数多くあるカクテルの中にはどういったものなのか名前から想像がつかないカクテルがあります。
今回紹介する「xyz」もそんなカクテルの一つです。
ここではそんなxyzについてカクテル言葉や名前のの意味、度数から美味しい作り方まで気になるすべてをまとめました。
xyzのデータ | |
タイプ | ショートカクテル |
アルコール度数 | 28度前後 |
ベース | ラム |
味 | 中口 |
カクテル言葉 | 永遠にあなたのもの |
もくじ
xyzとはどんなカクテル?名前の意味や度数は?
xyzはラムをベースにコアントロー(リキュール)とレモンジュースで作られたショートカクテルです。
その名前の意味は諸説ありますがアルファベットの最後の3文字「XYZ」ということから、これで以後これ以上のものはないでないであろう”究極のカクテル”という意味が込められている、という説が有力です。
また「今夜はこれで終わり(xyz)」という事で寝酒を意味している、という説もあります。
xyzの味
甘さは控えめで爽やかな飲み口です。
xyzの味はラムのほんのり甘苦さにコアントローのオレンジの香り、そしてレモンのスッキリさが合わさると、しかしアルコールらしさはそれなりに感じられるので人によっては”濃い”と感じるかもしれません。
xyzのアルコール度数
xyzのアルコール度数は28度前後になります。
使われるお酒はラム酒とコアントローが40度ほど、レモンジュースが入ることで30度、シェイカーに氷を入れ降ることで若干薄まるということで28度前後というわけです。
xyzのカロリー
xyzのカロリーはショートカクテルグラス1杯で160kcalほどになります。
ちなみに使われる材料それぞれのカロリーは↓
ホワイトラム 100g=240kcal
コアントロー 100g=320kcal
レモンジュース 100g=26kcal
となっています。
お酒は甘い物・アルコール度数が高いものほどカロリーは高くなります。
1杯の量は少ないですが、アルコール度数、糖度の高いものを組み合わせているのでこのようなカロリーになってしまうんですね。
xyzの由来や歴史
xyzは1910~20年の間にイギリス、もしくはアメリカで「サイド・カー」の別バリエーションとして誕生したと言われています。
正式に世に出たのは1922年、ロバートベルメール著のカクテルブック『カクテルズ』内での事でした。
しかしそこで紹介されていたxyzはベースにジンが使われるなど今のものとは違ったレシピでした。
現在のレシピはXYZは1930年に出版された『サボイカクテルブック』に登場していることが確認されています!
100年以上の歴史があるなんてとても趣深いですね!?
xyzのカクテル言葉は?
「永遠にあなたのもの」という言葉は「xyz」の”これで最後”という意味にもかかっているのかもしれませんね。
気になる微妙な距離のあの人と2人で飲む際、xyzを飲めばそれはもうひとつのサイン。
逆に異性と飲む際に何も考えずxyzを飲んでしまったら勘違いされちゃうかも(笑)
xyzの作り方のレシピ&アレンジ法
基本のXYZの作り方
これが基本!最もスタンダードな分量でのxyzの作り方です。
◇材料◇
・ラム 30ml
・コアントロー 15ml
・レモン・ジュース 15ml
◇作り方◇
- グラスを氷で冷します。
- 材料3種とロックアイスをシェイカーに入れ振る
- 氷を除いたグラスに注げば完成!
こちらが基本です。
技術的には難しいことはなにもありませんね!
スッキリ甘みは少なめですが、”甘いのがいい”という方はガムシロップで味を調整するといいですよ。
アレンジすると「マイアミ」に
ミント味にアレンジすればマイアミというカクテルになります。
◇材料◇
・ラム 30ml
・ホワイトミントリキュール 20ml
・レモン・ジュース 5ml
◇作り方◇
基本のものと作り方は同じです。
日本では基本のものから分量を変え”マイアミ”として提供されることが多いのですが、欧米でマイアミと言えばこのレシピで作ったものの事をいいます!
その他に基本のレシピに使われる「ラム」を
・ブランデーにすると「サイドカー」
・ウオッカにすると「バラライカ」
・ジンにすると「ホワイトレディ」
変えるだけで違う名前のカクテルに早変わり!!
xyzのカクテル言葉、度数、作り方のまとめ
xyzは
- ラムベースのショートカクテルである
- 長い歴史を持つカクテルである
- 度数は28度ほど、味はスッキリ甘さ控えめ
- カクテル言葉は「永遠にあなたのもの」
- アレンジしやすい
というカクテルでしたね。
深い夜にゆっくりしっとり楽しみたいカクテルです。
あなたも意味深なxyzを味わってみませんか!?