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ロックフォールチーズとは?驚きの起源や特徴、食べ方や合うワイン!

フランスの『ロックフォールチーズ』。
日本では知る人ぞ知るチーズですが、普段聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか!?

実はブルーチーズの代表格としても知られていて歴史のあるチーズなんですよ!

ここではそんなロックフォールチーズについて、その起源や特徴、合うワインやオススメの食べ方などをご紹介していきます。

ロックフォールとはどんなチーズ?

ロックフォールはフランス産で見た目は白く、全体的に青緑色のカビがあるブルーチーズです。

世界三大ブルーチーズの1つといわれており、ゴルゴンゾーラ(イタリア)、スティルトン(イングランド)とならび、このロックフォールが名を連ねています。

その製法が特徴的!
というのも洞窟の中で熟成させて作られているんです。

製法としては他の地域でも生産可能ですが、フランスのAOC(原産地統制呼称)の指定により、ロックフォール=シュル=スールゾン村にある巨大な洞窟で採取されたアオカビを使ったもの、またこの洞窟を利用した熟成庫で熟成させたものでないとロックフォールと呼ぶことができません

フランスの格式ある品質保証『AOC』を獲得した初めての食品でもあるんですよ!

チーズ・ロックフォールの起源

フランス最古のチーズと言われているロックフォール。

事実関係が定かではないためあくまでも伝説ですが今を遡る事、2000年以上前。

羊飼いがたまたま洞窟に置き忘れたチーズにカビが繁殖しこのチーズが完成したという伝説があります。

「ロックフォールができる前に置き忘れたチーズが最古のものじゃない?」

と突っ込みたくなりますがそこはあくまで”伝説”ということで(笑)

そのど靴がフランス南部にあるロックフォール=シュル=スールゾン村の地下にある洞窟という事で、その名が由来になっているのですね。

 

実際に作る際は・・・

  1. 洞窟内の通気性がある場所にパンを置き、青カビを付着させます。
  2. 凝乳酵素を加えた羊乳に針で穴をあけ、パンに付着した中から高品質のものを選んで洞窟内で熟成させる

という製法で昔から今でもこのように作られています。

作るのにかなり手間がかかっているというチーズとしても世界的に知られています!

チーズ・ロックフォールの食べ方や特徴は?

チーズ・ロックフォールの食べ方や特徴は?

特徴は?

ロックフォールは羊の乳で作られたチーズです。
そのため、青カビの風味も相まって、かなり匂いは独特で刺激があります

臭いと感じる方も多いかもしれません。

食べるとしっとりしており、匂い同様青カビの酸味がピリッとあります

塩味が強めで、食べていると徐々に羊乳のクリーミーさが出てくるんですね。

ロックフォールの最大手は「ソシエテ」というブランドです。
その値段はオンラインショップで100g約1500円~とお求めやすいチーズとして知られています。

 

おすすめの食べ方

青カビの刺激が強いため、慣れていない方はそのまま食べるのは刺激が強く感じてしまう可能性も・・・

そういった場合の食べ方として

  • はちみつや生クリームを付けて
  • 甘みの強いドライフルーツ一緒に

など”甘い”モノと相性がよく、食べやすくなります!

そんなに味にクセがあったら料理には向かないのではと考える方も多いかもしれませんが実はロックフォールは料理にも合うんです。

酸味はありますが塩分が強いため、

  • パスタやサラダのレシピの仕上げとして最後に散らすいいアクセントに
  • 茹でたジャガイモや焼いたパンに
  • 溶かして、ワイン、生クリームと和えてステーキのソースなどに

といった食べ方でも非常においしく召し上がることができます。

特にソースに使うと羊乳のクリーミーさ・コクがステーキの旨味といい感じにマッチして美味しいですよ。(このソースには赤身のステーキのほうがオススメ!)

その他サラミなどと併せて食べるとお酒のお供に最適です!


残った場合の保存方法

一度で大量には食べられない場合が多いと思いますが、残った場合はオーブンシートに包み密閉容器に入れて冷蔵庫のチルド室で保存しましょう。

表面から水分が出てしまっていたらクッキングペーパーでふき取るといいですね。
保存しているうちに匂いがキツくなってきたり、食べた時のピリつきが増してきた場合は熟成が進んでいる証拠です。

あまりにも熟成が進んでしまい食べにくくなってしまった場合は、カレーやシチューなどの煮込み料理に入れて使いましょう。

どんなワインに合う!?

ロックフォールに合うワイン

チーズと言えば”ワイン”は切っても切れない関係ですが、オススメの合わせ方は

→ロックフォールをそのまま食べる場合や甘みのする食材と併せて食べる場合フルーツワインがオススメです。
ロックフォールの刺激をフルーツワインが包み込んでくれる事で、よく合うんですね。

→料理にアクセントとしてロックフォールを加える場合、魚であれば白ワイン、肉であれば赤ワインがよく合います。

ロックフォールチーズの起源や特徴、食べ方や合うワインのまとめ

フランス最古のチーズと言われる、『ロックフォール』についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか!?

青カビのチーズと聞くと発酵による匂いや味を想像され”取っ付きにくそうに”思う方が多いと思いますが、ソースにしたり、他の食材と組み合わせる事で味わいが増します。

そんな奥深い味わいのブルーチーズ・ロックフォール、最初は少量購入し、サラミなど合わせやすいものと一緒にチャレンジしてみるといいかもしれませんよ。