海と山がある国土、中国と隣り合わせたその場所やフランス統治下にあったことなどから独特な食文化を持つベトナム。
そんなベトナム料理の中でも人気の高い麺料理がブンチャーです。
ここではそんなブンチャーについて
・どんな食べ物?味や起源など
・かんたん美味しいブンチャーのレシピ
・東京で美味しい食べられるお店
を紹介していきます。
もくじ
ブンチャーとはどんなもの?
ブンチャーの具材や味
✔️ブンチャー(Bún chả)は米粉のヌードル(ブン)と豚肉のミートボール(チャー)が組み合わさった、”ベトナム風つけ麺”と言われている麺料理です。
もともとはハノイなどの北部ベトナムで食べれらていて、ハノイの名物料理として知られています。
→ブンチャーの味の決め手はそのつけ汁にあります。
ベトナムの魚醤(ヌクマム)の風味に甘さ、そして酸味、辛さが調和した独特な味わいが特徴で、さっぱりとした風味と奥深さを楽しむことができます。
提供するお店によって”つけ汁”の味に違いがあり、そこが客にとって大きな選択基準になっています。
ブンチャーの起源や歴史
ブンチャーの発祥はハノイと言われていますが、その起源についてははっきりしたことは分かっていません。
いくつかの説があるのですが
ハノイの食文化を記したエッセー集「Hà Nội băm sáu phố phường」著者Thạch Lam (1910-1942)に”Bún chả”の記述があったので、1900年代前半には存在していた事は間違いなさそうです。
15〜16世紀頃、黎朝(れいちょう)が成立した時期にブンチャーの元となるものが登場した!とも言われていたりもしますがその真偽のほどは不明。
といった感じ。
しかしハノイを中心に広まり、北部ベトナムの人々に親しまれるようになったことは間違いなく、今でもハノイにはブンチャーのお店がたくさん存在しています。
美味しいブンチャーのレシピ&食べかた
美味しいブンチャーのレシピ
メインの具材となるミートボール、味の要の”つけ汁”、そして全体的な盛り合わせをそれぞれ分けて紹介していきますね。
ミートボール
[材料]
豚ひき肉: 500g
にんにく: 2 ~ 3かけ、みじん切り
玉ねぎ: 1個、みじん切り
しょうが: 1かけ、みじん切り
砂糖: 大さじ1
魚醤(ヌクマム): 大さじ2
塩とこしょう: 好みで調整
[手順]
- ボウルに豚ひき肉、みじん切りにんにく、みじん切り玉ねぎ、みじん切りしょうが、砂糖、魚醤、塩、こしょうを入れてよく混ぜる
- タネを手で丸めて適当な大きさに作る
- 中火のグリルパンやフライパンでミートボールを全体が均一に焼けるよう焼く
つけ汁
[材料]
水:大さじ10
砂糖:大さじ3
ヌクマム:大さじ2
レモン汁:大さじ3
砂糖:大さじ1
ニンニク:みじん切り小さじ1
唐辛子:小さじ1
[手順]
ボウルに材料を入れ、よくかき混ぜたら完成!
麺&盛り付け
[材料]
ブン(米粉の麺):人数分
ハーブ:(ミント、コリアンダーなど):お好みで
キュウリ、レタスなどの野菜:お好みで
[盛り付け手順]
- 大きめのお皿に茹でた麺を盛り、もう一つののお皿に野菜とハーブをトッピングします。
- 深めの器に焼いたチャーのミートボールを添え、つけ汁を注いだら完成
お好みでハーブや野菜、ソースをアレンジして楽しんでみてください♪
↓米粉で作られた細めの丸麺”ブン”
↓ベトナムの魚醤・ヌクマムも必須級の調味料です
ブンチャーの食べ方
3つの器に盛られた野菜、ハーブそしてつけ汁&ミートボール。
と思ってしまいますよね?
→ブンチャーの食べ方に正しい方法はありません、逆にどんな食べ方で楽しんでもOKです。
・麺をつけ汁につけて食べる
・麺とミートボールや野菜を一緒に食べる
・ミートボールを野菜に包んで食べる
・とにかくミートボールだけをむしゃむしゃ
と自由!
あちらではさらに、ニンニクや唐辛子でつけだれをカスタムしたり、付け合わせのニンジンやタマネギと食べたり、サイドメニューに春巻きをオーダーし一緒に食べられたりしています。
お好きな方法で自由に楽しんでみてくださいね♪
ブンチャーが食べられる東京のお店
ベトナムちゃん
大久保周辺はベトナム料理店がたくさんありますが、その中でも人気のお店がこちら。
東京都新宿区百人町1丁目19−17
ベトバル (Việt bar)ベトナム料理ダイニング
東京都新宿区西早稲田3丁目20−4 金子ビル 2F
Pho Trung ベトナムダイニング フォーチュン池袋
東京都豊島区西池袋3丁目23−8 MARUビル平井ビル B1
バインミーシンチャオ
東京都新宿区高田馬場4丁目13−9 笹尾ビル 一階
ベトナムBistro Vang Field 後楽園店
東京都文京区小石川1丁目16−6
この情報は記事執筆時のものですので、ブンチャーを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
ブンチャーまとめ
ベトナムのつけ麺・ブンチャーは日本人にも親しみやすい味でとても食べやすく美味しい麺料理です。
ベトナムレストランにはほぼ必ずあると思いますので是非一度食べてみてください!
きっと病みつきになりますよ♪