1800年代にイギリスの植民地となり、中国や南インド、インドネシアなどから多くの労働者が移り住み多様な食文化が形成されていったシンガポール。
そんなインドネシアにおいて朝食メニューの1つとして親しまれているのがロティプラタです。
ここではそんなロティプラタについて
・どんな料理?(味や起源についてなど)
・かんたん美味しいレシピ
・東京で食べられるお店
をくわしく紹介、役立つ内容になっていますので最後までご覧になってみてください。
もくじ
ロティプラタとはどんな料理?
ロティプラタとはどんな料理?
✔️ロティプラタ(Roti Prata) はシンガポールおよびマレーシアとその周辺地域で親しまれているインド系パンの一種で、小麦粉にギー(インドバター)や卵を加えて焼いたナンのような食べ物で、カレーソースにつけて食べられます。
プレーンなものが主流ですが、タマネギやハム、マッシュルームやナッツ入りのものなど、様々なバリエーションがあるのもポイント。
朝食や軽食として食べられることが多く、小さな食堂・屋台、ショッピングモールのフードコートなどで提供されてます。
ロティプラタの起源、歴史
ロティ は「パン」、 プラタは、「平たい」という意味のヒンズー語の言葉であることからもわかる通りインド料理に起源を持つロティプラタ。
→その起源は南インド(主にタミルナードゥ州)であるとされています。
南インドには伝統的なパラータ(Parotta)と呼ばれるパンの一種があり、これがロティプラタの原型となったと考えられているのです。
それを移民労働者がシンガポールに持ち込んで広がり現在に至る、というわけ。
具体的な起源や発祥地については異論もあるようですが、この説が最も有力なものとして知られています
ロティプラタのレシピ
材料はとーってもシンプルなインド風”パン”、ちょっとしたコツはあるものの意外と簡単に出来ますよ。
【材料】(4人分)
・小麦粉:300 g
・水:200 ml
・ギー(バターでも可):大さじ2
・塩:小さじ1/2
・砂糖:小さじ1
・サラダ油:適量
【作り方】
- ボウルに小麦粉と塩を入れよく混ぜ合わせ、そこに水を少しずつ加えながら、生地をよくこねます
さらにギーを生地に加え、生地がしっとり・滑らかになるまでこねます - こねた生地をボウルに戻し、乾かないよう表面に油を塗り、上からラップや湿った布をかけて約30分間休ませる
- 生地を細長く伸ばし、一方向に折り畳みます。
折り畳んだ生地を再び伸ばし、また折り畳む工程を繰り返し、生地が多層になるようにします - 生地を小さな球状に分割し、ボウルに戻して約15分間休ませます
- 休ませた生地を取り出し、手で引っ張りながら円形になるように伸ばします
- サラダ油を加え、中火で熱したフライパンに生地を置き、両面がきつね色になるまで焼きます。
この生地をカレーソースにつけて食べたり、練乳やバナナ&チョコシロップをのせ食べたり、色々な食べ方が楽しめます!
書き出すと材料や工程は少ないですよね。
しかし、この料理の一番のポイントは生地の折りたたみ方&広げ方にあります。
広げ方については動画で見るのが分かりやすいので↓こちらを参考にしてみてください♪
バターではなく、「ギー」を使うことでより本格的な香り、甘みが味わえますよ。
禁断の冷凍ロティプラタ!!!
ロティプラタでカヤトーストが食べられるお店
まだあまり日本で知られていないロティプラタ、提供されているお店は少ないんです。。。
シンガポール海南鶏飯 日本橋タワー ダイニング
東京都中央区日本橋室町2丁目1−1 日本橋三井タワーB1
シンガポールホーカーズ 立川
こちらでは「ロティ ディップ」という名でメニューにロティプラタがあります!
東京都立川市柴崎町2丁目3−7 タイムズカーレンタル立川駅南口店 2F
この情報は記事執筆時のものですので、ロティプラタを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店に確認してみるのがおすすめです。
ロティプラタまとめ
シンガポールの”インド料理”という面白いロティプラタ。
作ってor冷凍のものなどで簡単に食べられるので朝食や小腹が空いた時などに楽しんでみてはいかがでしょうか。