広大な国土に135の民族が暮らすミャンマーには様々な食文化が存在します。
そんなミャンマーの代表的な麺料理・モヒンガー。
ここではそんなモヒンガーについて
・どんな料理なの?
・気になるレシピ
・東京で食べられるレストラン
といった内容について詳しく紹介!
もくじ
ミャンマー料理モヒンガーとは?
モヒンガーとは?
モヒンガー(Mohinga မုန့်ဟင်းခါး)はミャンマーで朝食や昼食によく食べられる麺料理で、ミャンマー料理の中で最も有名な料理のひとつ、そして”ミャンマーの国民食”とも言われています。
作る手順は、ナマズなどの魚をハーブと一緒に煮込んだスープに細めの米粉の麺を入れ、パクチーやゆで卵、ライムなどがトッピングされ完成。
現在では味のキモになる生のナマズが入手しにくくなっているので、代用魚やドライフィッシュが使われることも多いようです。
”ナマズ”を使っていると聞くと、日本人の我々にはなんだか驚きですが、ナマズはミャンマーのみならず東南アジア地域では古くから重要なたんぱく源にされてきた人気の食材なんですよ。
モヒンガーの味
スープにナマズ、そしてターメリックやレモングラス、ガーリック、ショウガ、魚醤が使われることで独特のスパイス感と魚の旨味が感じられる味が特徴です。
さらにパクチーや天ぷら、フライドガーリックひよこ豆など多彩なトッピングで奥深い味わいになります。
現在ではミャンマーにおいて提供されるお店によって味がかなり異なっていて、おいしい店とおいしくない店の差が激しいと言われています。
とろみのある無しや、辛さの塩梅や麺などが違ううえ、具材のバリエーションもかなりたくさんあるので、人それぞれお気に入りのお店があるんだとか。
モヒンガーの起源・歴史
✔️モヒンガーの起源は実ははっきり分かっていません・・・。
しかしコンバウン朝時代(1752~1886年)の文献にモヒンガーと思われる麺料理が見られているので、すでにその頃には一般的な麺料理として食べられていたのでは?という説があったり。
さらに遡りピュー時代(紀元前2~9世紀)には米粉で麺を作っていた様子が発見されており、これがモヒンガーの起源では?とも言われているようです。
モヒンガーのレシピ!
ミャンマーの食材は日本で手に入れにくいものも多いですが、工夫すれば家庭でも現地の味が十二分に楽しめる美味しいモヒンガーを作る事ができます。
<スープの材料>
- ナマズ(ドライフィッシュでも良い):80g
- 玉ねぎ:1個、細かく刻む
- きな粉:小さじ2
- ガーリック:3片、みじん切り
- ショウガ:1片、みじん切り
- レモングラス:1本、外皮を剥いて押し潰す
- ターメリック:小さじ1/2
- カユパルピュ(チリパウダー):小さじ1
- 魚醤:大さじ3
- 水:4カップ
- ピーナッツ油:大さじ2
- 塩:お好みで調整
【作り方】
- ドライフィッシュを水で洗い、30分ほど水に浸けて戻します。その後、手でほぐしておきます。
- 鍋にピーナッツ油を熱し、オニオン、ガーリック、ショウガを加えて炒めます。香りが立ってきたらターメリックとカユパルピュ、きな粉を加えてさらに炒めます。
- ドライフィッシュとレモングラスを鍋に加え、水を注ぎます。
魚醤を加えて混ぜ、中火で20〜30分間煮込みます。(途中で必要に応じて水を追加し、スープの濃さを調整します) - スープを漉して、魚の骨や残りの具材を取り除きます。スープを再び鍋に戻し、塩で味を調えます。
- 茹でた米麺を盛り付け、スープを注ぎ、トッピングを飾れば完成♪
トッピングには、ライムやゆで卵、パクチーやフィッシュボール、フライドガーリックや刻んだ唐揚げや厚揚げなど、お好みで色々のせると美味しいですよ!!!
ナマズはこちらを
現地の米粉麺「モンバッ」は手に入れるのが難しいので、ベトナムの「ブン」で代用
香ばしくて意外と使えるピーナッツオイルは一本あると便利
東京でモヒンガーが食べられるレストラン
高田馬場はミャンマー料理店が多く、お店の中も現地の人が多いことで有名。
ということで、高田馬場2店舗と西日暮里のお店をご紹介!
Nong Inlay ノング インレイ
東京都新宿区高田馬場2丁目19−7 TAK11
Spring Revolution Restaurant
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里2丁目25−1 311Station Garden Tower 3F
TAUNGGYI CAFE & BAR(タウンジーカフェ&バー)
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2丁目19−7 タックイレブン高田馬場
この情報は記事執筆時のものですので、モヒンガーを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店に確認してみるのがおすすめ。
まとめ
いかがでしたか?
ミャンマーの国民的麺料理モヒンガーは日本人にとってのラーメンのようなものといった感じ。
おそらく味の好き嫌いはあるかと思いますが、クセになる味なのでミャンマー料理レストランやご家庭で(ちょっとハードルが高いけど)味わってみてください!