イギリスの料理といえば
という声が多いですが、その中でも特に好き嫌いはっきり分かれるのが「ハギス」です。
ここではそんな「ハギス」について
・どんな味?具材や
・起源や歴史
・国際問題に発展しかけたお話
・ハギスがいただける東京&横浜のお店
について詳しく紹介していきます♪
もくじ
ハギスとはどんなもの?その味など
ハギスの味
✔️ハギス(Haggis)は、スコットランドの伝統的な料理で、羊の内臓や穀物、香辛料を詰めたソーセージのような食べ物です。
作り方は、刻んだ羊の心臓、肺、肝臓などとオートミールをブラックペッパーやクローブなどたっぷりの香辛料を使用して作ったタネを羊の胃袋に詰め湯通しして完成!というもの。
羊の内臓からくるそのクセのある独特の風味は好き嫌いがはっきり分かれます。
現地でも好き派と嫌い派はおよそ半々に分かれるのだとか!
お肉(内臓)を細かく刻んでいるのと、オートミールを使っていることで食感がほぼなく、パテに近いような感じ。
そのグロい見た目、味、食感が相まって人によってはNGなのかもしれませんね。
私的にはレバーパテとマトンが出会った感じかな?と。そして、確かに人によって好き嫌いが分かれる味かな?と思いました。
実はスーパーフード!?
しかし一方で使われている素材にはひつじの内臓、タマネギやオートミール!
ということで、多くのビタミンやたんぱく質、食物繊維やアミノ酸も豊富で美容と健康に良いスーパーフードとも言われています。
スコットランドの本格ハギスをご家庭で!
ハギスの起源や歴史
ハギスの記録に関する最古の文献は、15世紀にさかのぼりますが、それ以前にも似たような料理が存在した可能性が高いとみられています。
その起源についてはいくつかの説がありますがそのいくつかを紹介します。
農村料理説
ハギスは農村地域で発展したと考えられており、羊の内臓や穀物、香辛料を詰めた料理が、食材の利用や保存に役立つ方法として発展した可能性があります。
戦時中の食事説
ハギスは、戦争中や食糧不足の時期に、質素な材料を有効に活用する必要から生まれたという説もあります。
内臓や穀物などが手に入りやすかったため、ハギスは節約食として広まったとされています。
料理の進化説
ハギスは様々な食材を組み合わせて発展し、地域ごとにアレンジされてきた可能性があります。
そしてスコットランド料理の重要な一部として、特にスコットランドの祝祭日や特別な行事で食べられながら進化していったと思われます。
ハギスが原因で国際問題が勃発?
ハギスに関しては一国の首脳がその味に対し公に言及した事で大きな話題に。
あわや国際問題にも発展?という騒ぎになりました。
その内容は
フランスのジャック・シラク大統領は、2005年ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ドイツのゲアハルト・シュレーダー首相との会談の中で、イギリス料理を揶揄し、その例としてハギスを指して「ひどい料理を食べるような連中は信用がならないということだ」と言及
しかしそれに対しイギリスのジャック・ストロー外務大臣は、「ごもっとも!」と発言(笑)
他にも
アメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領は、2005年のエディンバラでのG8の会合に「ハギス料理が出されることを懸念している」とジョークのネタにした
など、良くも悪くも話題になってきた料理なんです。
ハギスが食べられる東京や横浜のレストラン&Bar
関東にはハギスをいただけるレストランやバーがいくつかあります。
興味がある方はお店に足を運んで頂いてみてはいかがでしょうか!?
DEENEY’S TOKYO
日本人にも食べやすく作られたハギスがいただけると評判のお店です。
東京都渋谷区神宮前4丁目4−4 COMMUNE内 B-Flat
ザ・ロイヤルスコッツマン
お酒に合うハギスが提供されていると多くの口コミで高評価のお店です。
東京都新宿区神楽坂3丁目6−28
wyvern Scottish Gastro Pub
クセがなく食べやすいハギスという口コミが多いお店です。
神奈川県横浜市中区福富町仲通2丁目2-1
この情報は記事執筆時のものですので、ハギスを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです!
ハギスまとめ
色々な意味で話題の絶えないスコットランドの伝統料理ハギス。
その味はやはり自分の舌で確かめてみるのが一番だと思います。
ぜひご賞味あれ!