世界にはたくさんの国があります。
国の数以上にさまざまな文化があるのはもちろんですが、伝統料理も国の数以上に存在しています。
今まで知らなかった料理を知り、実際に食べてみるのはワクワクしますよね。
ガスパチョという名前の料理を知っていますか?
今回はガスパチョの特徴や言葉の意味、そしてスープパスタにも応用可のかんたんレシピを紹介します!
ガスパチョとは?気になる特徴や味など
ガスパチョ(gaspacho)とは、スペイン発祥のパンとたくさんの野菜が入った冷製のトマトスープのことです。
トマト他にキュウリやタマネギ、パプリカなどが入っていて、栄養も満点です。
”飲むサラダ”と言われているほど、ヘルシーなスープですよ!
トマトの甘い酸味と、ニンニクの香ばしさが食欲を促してくれます。
野菜特有の甘みとコクも引き出されていて、食欲がない暑い夏でも食べきれてしまう味です。
見た目もカラフルでキレイですね!?
欧米ではこのスープに大盛りの角切りのヤサイ&ペンネやショートパスタと合わせサラダとしてもよく食べられたりしています!
ガスパチョの歴史や起源、意味&由来
ガスパチョはスペインのアンダルシア地方が発祥です。
1800年代初頭の書籍にはそのレシピが残っていることからそれ以前から親しまれていた事は間違いなさそうです。
ガスパチョが生まれた当初はパンとニンニク、水、酢、塩のみからととてもシンプルに作られていました。
その後19世紀頃までに、トマトやキュウリなどの野菜が入るようになりました。
ガスパチョは一般的にトマトが入っているため赤い色をしていますが、トマトが入っていない白い色のガスパチョも存在しています。
またガスパチョはスペインのお隣、ポルトガルでも食べられています。
ポルトガルのガスパチョは、パンをたくさん入れるのが特徴です。
スペインやポルトガルにとどまらず、ガスパチョはヨーロッパ各地で良く食べられています。
冷製スープですが、寒い日でも皆好んで食べるほどの人気の一品です。
名前の由来&意味
ガスパチョの名前の由来は大きく分けて3つの説があります。
1つ目は
アラビア語で「びしゃびしゃしたパン」を意味する、「ガスパチョ」から付けられた説です。
次に2つ目は
ラテン語で「かけら」を意味する「カスパ」から名前が付けられた説。
そして最後の3つ目は
ヘブライ語で「バラバラにちぎる」を意味する「ガザズ」から付けられた説です。
どれも当てはまるのでそれっぽい気がしますよね!?
ガスパチョのレシピと簡単アレンジレシピ
ガスパチョは自宅でも簡単に作ることができます。レシピと、簡単パスタアレンジ方法を併せて紹介します。
■レシピ
□材料(5人分)
・フルーツトマト 500グラム
・キュウリ 3分の1本
・赤パプリカ 1個
・タマネギ 15グラム
・ニンニク 3グラム
・バゲット 2切れ
・水 50㏄
・オリーブオイル 100グラム
・白ワインビネガー 大さじ1
・塩 小さじ2分の1
・粉パプリカ 4ふり
□作り方
- お湯をわかしてトマトを入れます。30秒たったらトマトを取り出して、冷水に浸し皮をむきます
- バゲットの中をくり抜きます。くり抜いたものは適当な大きさにちぎって、器にいれます。
水をかけて良く染み込ませます - パプリカのヘタと種を取り除きます。パプリカとキュウリの一部は2㎜の角切りにして、残りはざく切りにします
- トマトは適当な大きさに、ニンニクは半分に、タマネギはざく切りにします
- バゲットが水を吸ったら、軽くしぼります
- トマト、角切りにしたパプリカとキュウリ、ニンニク、タマネギ、バゲット、オリーブオイルをミキサーにかけます
- 良く混ざり合ったら、塩と粉パプリカ、白ワインビネガーを加えてさらにミキサーにかけます。
- ザルでこします。
- 器に注いで、角切りにしたパプリカとキュウリを上に乗せれば完成です!!!
ちょい足ししてパスタアレンジ
上記レシピに、味噌を大さじ2.5を加えるだけです。
白ワインビネガーを加えるタイミングで一緒に味噌を入れてください。(後からでもOKですよ)
味噌のコクがガスパチョの味を一層引き立ててくれます!
フェデリーニやカッペリーニなどの細めのパスタにかけてスープパスタとしてもとっても美味しく食べられますよ!
茹でた海老、焼いたナスやズッキーニ、アスパラを添えると見た目も豪華になりより食べごたえもUPします。
様々な具材でアレンジ可能ですが、”焼き”モノをプラスすることで香りが良くなるのでおすすめです!
まとめ
ガスパチョはスペインのアンダルシア地方発祥の冷製スープです。
ヨーロッパ各地では季節を問わず広く好まれていて冬でも飲まれることも多いんですよ!
ミキサーがあれば自宅でも簡単に作ることができるので、ぜひ一度試してみてください。