最近は日本でも、世界各国の食文化を楽しむことができるようになりました。
それに伴い、日本人の食文化も多様化しましたね。
そんな現在でも「ブフ・ブルギニョン」という料理名を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか?
今回は日本人にはあまり馴染みのないブフ・ブルギニョンの意味や由来、食べ方、レシピなどを紹介します。
ブフ・ブルギニョンとは?意味と由来
フランス東部にあるブルゴーニュ地方の伝統的な家庭料理で牛肉を赤ワインで煮込んだ料理で一種のビーフチューです。
ブフ・ブルギニョンは、フランス語で(Bœuf bourguignon)、英語で(Beef bourguignon)と綴られ「ブルゴーニュ風の牛肉」という意味になります。
フランスのブルゴーニュ地方と言えば、ワインが有名ですよね!?
高級ワインとして知られている「ロマネ・コンティ」や、白ワインの女王とも呼ばれている「シャルドネ」はブルゴーニュ地方で製造されています。
その起源は?
はるか昔、まだブルゴーニュ地方が貧しかった頃、ブドウ農家の農民たちが牛肉の固いすじの部分を普段水のように飲んでいた安い赤ワインで長時間煮込んで作られたのが発祥、と言われておりもとは庶民的な料理でした。
そういった背景があるので、家庭ごとにブフ・ブルギニョンの味付けは異なります。
庶民の味だったブフ・ブルギニョンは徐々に注目を集め始め、味付けや調理法に工夫が施されるようになりました。
そして現在では家庭料理としてのみならず、高級フレンチレストランでも提供されるほど、フランスを代表する料理の1つになっています。
ブフ・ブルギニョンの味、食べ方
ブフ・ブルギニョンの牛肉は良く煮込んであるので、箸やフォークを通すとホロホロとほぐれるほど柔らかいです。
見た目は濃厚ですが食べてみると意外や意外、あっさりとした味付け。
赤ワインの香りが見事にマッチして、何度でも食べたくなるようなくせになる風味がなんとも言えません!
一緒に出されるマッシュポテトをブフ・ブルギニョンのソースに付けて、一緒に食べます。
日本のレストランではゴハンと一緒に出される事も多いのですが、もちろんライスとの相性も間違いなく良いです。
お米を細かく刻んだ人参にバターと塩少々を入れて炊飯器で炊いたキャロットライスと合わせると美味。
素材に赤ワインが使われていることもあり、同じブルゴーニュ産の赤ワインと合わせていただくと最高!
そこはすでにフランスです(笑)
ビーフストロガノフとの違いは?
似ていると言われる料理の『ビーフストロガノフ』!
こちらはロシア料理でストロガノフ家のコックが作ったと言われる人名由来のお料理。
同じ牛肉が使われていますが、作り方もビーフストロガノフはサワークリーム(生クリーム等も)をたっぷり使われているのがその特徴です。
ブフ・ブルギニョンと似ているようですが、よくよく比べると違いが明らかですね!
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ブフ・ブルギニョンのレシピ
自宅でカンタンに作ることが出来るブフ・ブルギニョンの美味しいレシピを紹介します!
・牛すね肉 600グラム
・ベーコン 150グラム
・ニンジン 1本
・タマネギ 1個
・セロリ 1本
・ニンニク 1株
・赤ワイン 適量
・小麦粉 適量
・市販のビーフシチューの素 80グラム
・塩 適量
・コショウ 適量
・バター 適量
◇レシピ◇
- 牛すじ肉を適当な大きさにカットして、塩コショウをふります。
- お肉に小麦粉をまぶして、バターをひいたフライパンで焼き両面にしっかり焼き色が付いたら、皿に一度取り出します。
- 大きめの鍋でみじん切りにしたニンニク、薄切りにしたタマネギ、1センチ台に切ったベーコンを炒めます。火が通ったら、牛すじ肉を入れます。
- 赤ワインを、具材が隠れるくらいまで入れ、市販のビーフシチューの素とセロリを入れて、煮込みます。
アクが出るのでしっかり取ってください、牛すじ肉が柔らかくなるまで、煮込み続けます。 - 牛すじ肉を煮込んでいる間にニンジンを一口大にカットして、バターをひいたフライパンで炒めながら塩コショウをして、牛すじ肉を煮込んでいる鍋に入れます。
- 具材がお好みの柔らかさになったら、完成です。
→ライスやマッシュポテト、平面のパスタやガーリックトーストと合わせ、食べてみてください!
前項で紹介したキャロットライスとも奇跡のマリアージュ、是非試してほしい組み合わせです。
・また調理の最後に水で溶かした小麦粉を入れると、とろみが付いてライスやパンとの絡みが良くなりますよ。
・芽キャベツやマッシュルームを入れるとよりフレンチ感がUPします!
ブフ・ブルギニョンの意味や食べ方やレシピ!まとめ
今回紹介したブフ・ブルギニョンは、フランス東部ブルゴーニュ地方の伝統料理です。
鍋でコトコト煮込むだけの簡単料理なので、ぜひ自宅で試してみてはいかがでしょうか。
ワインとの相性も最高なので是非お試しください!!