モーレ・ポブラーノとは？旨レシピから東京で食べられるお店まで

スペインの植民地化と、その土地の産物とで独自な食文化が見られるメキシコ。

その中でも異彩を放つ料理がモーレ・ポブラーノです。

ここではそんなモーレ・ポブラーノについて

・どんな食べ物？味や起源など
・おうちで作れるかんたんレシピ
・東京で食べられるお店

について紹介していきます。

モーレ・ポブラーノとは？
- モーレ・ポブラーノについて、味や材料、調理法など
- モーレ・ポブラーノの起源・歴史
美味しい！モーレ・ポブラーノのレシピ
モーレ・ポブラーノが東京で食べられるレストラン
モーレ・ポブラーノまとめ

モーレ・ポブラーノとは？

モーレ・ポブラーノについて、味や材料、調理法など

✔️モーレ・ポブラーノ（Mole Poblano）はメキシコの伝統的な料理の一つで、チョコレートを使った濃厚なソースが鶏肉にかけられた料理です。

やはり特徴は”ソース（モーレ）”、チョコレートの他にチリ、スパイス、ナッツ、種、乾燥果実、ハーブなど数十種類もの材料が使われ、それらの材料が調和して複雑な味わいなのがポイント。

トウモロコシのトルティーヤや鶏肉、七面鳥（ほか豚肉のものもある）にモーレが添えられて提供されます。

気になる味は、たくさんのスパイスが使われているので複雑でスパイシーな味わい、今まで食べたことがない不思議な味でうまく説明ができない・・・泣

ぶっちゃけチョコの甘さは感じません！

→カレーやビーフシチューなどにも隠し味でチョコレートが使われますが、チョコの味はしないのと同じ、要は隠し味なんです。

モーレ・ポブラーノの起源・歴史

モーレ・ポブラーノのソースの”モーレ（モレ）”はメキシコがスペイン植民地時代に食べられていたと言われています。

その頃はまだカカオは入っておらず、チリやスパイスなど数十種類の食材をすり潰して何時間も煮込むもので、冠婚葬祭の特別な日に食べる料理でした。

そののち（500年ほど前）プエブラ州でモーレ・ポブラーノが誕生したと言われていますが、異なる説があります。

以下に主要な説のいくつかご紹介します！

プエブラ州の修道院説

一つの説によれば、モーレ・ポブラーノはプエブラ州のシスター修道院で生まれたとされています。

16世紀にスペイン植民地時代にメキシコにやってきたスペイン人と現地の食材とが融合し、独自の料理が発展したとされています。

修道院で行われる祭りや特別な機会のために、修道女たちが特別なソースを作り出したという説です。

プエブラ大聖堂説

別の説によれば、モーレ・ポブラーノはプエブラ大聖堂（Catedral de Puebla）の建設の際に、聖職者たちによって創作された料理だとされています。

大聖堂の建設資金を集めるために行われた祝祭の際に、多くの食事が提供されたと言われており、その中でモーレ・ポブラーノが創作されたという説です。

先コロンブス時代の伝統説

モーレ・ポブラーノは先コロンブス時代からの伝統的な料理であり、アステカ文明などの先住民族の食文化との影響が結びついてできた料理だという説。

アザーるくん

など、しかしどの説でも1500年あたりのようで、時期はその辺りで間違いないみたい！

美味しい！モーレ・ポブラーノのレシピ

モーレ・ポブラーノはとても複雑な味わいのソース、本格的に作るとなると何種類もの乾燥唐辛子を用意したりとかなり難易度が高いです。

ここでは手順を簡単にした基本的なモーレ・ポブラーノのレシピを紹介。

それでも使う食材が多かったりと大変ですが、頑張ってみてください!!

【モーレ・ポブラーノの材料】

・チリパウダー：20g
・トマト：3個（焼いて皮を剥いたもの）
・たまねぎ：1個（みじん切り）
・ニンニク：4、5片（みじん切り）
・クローブ：4、5つ
・シナモンスティック：1本
・ライムの葉：数枚
・アーモンド：1/4カップ
・レーズン：1/4カップ
・チョコレート：1/4カップ（無糖のもの）
・オリーブオイル：1/4カップ
・丸鶏：1羽（皮を剥いてカット）
・塩：お好みで
・ゴマ：お好みで
・サトウキビシロップまたは砂糖：お好みで

【作り方】

チキンの準備