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ベトナム料理バインクオンとはどんな料理?レシピや美味しい食べ方!

エスニック料理のブームが到来し、注目を集めるようになったベトナム料理。

優しく、クセがない味付けが日本人にも親しまれ、フォーや生春巻きなどの人気が広がってきました。

そんなベトナム料理の専門店は現在どんどん増えているようですよ。

今回は、そんなベトナム料理の中から、作る過程から食べるまで楽しめるバインクオンについて、ベトナム語の意味から作り方&食べ方までご紹介します!

ベトナム料理バインクオンとは?

✔️バインクオン(bánh cuốn)とは、米粉から作った厚手のライスペーパーで、お肉や野菜などを包んだ料理のことです。

ベトナムの北部で特によく食べられています。

具材は主にひき肉や野菜、きくらげなどですが、他にも揚げたエビやベトナムのハム、もやしやキュウリなど、その種類は店や家庭によって様々なバリエーションに富んでいます。

地域によってはスープタイプのものもあるんだとか!?

また皮のツルっとした食感と、具材の歯ごたえの対比を楽しむことができ栄養もたっぷりと摂ることができます。

バインクオンに使われるライスペーパーは、米粉汁を発酵させたものを、鍋の上に張った布の表面にに流しかけ、薄く塗り広げながら蒸して作っていきます。

乾燥した状態で売られているライスペーパーを使う生春巻きとは異なり、ライスペーパーをその都度目の前で作る過程がバインクオンの特徴です。

ソースには、ベトナムでよく食べられているヌクチャムという合わせダレが使われます

(ヌクチャムはニュクマム[ベトナムの魚醤]とライムを絞った果汁、お酢をベースに、ニンニクや唐辛子を加え作られます)

バインクオン同様にヌクチャムもお店や過程によって材料の分量のバランスは異なり、それぞれの味を楽しむことができます!

バインクオンの歴史や意味、由来

バインクオンという名前は漢字で「餅卷」と書きます

米粉汁を蒸して作った餅のようなツルっとした生地で、具材を巻いて食べることが名前の由来になっています。

ベトナム料理は、植民地統治の時代の影響でフランス料理の要素が含まれていたり、また近隣の国で中国からの影響を色濃く受けていたりと、様々な文化を併せ持った料理です。

中国では小麦粉よりも米粉を使った料理が圧倒的に多く、バインクオンに用いられる皮が米粉汁から作られているのもその影響だと言われています。

そういうこともありバインクオンはベトナム北部で特によく食されています!

バインクオンに似た腸粉から分かる歴史

中華料理の中にはバインクオンと類似した、腸粉という料理があります

香港や広州でよく食べられている料理で、飲食店ではメインメニューとして食べられています。
米由来ということでほとんど味はなく、中に肉などの具材を巻き込んで食べたり、醤油や唐辛子、味噌やソースなどで味付けをしたりするのが一般的です!

ベトナム料理は中華料理に影響を強く受けているのという事もあり、歴史的には腸粉の方が歴史が古いと思われます。

1930〜1940年代に考案されたとされる中国の「腸粉」、その腸粉に影響を受け生まれたと言われているバインクオンはそれ以降に生まれたものと見られますね。

バインクオン(&タレ)の作り方のレシピ&美味しい食べ方

本場のバインクオンは大きな蒸し器で作られることが多いのですが、そうした機械を日本で手に入れることは困難です。

そこで、今回は見た目や食感は若干異なりますが、本場に近い味を再現できるレシピをご紹介します。

◇材料(2人分)◇

・米粉 180ml
・片栗粉 90ml
・ぬるま湯 約800ml(足りなければ少し足します)
・塩 少々
・サラダ油 少々
・ひき肉 150グラム
・玉ねぎ 半分
・きくらげ 4〜5枚
・魚醤 少々
・塩 少々
・胡椒 少々
・サラダ油 少々

 

◇作り方◇

  1. 米粉と片栗粉を入れ、数回に分けてお湯を加えながら都度かき混ぜます。
  2. 塩とサラダ油を加えて混ぜ、粉っぽさがなくなったら20分程度寝かせます。
  3. 魚醤と胡椒、スプーン一杯程度(分量外)の水をフライパンに入れ、沸騰したらひき肉を加えて水っぽくなくなるまで炒めます。炒め終わったら一度取り出しておきます。
  4. サラダ油を熱してみじん切りにした玉ねぎを炒め、香りが立ってしんなりしてきたら炒めたひき肉を加えます。
  5.  ④にみじん切りにしたきくらげをいれ、混ぜ合わせてから塩・胡椒で味を整えます。日は止めてしまってかまいません。
  6. フライパンにサラダ油をひき火にかけたら、①の生地をお玉いっぱい分すくって流し込みます。
  7. 蓋をして一分程度蒸し焼きにし、クレープのように薄く固まったらお皿に移します。
  8. 皮の手前に炒めた具材をのせ、左右を折り畳んでからくるくると巻いていき、完成です。

タレのヌクチャムは、ニュクマム・レモン汁・水。お砂糖を同じ割合で合わせ(大さじ1など…)、刻んだニンニクと鷹の爪をお好みで入れるだけ!

大変な下準備は特に必要がなく簡単に美味しいバインクオンを作ることができるので、夕飯の一品にオススメです!



生地の素を使えばより簡単に本格的なバインクオンが作れます!


手頃な価格とちょうどいい量のニュクマムはこちらがオススメ!

さらにおいしい食べ方!

出来たのもの上にフライドエシャロットやパクチーのせればより本格的な味と雰囲気が出ますよ!

さらに横にはベトナムハム(チャールア)・モヤシ・キュウリを添えるとお皿がより華やかになります。

普通にヌクチャムにつけ食べてももちろん美味しいですが、添えられたベトナムハムや香草と一緒に食べるとより美味しいですよ!

まとめ

今回は、注目のベトナム料理『バインクオン』について詳しくご紹介しました。

もちもちした食感とさっぱりなソースは癖になる味で、一度食べるとヤミツキになっちゃう事間違いなし。

ベトナム料理orご家庭でぜひ一度味わってほしい一品です!