メキシコのスープ・ポソレとは？美味しいレシピや東京で食べられるお店まで

実はスープ料理が充実しているメキシコ料理、その中でもひときわ有名なのがポソレです。

ここではそんなメキシコのスープ・ポソレについて

をくわしく紹介していきますので、ポソレの魅力を感じてくれたら嬉しいです♪

メキシコのスープ・ポソレとは？

ポソレとはどんなもの？材料や味は？

そこにタマネギ、チリペースト、にんにく、オニオン、コリアンダー、塩などが使用されスープを風味づけされます。

メキシコでは非常に人気があり、特に祝祭や特別な機会の際に食べられることが多い料理でなんですよ。

そして面白いのが、スープが赤いもの、緑のもの、白いものという3つのバリエーションがあるところ。

それぞれの特徴は

白のポソレ・ブランコ（Pozole blanco）

鶏のダシ、もしくは豚のダシの白いスープでチリペーストやグリーントマトが使われないもの。

見た目通りシンプルでヘルシーな味わい。

赤のポソレ・ロホ（Pozole rojo）

白いスープに、エンチラーダソース（チリやトマトが使われたソース）が入ることでスープが赤くなっています。

エンチラーダソースは辛さというよりは、”コク”を出すために使われ、見た目ほど辛くない場合が多いです（例外もあり）。

緑のポソレ ベルデ（Pozole Verde）

こちらは白いスープに、グリーントマトにパクチー、ハラペーニョ（青唐辛子）などが入ることでスープが緑になっています。

グリーントマトはその見た目から”酸っぱそう”に見えますが、実は全然！程よい酸味と甘みで爽やかな味わいです。

そしてハラペーニョの量にもよりますが、これがなかなか辛いんです。。

ポソレの起源・歴史

ポソレの起源に関してはいくつかの説があり、どの説も起源は15〜16世紀頃であようです。

いくつかある説の中で有力なものを3つご紹介します！

アステカ文明の影響

アステカ文明（15世紀ごろ）に由来する料理であるとされている説。

アステカ文明ではトウモロコシが重要な食材であり、祭りや宗教儀式の際にポソレが食べられたと言われています。

この時代にはなんと、人肉を入れたポソレが食されていた！とも言われていますが、真偽のほどは定かではありません。

スペイン植民地時代

別の説によれば、ポソレはスペイン植民地時代（16世紀ごろ）にスペイン人と現地の食材とが融合した結果として生まれた料理だとされています。

スペイン人が新しい食材や調理法を持ち込んだことで、ポソレが進化したという説です。

例えば、現代のポソレにはスペイン風のスパイスや調味料が加えられることがあります。

先コロンブス時代からの伝統

先コロンブス時代（先史時代-16世紀）からの伝統的な料理で、トウモロコシと肉を組み合わせた食べ物が古代から存在していたという説。

アステカだけでなく、他の先住民族も同様の料理を作っていた可能性があります。

ポソレの歴史や起源は複雑で、様々な要素が組み合わさって現在のようになったという可能性があります。

現代のポソレは、メキシコの豊かな食材と文化の融合を象徴する料理と言えますね。

ポソレのおいしいレシピ

【材料】（6-8人分）

【作り方】

1. 缶の水を切ったホミニーを鍋に入れ、豚肉と鶏ガラスープ、エンチラーダソースを加えて煮ます。
2. 中火から弱火で約2時間、トウモロコシが膨らみ、豚肉が柔らかくなるまで煮込む。
3. 豚肉が柔らかくなったら、たまねぎ、ニンニク、クミン、オレガノを加えてさらに30分煮ます。
4. グランデチリのペーストを加え、パクチーを入れ塩で味を調え、さらに15分ほど煮込みます。
5. 器に盛り、お好みでトッピングを盛り付け完成

✔️鶏ガラスープはチキンブイヨンを水に溶かせばOK！

ホミニー缶はこちらがおすすめ

エンチラーダソース

ポソレが東京で食べられるレストラン

テピートTepito

東京都世田谷区北沢３丁目１９−９

Modern Mexican CABOS

〒108-0014 東京都港区芝５丁目９−８ Gems田町 1F

LA FIESTA

東京都港区六本木3-15-22 陽光セントラルビル 1F、2F

この情報は記事執筆時のものですので、ポソレを”狙い撃ち”される場合は、あらかじめお店にご確認してみるのがおすすめです！

ポソレまとめ

3種のカラーがあるというのがなんとも面白いスープ・ポソレ。

提供されているお店は東京でも少ないので、頂くにはなかなか難易度が高いこのスープ。

素材さえ揃えてしまえば以外と簡単なので、おうちで作ってみてはいかがでしょうか？