポイントはまさしく『味の素』、フィリピンでもとても有名なんですよ。
・調味料には醤油のほかにナンプラーを使うことでよりエスニック風な味わいを楽しむことができます。
・盛り付けた後に、お好みで生卵をおとすと、しょっぱい味付けがマイルドになって、違った美味しさを感じられますよ。
色んなアレンジが可能なので、お気に入りの食べ方を見つけてみてください!
こちらの動画では、簡単に本場の味を楽しむことができる、作り方が紹介されています!
フィリピンで食べているかのような感覚を味わってみてはいかがでしょうか!?
まとめ
今回は、フィリピンでも大人気の家庭料理『シシグ』を様々な角度から紹介してきました。
まだシシグはあまり知られていませんが、親しみやすい味と食べごたえは日本でこれからもっと人気が出てくるんじゃないかな?と思います!
一度その味に触れたらきっと、現地フィリピンでも食べてみたくなること間違いなし。
まずはご家庭で缶詰or作って食べてみてはいかがでしょうか!?