ブンボーフエはその名の通りベトナムの古都・フエの名物料理です。
ここではそんなブンボーフエについて
・どんな料理?具材や味、起源について
・フォーとの違いは?
・家庭でも作れるレシピ
・東京で食べられるレストラン
などを詳しく紹介していきます♪
もくじ
ブンボーフエとはどんなもの?
ブンボーフエの具材や味
✔️ブンボーフエ(Bún bò Huế)はベトナムの中部地域、古都であるフエに起源を持つ、人気の麺料理です。
使われる麺は米粉でできた丸い麺の”ブン”。
スープは牛骨や牛肉ベース(豚骨mixのものもある)、そこに発酵エビソースのマムトム(もしくはヌクマム)やレモングラス、シトロングラス、チリなどで深みを感じられる味わい。
具材は牛、豚や練り物、ネギや玉ねぎなどが入るのがスタンダード、お店によってはつみれや東南アジアでよくみられる”豚の血の塊”が入っているのもよく見かけますね。
そして野菜やパクチーなどの香草、ライムなどは別皿で提供されます。
味はスープの優しい動物性の旨味が感じられつつ、レモングラスや生姜、ライムのすっきり感がいい感じ、そしてちょっぴり辛いのがいいアクセントになっています。
ブンボーフエの起源や歴史
ブンボーフエの起源については諸説ありますが、19世紀のグエン王朝時代あたりという説が有力です。
それ以前から付近では春雨が食べられていたようですが、そこから進化し”ブン”の誕生、そして宮廷料理スタイルに影響を受けながら改良が加えられ、現在の形になったいったと言われています。
ブンボーフエとフォーの3つの違い
日本においてベトナムの麺料理で最も有名な「フォー」、そちらと”ブンボーフエ”はなんだか随分似ているように見えますよね。
という事で、双方の違いを見てみていきましょう!
ブンボーフエ | フォー |
中部・フエ生まれ | 北部・ハノイ生まれ |
牛骨もしくは豚骨スープ(mixタイプもある)で辛味がある | 牛骨もしくは鶏スープであっさり |
丸麺 | 平打ち麺 |
という3つの違いがあります!
具材に関してはどちらもお店などで違いがあり、明確な差はほぼありません。
日本では圧倒的にフォーが有名ですが、ベトナムでは全国的に見るとどちらも同じように多くの人々に食されています。
ブンボーフエのレシピ
スープ作り
[材料]
牛骨(骨髄入りのものが良い): 1 kg
牛肉(薄切りや薄切りのもも肉など): 300 g 〜 500 g
レモングラス: 2本(軽く叩き香りを出す)
シトロングラス: 2本(軽く叩き香りを出す)
ショウガ: 2 〜 3片(軽く叩き香りを出す)
タマリンドペースト: 小さじ1
ヌクマム(ベトナムの魚醤): 大さじ3 〜 4
砂糖: 大さじ1 〜 2
塩: お好みで調整
水: 4 〜 5リットル
[手順]
- 牛骨を洗い、鍋に入れて水を加えます。中火で沸騰したら、アクを取りながら約1時間煮ます
- 牛肉を煮てクリアなスープを作るため、骨から肉を取り出します
- 鍋に骨、レモングラス、シトロングラス、ショウガ、タマリンドペーストを入れ、さらに1〜2時間煮ます
- スープが風味豊かになってきたら、骨と香味野菜を取り除き、ヌクマム、砂糖、塩で味を調えます
ブンボーフエの作りかた
[トッピングと具材]
牛肉(煮たものと生のものを両方用意)
豚肉(バラ肉など)
ブン(米粉の丸麺)
ネギ、スライス玉ねぎ:お好みで
野菜
唐辛子、ライム:お好みで
[盛り付け]
- 茹でたタピオカ麺をボウルに盛り、煮た牛肉や豚肉をトッピングします
- スープをかけて具材を隠すようにします
- ネギやパクチー、タピオカ麺の上に生の牛肉を散らし、ネギ、スライス玉ねぎをのせる
- お好みでチリペッパー、ライム、酸っぱい青果を添えて完成!
ブンボーフエは具材やスープのバリエーションが広く、地域によって微妙な違いがあることもあります。
お好みに合わせてアレンジして楽しんでみてください♪
麺はこちらをどうぞ
インスタントもあるんです↓
ブンボーフエが食べられる東京のお店
ベトナムフロッグ汐留店
こちらは”ブン”のメニューがかなり豊富、食べ比べて見るのも楽しいですね。
東京都港区東新橋1丁目5−2 汐留シティセンタ B1F
ベトナムBistro Vang Field 後楽園店
東京都文京区小石川1丁目16−6
ベトナム料理 バインセオサイゴン新宿
東京都新宿区新宿3丁目36−14 6・7F KAWANO ANNEX
BANH MI NGON NGON TAKADANOBABA
何ならフォーよりもおすすめされてるブンボーフエ!
東京都新宿区高田馬場4丁目17−15 秦ビル 1F
Nha Viet Nam 恵比寿本店
牛すじが入ったブンボーフエが美味しいと評判
東京都渋谷区恵比寿南1丁目18−9 TimeZoneヒルトップビル 3F
この情報は記事執筆時のものですので、ブンボーフエを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
ブンボーフエまとめ
ブンボーフエについて紹介してきました。
ベトナムではフォーと並ぶ人気の麺料理、日本でも提供しているお店が多いので是非一度味わってみてください!