ベトナムには様々な麺料理がありますが、その中で人気が高いものの一つにホイアン名物・カオラウがあります。
ここではそんなカウラウについて
・カウラウとはどんな料理?
・家庭でも作れるレシピ
・東京で食べられるレストラン
などを詳しく紹介していきます♪
もくじ
カオラウとはどんなもの?
カオラウとは?具材や味
✔️カオラウ(Cao lầu)は中部ベトナム、特にホイアンで人気がある麺料理です。
その特徴は太い麺で、讃岐うどんのようにコシが強いんです。
うどんとは違い麺は米粉を原料として作られますが、製麺の際に使われる井戸水にミョウバンが含まれているのでつよいコシが出るんですよ。
スープの量は少なく日本の”汁なし”のような感じで、むしろ”タレ”といった感じですね。
気になる味は醤油ベースの甘っ辛い日本人が好きなやつ(笑)
具材には豚のチャーシュー、レタスやもやし、ミントなどの野菜、四角く刻んで揚げたライスペーパーなどを麺が見えなくなるほどたっぷりのせられます。
レストラン(食堂)では卓上にチリやライムが置かれているのでそれらを使い好みの味にカスタマイズして楽しむことができるんですよ。
カオラウの起源や歴史
カオラウの起源は17〜18世紀頃だと言われています。
いくつかの説がありますが、当時日本人が交易をしていたホイアンに持ち込んだ「うどん」が地元の食材と味に合わさり、ホイアン独自の料理・カオラウになったという説が濃厚です。
他には中国の「乾撈麺」がルーツという説がありますが、乾撈麺は細麺で焼きそばのような感じ、甘めな味付けの方に影響を受けたのでしょうかね。
名前の由来ははっきりしていませんが、カオラウという言葉が中国語の「高樓(高い建物)」に由来しているそうなので、やはり様々な文化が折り重なって生まれたのは間違い無いでしょう。
ホイアンにはかつて(16世紀終わりころ)日本人街がありました。
その時代に日本人が建てた橋「日本橋」は現在でも観光のランドマークとなっていて、2万ドン札にも印刷されているほど有名。
カオラウのレシピ
カオラウは豚のチャーシューとそれを作るためのタレが味のキモです。
そこで豚のチャーシューと全体レシピを分けて紹介していきますね。
チャーシューを作る
[材料]
豚肩肉赤身:450g
レモングラスの茎:1本
五香粉:小さじ1
ニンニク:3かけ
砂糖:大さじ1
ヌクマム:大さじ2
醤油:大さじ2
豚骨スープ:2カップ
塩:小さじ1
植物油:大さじ1
チリペースト:お好みで
[作り方]
- ボウルに刻んだレモングラス、チリソース、ヌクマム、醤油、五香粉、塩、砂糖、刻んだニンニクを入れて混ぜる
- ボウルに豚肉をれて手で数分間混ぜる
- ラップして2時間以上冷蔵庫で休ませる
- 鍋に油を温め、豚肉を5~7分炒める
- その鍋に漬けダレ、豚骨スープを入れ弱火で約1時間30分煮る。
豚がやわらく美味しそうに出来上がりました!
ミックススパイスの五香粉はこちら
豚骨スープは簡単に作る!
カオラウの作り方
では先ほどのチャーシュー、そしてタレを使いカオラウを作っていきましょう。
麺:お好きな量で
もやし:お好みで
ライスペーパー:1枚
各種ハーブ(ミント、シソ、タイバジル、コリアンダー、ノコギリコリアンダー、水田ハーブなど)
- フライパンに植物油を入れて中火で加熱し熱くなったら、四角く切ったライスペーパー加え、黄金色でカリカリになるまで揚げ焼きする
- もやしを軽めに茹でておく
- 大きな鍋に水を入れて沸騰させ、麺を加え、柔らかくなるまで茹でる
(時間は麺に合わせて調節してください) - 麺のお湯をしっかり切り器に盛る
- 麺の上にもやしをのせ、薄くスライスした豚肉、揚げたライスペーパーをのせる
- 豚肉を煮たスープを適量かける
- お好みで各種ハーブをのせたら完成!
チャーシューを作るのがどうしても面倒な場合は、コンビニの高級チルド角煮を使うのも一つの手!
その際、タレにヌクマムや五香粉、ニンニクやお砂糖を足して使えば、割と”っぽく”なりますよ(笑)
麺は米粉の太麺で!
カオラウが食べられる東京のお店
ベトナム料理店は都内にたくさんあるものの、ベトナム中部料理を提供するお店って意外と少ないんです。。
ビアホイチョップ 中野店
本場の美味しい麺が味わえると評判です!
東京都中野区中野5丁目53−1 栗原ビル 1F
チョップスティックス 高円寺本店
こちらではカオラウはレギュラーメニューではないものの、期間限定メニューとして提供されることもあるそうです。
東京都杉並区高円寺北3丁目22−8 内
スタンドバインミー
東京都目黒区鷹番2丁目16−23 M&K鷹番 1F
この情報は記事執筆時のものですので、バインセオを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
カオラウまとめ
色々あるベトナムの麺料理の中でもかなり特殊なホイアン名物カオラウ。
しかし、日本のうどんの影響もあるからなのか(?)日本人にもとても親しみやすい味でとても美味しいんでよ。
機会があれば(むしろ作って笑)是非味わってみてください。