地方によって特色の違うスペイン料理ですが、北東部の地中海沿岸地域カタルーニャを代表する料理がフィデウアです。
ここではそんなフィデウアについて
・フィデウアとはどんな料理?起源や歴史まで
・簡単な本格レシピ&通販情報
・東京で食べられるレストランは?
などなど詳しく紹介していきます!
もくじ
フィデウアとはどんな料理?
フィデウアはどんな料理?
✔️フィデウア(Fideuà)は、スペインのスペイン北東部、地中海に面したカタルーニャ地域の伝統的なパスタ料理です。
パエリア(Paella)に似たシーフード料理で、パエリアが米を主な材料としているのに対して、フィデウアではパスタを主な材料として使用したもので、簡単に言えばズバリ・パスタ版パエリア!
特徴はやはり細長いパスタ(フィデウア麺と呼ばれる)が使われることで、これをパエリアと同じく平たい広いフライパンで調理します。
具材としては、シーフード(エビ、ムール貝、カニなど)、魚介類、野菜などが使われることが一般的です。
ここまで読んでわかる通り味はまんまパエリア、魚介の旨味を感じる
フィデウアの起源・歴史
フィデウアは20世紀初頭、バレンシア州の港町ガンディア(Gandia)で誕生したと言われています。
漁船の料理人ガブリエル・ロドリゲス・パストールが船上でパエリアを作る際、足りなくなったお米の代わりにパスタを使ったことが始まりです。
この料理の美味さがガンディアで話題になり、そこから地域一帯に広がり提供されるレストランが登場しました。
フィデウアの簡単レシピ
基本的にはパエリアの作り方と同じで、お米をパスタに置き換えただけ。
素材の味を生かしたシンプルな調理方法なので、ご家庭でも簡単に作れますよ!
【材料】
・フィデウア用パスタ:200g
・エビ:150g
・ムール貝:150g
・ホタテ:150g
・イカ:150g
・トマト(皮を剥いてさいの目切り):2個
・玉ねぎ(みじん切り):1個
・ニンニク(みじん切り):3片
・ピーマン(赤、黄、緑の各色、細切り):各1個
・サフラン:少々
・魚のスープ:600ml
・オリーブオイル:大さじ3
・塩:お好みで
パスタは極細のものを用意するのがポイント!イタリアの「カッペリーニ」や”フィデウア専用パスタ”も売られているのでそちらを!
【作り方】
- フライパンにオリーブオイルを加え、中火で玉ねぎとニンニクを炒めます
- トマトとピーマンを加えてさらに炒めます
- エビ、ムール貝、ホタテ、イカを加え、一緒に炒めます
- 2〜3cm長さに折ったフィデウアパスタを加え、軽く炒めます
- 魚のスープを加え、サフランを入れて色を調整します。塩で味を調えます
- 麺がスープを吸い込み、具材がふっくらと煮えたら完成
現地では完成したものに、ニンニクが香る「アイオリソース」が”ちょこん”とのせられたり、添えて出されます!
アイオリソースがあるとさらに深い味わいに↓
コダワル方向けの専用パスタ↓
パエリヤソースをそのまま使って(お米→パスタにするだけ)簡単に作ることができますよ♪
東京でフィデウアが食べられるお店
スペイン料理店ではパエリアとともにフィデウアも提供されていることが多いですよ。
スペイン料理 びいどろ 渋谷店
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町16−13 内田ビル 2F
サル イ アモール
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町12−19 第3横芝ビル B1階
La Pesquera MARISQUERIA
〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目5−5
エル・チャテオ・デル・プエンテ 御茶ノ水店
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2丁目9
この情報は記事執筆時のものですので、フィデウアを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店に確認してみるのがおすすめ。
フィデウアまとめ
日本ではまだあまり知られていませんが、とても美味しいフィデウア。
ご家庭やレストランでみんなと一緒に味わえば、食べた人みんなが笑顔になれること間違いなし!
大勢でわいわい楽しむのがオススメのスペイン料理です。