世界には私達の知らない美味しい料理がまだまだ沢山存在しています。
『ファヒータ』という料理をご存知ですか?
”あ、なんかタコスみたいなやつ?”そう思った方は素晴らしい!!!
今回は、そんなファヒータとは一体何料理なのか?その由来や特徴、美味しい食べ方やタコスとの違いなについても紹介していきます。
ファヒータはどういうもの?
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ファヒータ(Fajita)とは、トルティーヤに具材をはさんで食べる『テクス・メクス料理』です。
そんなテクス・メクス料理はメキシコ風のアメリカ料理の一つです。
テクス・メクスはテキサス風にアレンジされたメキシコ料理と言っても間違いではないのですが、メキシコで現地人にとっては馴染みの薄い料理なんです。
そしてトルティーヤはとうもろこしや小麦粉で作った伝統的な薄焼きパンです。
これを読んでいる方は目にしたことがある方や実際に食べた事がある方も多いですよね?
肉と野菜をグリルしたものがジュージューと熱々のまま運ばれてきます。
そんな”トルティーヤに肉料理を挟んで食べるもの”をファヒータと言います。
ファヒータの起原や種類
ファヒータは、スペイン語で「帯」「ガードル」「ベルト」という意味です。
牛肉のハラミ(横隔膜)の部分をファヒータと呼ぶアメリカの地域もあり、発祥もアメリカ南西部だと言われています。
特にテキサス州では、行事の際に振舞われ人気になったと言われています。
当時は、このトルティーヤに挟む肉はハラミだけと言われていました。
タコスとの違いは?
トルティーヤで挟む食べ物として、ファヒータはタコスととても良く似ていますよね。
その違いとは何なのでしょうか?
どちらも中に入れる具に厳密な決まりは存在しません。
ひき肉や豚肉をスライスして焼いたものを挟むこともあるようで、中に入れる具に関してはとても地域色が出るようです。
実際にはほとんど同じものなのですが、違いを挙げるとすれば3点あります。
まずは
タコスはトマトベースの唐辛子やコリアンダー等で味付けをした”サルサソース”をかけたり、ライムを絞って食べます。
メキシコ発祥のタコス。
それがメキシコ人がアメリカに持ち込み”名前の含め”独自発展したのがファヒータと考えられています。
そして3つめ
今では”肉と付け合わせの野菜が熱々のまま出されトルティーヤで挟んで食べる”、という料理をファヒータと呼んでいます。
どちらかというとファヒータの方が「ザ・肉」というイメージですね。
メキシコからの移民が多かった地域で独自に発展していったようです。
日本でも米軍基地のあった場所を中心に広まって来ています。
現在はアメリカで大手チェーン店もタコスを食べられるようになり、方やファヒータは専門店も出来ている程どちらも人気です!
ファヒータの基本レシピ+αで更に美味しい
鉄板で焼いたお肉+αとトルティーヤを並べて、手巻き寿司感覚でパーティ。
ファヒータはみんなでワイワイ食べるのが美味しいですよ!
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お家パーティーにピッタリ、ファヒータのレシピ
□材料
・牛肉※以前は、ハラミでしたが最近では鶏肉や豚肉が使われたものもあります。
・ピーマン
・赤ピーマン
・玉ねぎ
・あら塩
・ブラックペッパー
・ガーリックパウダー
・チリパウダー
・クミンパウダー
・サラダ油
・トルティーヤ
□定番ファヒータの作り方
- 牛肉には塩を振り、玉ねぎとピーマンは繊維に沿ってスライスする。
- フライパンでサラダ油をひいて野菜を炒める。
- 野菜を片側に寄せて肉を焼く。
- 牛肉に焼き目が付いたらブラックペッパーをし両面を焼く。
- 両面焼けたら、適宜ガーリックパウダー、チリパウダーやクミンパウダーで味付けを野菜と同じように食べやすい大きさにカットする。
- 野菜と肉を皿に乗せて、トルティーヤで挟んで食べる。
※サルサソース等でディップしても美味しいです。
牛肉のハラミが一番食べ応えがありますが、鶏肉や豚肉にしても美味しいです。
また、海老も相性抜群ですね。
ディップするソースは定番のサルサも美味しいですが、アボカドとあら塩を混ぜただけのアボカドソースでも美味しいですよ!
まとめ
ファヒータは、日本に伝わってまだ日は浅いかもしれませんが、アメリカ南部では歴史があり、良く食べられていた料理です。
またタコスとの違いからも分かるように、アメリカとメキシコの歴史に背景があるという部分もとても興味深いですよね!?
作り方もシンプルですし、今ではスーパーなどで簡単にサルサソースやアボカドが手に入りますので、是非どんな歴史から生まれた料理なんだろうかと思い巡らせながら、作ってみるのも良さそうですね。
現在では都市部にファヒータ専門店も出来ているようですので本場の味を味わいに足を運んでみるのも楽しいかもしれませんね!