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牡蠣を食べてあたるのは何日後?火を通した焼きやフライでは?その確率も調査!

貝類の中でもそのクリーミーさで『海のミルク』と称され人気の牡蠣。

栄養も豊富で味も美味しいとくればそりゃみんな大好きに決まっていますが、食べて怖いのが”あたる”ことですよね!?

牡蠣を美味しくいただくためにも牡蠣の”あたる”問題について、詳しく知っておきましょう。

そのためにここでは

  • 牡蠣にあたる原因・症状
  • 牡蠣にあたるのは何時間・何日後
  • 牡蠣にあたるかどうかは食べ方によってちがうの?
  • 牡蠣にあたる確率って?

といったことについてまとめました!

牡蠣にあたる原因は?

牡蠣に”あたる”というのはどういう事かというと、大体の場合は”食中毒”である事が多いのです!

牡蠣の食あたりの原因は大きく分けると

  • ノロウイルス
    11~4月に多い
  • 腸炎ビブリオ
    6月から9月ごろに多い
  • 貝毒
    4、5月に多い

この4つになりますが先の3つは食中毒になりますが、それぞれ多発する時期に違いがあるのが特徴ですね。
(あくまで”多い”だけで通年発症する可能性があります)

そして件数でいうと圧倒的に多いのがノロウイルスです。

そう、貝が安全と思われている冬に実は食中毒って多いんですね!?

 

そして最後、もう一つの原因に

身体の拒否反応・アレルギーがあります

牡蠣を食べる度に毎回症状が出る場合はアレルギーが疑われます

もし症状が軽いからといって毎度”あたる”のを放っておくとこの先「アナフィラキシーショック」など危険なことになる可能性があるので、一度アレルギー検査をしてみることをおすすめします。

牡蠣にあたるのは何日後でどんな症状が出る?

牡蠣の食あたりの原因別・あたるまでの時間・症状・回復するまでのまとめです。

あたるまでの時間 症状 回復のめやす
ノロウイルス 12時間から平均1〜2日 激しい嘔吐・下痢 2~3日続いた後
腸炎ビブリオ 8時間から平均1〜2日 激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐、吐き気 2~5日ほど
貝毒 食後約30分〜4時間以内 下痢、吐気、嘔吐、腹痛 2〜3日ほど
アレルギー 食後1〜2時間の間 腹痛、吐き気、じんましん、湿疹、ひどい場合はアナフィラキシーショック 場合による

それぞれの症状があらわれるまで数時間から数日後と差がありますね。

アレルギーの場合は個人によって感度が違い症状に幅がありますが”じんましん”、”と”湿疹”が食中毒と違う独自の症状ですね。

アナフィラキシーショックは命の危険があるのでもしおかしいなと”危険”を感じたらすぐにでも病院に行くことをおすすめします!

火を通した焼き牡蠣や牡蠣フライでもあたる事はある?

火を通した焼き牡蠣や牡蠣フライでもあたる事はある?

正確に言うと火を通した焼き牡蠣や牡蠣フライでもあたる可能性は0とは言えません!

では具体的に説明していきましょう。

まずノロウイルスと腸炎ビブリオですがそれぞれ

  • 「ノロウイルス」は75℃、1分以上の加熱
  • 「腸炎ビブリオ」は60℃で10分間、または65℃で1分以上の加熱

で死滅します。

ですが「貝毒」の場合は毒成分が熱に強く、熱処理しも毒性は弱くなりません

しかし現在では漁協や自治体によりマメな検査が行われ、規制値を越えた貝毒が検出された場合は出荷規制が行われるなどしっかりとした安全対策が取られています。

という事で我々の口に入る牡蠣に「貝毒」はほぼ無いのが現状です

農林水産省のHPでも

貝類の生産海域では、これらの貝毒による食中毒の発生を防ぐために、都道府県や生産者等が定期的に貝毒の検査を実施しており、食品衛生法の規制値を超える貝毒が検出された場合は、自主的に貝毒発生地域からの出荷を規制するようにしています。このため、市場に出回っている貝類を食べても、貝毒による食中毒が発生する心配はないので安心してください。

https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1806/02.html

このように書かれています。

結論

焼き牡蠣や牡蠣フライは”あたる確率が0とは言えません”がきちんと加熱されていればまず”あたる”ことはない

と言えるでしょう。

そして生で食べるよりは焼き牡蠣や牡蠣フライで食べたほうが食あたりの断然リスクが下がることは間違いありません!

実際に牡蠣はどのくらいの確率であたるの?

実際に牡蠣はどのくらいの確率であたるの?

よく一定の確率であたると言われる「牡蠣」ですが、実際その確率とはどのくらいのものなのでしょうか?

その答えですが正直、牡蠣であたる確率は何%とはっきり言えるものではありません!

たとえば現在出荷される牡蠣のほとんどはもちろん検査もされていてノロウイルスが含まれていないことを確認されています。

しかし個体差があるため多くのカキから何粒かとって検査し大丈夫でも、その他の多くの中の一つだけ汚染されているといったこともあります。

そして

  • 産地や時期によっても汚染が変わってくる
  • 食べる人の免疫・体力によって”あたる”場合と”あたらない”場合がある

ためはっきり総合的に”あたる確率”として割り出すことは実質不可能なんです。

あくまでたまに”あたる”人がいるので「一定の確率であたる」と言われているだけです。

 

ということで結局、牡蠣の食あたりを避けるには生で食べない事が一番有効な対策と言えますね。

牡蠣フライで”あたった”人にアンケートした結果

そこで牡蠣であたったことがある方にWebでアンケートを募りましたので、得られた結果をまとめていきます。

その内容は

  1. 年齢・性別
  2. 食べた・あたった時期
  3. 食べ方
  4. 食べた後〜症状が出るまで〜治まる経過
  5. 薬は飲んだか?
  6. 病院に行ったか?

の6点、回答者の年齢性別は20歳〜59歳までまんべんなく、男女もほぼ半々でした。

牡蠣にあたった時期が1点に集中していた!

あたった時期に関して驚いたのが回答の7割が11月〜12月であったことですが、これはノロウイルスが一番多い時期と重なります

すべての方が病院に行ったわけではなかったのですが、原因がノロウイルスだった方の割合はやはりかなり高いように思われます。

その他1番暖かい時期でも「3月」という回答でした。

やはりそれ以上暖かくなると貝類は避ける&牡蠣の流通が少なくなるのであたることがなくなるのかな?と思われます。

あたった時に牡蠣の食べ方

あたった方の6割は生牡蠣、その他も軽い熱処理だったりという方がほとんどでした。

軽い熱処理というの方は

スーパーで買った生でも食べられる牡蠣をお皿に盛り、チーズとケチャップをかけてオーブントースターでちょっと焼くオードブル的な一品で、小さな牡蠣を2,3個だったです。

軽くゆでた生牡蠣を3つ食しました。

といった感じです。

原因がウイルスや菌だった場合は死滅しなかった可能性が高いですね。

そして生牡蠣はあたる確率が高いということが分かりました。
逆にしっかり火を通すことで牡蠣での食あたりは防げる可能性が高いということですね。

症状が出るまで時間には幅がある

早い方は

夕食にいただいて、すぐくらいから気分が悪くなり、吐き気がして吐きました。
何度も吐きましたが、熱が出るほどでもなくてただ気分が悪くて横になり、また吐くという程度でした。
次の日は念のために横になっていたのですが、すぐに良くなったので軽かったのだと思います。

「夕飯で食べてすぐ」という方から

夜ご飯の時にスーパーで売ってある生牡蠣を食べました。
だいたい、19時ごろに食べてから症状が出たのは夜中の2時くらいでしたので、6時間後です。

と6時間後、

私はお昼頃に牡蠣を友人と食べ、その日はそのまま遊んでいました。するとその晩寝ようとすると(25時くらい)お腹が痛くなり下痢、その後胃がムカムカしだして嘔吐。

という昼に食べ夜にという方は約12時間後

翌日体調が悪くなったのですが、経過を見てそのまま仕事をしていました。
牡蠣を食べた翌日は仕事であり、その仕事の最中すごく違和感はありましたが、そのまま経過しました。
特に何も予防や対処することもなく、一日普通のまま過ごし、結果的にすごく症状が出てきたのはその翌日です。つまり牡蠣を食べた翌々日にすごく症状が出てきました。

翌日から本格的に症状が出たという方。
遅い方では

2日後,40時間経ったくらいに胃と腸のあたりが時々痛くなり、だんだんと痛みの間隔が短くなってきた。
夜はほとんど寝れず身体がとてもだるく感じ次の日も吐き気と下痢があったが実際に嘔吐はしなかった。水だけしか飲めず頭痛もひどかった。
2日目の朝、一晩熟睡できたのでだいぶ楽になり動けるようになった。

こちらは2日後に出た方。

症状が出るまでの時間は食後すぐ〜2日後まで偏りなくまちまちでした。

ウイルスや菌のつよさ、人により体調や免疫状態が違ったりする事で違いが出るのかもしれません。

病院、くすりは?

病院に行った方は3割、それ以外の方は水を飲んで休んでいたら回復したという回答でした。

おくすりを飲んだ方は約半数、病院でもらったものや病院に行かなかった方は自前の整腸剤を飲んだ方が多かったです。

牡蠣であたった人まとめ

結果をまとめると

・生(半生)を食べた人が大半
・11月〜12月に多い
・症状が出るまでの時間は人それぞれ
・病院に行かず耐えて治るのを待つ方が多め

という感じでした。

冬だから生でも大丈夫ということはありません!予防にはなるべしっかり火を通すことを気をが大事ですね。

症状が軽い場合は休んでいればじきに治りますが、きついと感じたら病院に行きましょう!

牡蠣にあたるのってツライ…人にうつることもあるの?

牡蠣にあたるのってツライ…人にうつることもあるの?

牡蠣の食あたりで一番多い原因の「ノロウイルス」は感染力が強く人にうつる可能性があります。

感染者の下痢や吐物から手が汚染される

その手指が触れた場所がノロウイルスに汚染される

その手を介しウイルスが口に運ばれてしまい感染

このような経路で便座やドアノブ、寝具やお風呂、タオルなどを介してうつった事例があります。

ですのでもしもかかってしまった場合や近くに感染者がいる場合は

  • 外から帰った時
  • トイレの後
  • 調理の前
  • 食事の前

にしっかり手を洗いましょう。

ノロウイルスほど感染力は強くありませんが、腸炎ビブリオにも二次感染するおそれがあるのでノロウイルスと同じように↑上記手洗い等を徹底し対策しましょう!

牡蠣を食べてあたるのは何日後?あたる確率などのまとめ

牡蠣は

  • 生で食べる場合は”あたる”可能性が高くなる
  • その確率ははっきりとはいえないものである
  • 症状の出方、出るまでの時間は人それぞれ
  • フライや焼きではまず”あたる”ことはない
  • 腸炎ビブリオやノロウイルスはうつる可能性がある

のが分かりました。

生で食べる際はそのリスクもしっかり把握しておけば様子の異変を感じても落ち着いて対処できるはず。

そして”あたる”のは絶対に嫌っ!という場合はきちんと火を通したもの(蒸し・焼き・フライなど)を食べるのがいいですよ!

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